下流社会 新たな階層集団の出現/三浦 展
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団塊ジュニアつまり僕と同世代近辺では48%が自分は下流階層に属していると考えているらしい。この本では下流階層集団に共通して見える傾向を資料を駆使して披露している。


下流階層はパソコン好き、テレビゲーム好き、一人が好き、コミュニケーション下手、ファーストフード好き、自分らしさを求める、晩婚、自民党好き、フジテレビ好きだそうである。

比して上流の注目した特徴はコミュニケーション上手、目的意識がある、自立心が強い、てきぱきしているなどである。 では上流になるため手始めに何からすべきか。

下流階層は朝食を食べないことがある45%である。 皆さんきちんと朝食を摂り家族と会話しましょう。

あと自分には能力があると思い込まないようにしましょうね。(全能感は下流階層の特徴です)


そしてこういった下流社会は固定化するので、我々の育児にも長い目で関わってきます。

自分の子どもが下流で停滞するもは辛いことです。これは何も身分差別ではありません。

自分らしさを求めるあまり、コミュニケーション能力や自立心など犠牲にするものが余りにも大きい。

自分らしさの追求が隠れ蓑となって、自己欺瞞の人間になるのが一番親として辛いからです。