モーリス ドリュオン, Maurice Druon, 安東 次男
みどりのゆび

勧められて読んだ本です。外国の童話。

チトは不思議な能力を持った子供です。
緑の親指がものに触れるとそこからが生えたりが咲いたりが育ったりします。

チトの能力のおかげで、不幸な人、汚れた町、汚れた心が癒されて行きます。

最後にチトは緑の指が作り出した60メートルもある木に登っていきます。ついには、その木のてっぺんを越えて!

チトは誰だったのでしょうか?


結構有名な童話みたいです

最近まで知らなかったのですが、なかなか考えさせられる童話なのです。


仕立て下ろしのシャツのように純真な子どもは結局この世に存在できないのでしょうか?

そのままでいようと思ったら、天高く舞い上がり我々と決別しなければならないのでしょうか?


チトとはいったい何のために地上に存在したのか?

その答えは子を持つ親それぞれ異なるのかも知れません。

私は何となく悲しい気持になりました。