今日はある保育士さんから聞いた話をします。
保育所は小さなコミュニティ。つまりその育児方針は千差万別であり、多くは園長先生により方針は作られます。
そのとある保育所では子供を泣かせない方針で運営しています。 保育士さんは子ども達が泣かないかびくびくして仕事をしています。きっと園長先生の目に見えない圧力や保護者からの苦情もあるのでしょう。

僕はしかし思いました。子どもって泣くものでしょう。

好きなおもちゃを他の子に取られて泣く子もいれば、ちょっとしたいざこざでケンカして泣く子もいるし、単にグズって泣く子もいます。
でもそれって自然な情緒の奔流じゃないかな。
明日になればケロッとしてるものじゃないのかな。

常に泣かないように管理されている姿は僕に犯罪者が刑務所にて管理されている様子を伺わせます。
大げさでしょうね。
しかし、少なくとも大きくなるにつれ公の場へ出ていき、自然な感情の流出は抑制され統治されます。
たがらこそ小さいうちは泣いたり笑ったり怒ったり悲しんだりする自然なそして大事なものを思い切り出しきれば良いのです。

犯罪の低年齢化は別席の話題です