יהוה

わたしは、

あなたの指のわざなる天を見、

あなたがもうけられた

月と星とを見て思います。

人は何者なので、

これをみ心にとめられるのですか、

人の子は何者なので、

これを顧みられるのですか。

ただ少しく人を神よりも低く造って、

栄と誉とをこうむらせ、

これにみ手のわざを治めさせ、

よろずの物をその足の下におかれました。

すべての羊と牛、また野の獣、

空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも。

主、われらの主よ、

あなたの名は地にあまねく、

いかに尊いことでしょう。

詩編 8ー5~9

 

はじめに

神は天と地とを創造された。

地は形なく、むなしく、

やみが淵のおもてにあり、

神の霊が水のおもてをおおっていた。

神は「光あれ」と言われた。

すると光があった。

神はその光を見て、良しとされた。

神はその光とやみとを分けられた。

神は光を昼と名づけ、

やみを夜と名づけられた。

夕となり、朝となった。

第一日である。

創世記 1-1~5

神はまた言われた、

「水の間におおぞらがあって、

水と水とを分けよ」。

そのようになった。

神はおおぞらを造って、

おおぞらの下の水と

おおぞらの上の水とを分けられた。

神はそのおおぞらを天と名づけられた。

夕となり、朝となった。

第二日である。

創世記 1-6~8

神はまた言われた、

「天の下の水は一つ所に集まり、

かわいた地が現れよ」。

そのようになった。

神はそのかわいた地を陸と名づけ、

水の集まった所を海と名づけられた。

神は見て、良しとされた。

神はまた言われた、

「地は青草と、種をもつ草と、

種類にしたがって

種のある実を結ぶ果樹とを

地の上にはえさせよ」。

そのようになった。

地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、

種類にしたがって種のある実を結ぶ木とを

はえさせた。

神はみて、良しとされた。

夕となり、また朝となった。

第三日である

創世記 1-9~13

神はまた言われた、

「天のおおぞらに光があって

昼と夜とを分け、

しるしのため、季節のため、

日のため、年のためになり、

天のおおぞらにあって

地を照らす光となれ」。

そのようになった。

神は二つの大きな光を造り、

大きい光に昼をつかどらせ、

小さい光に夜をつかどさせ、

また星を造られた。

神はこれらを天のおおぞらにおいて

地を照らさせ、

昼と夜とをつかどらせ、

光とやみとを分けさせられた。

神は見て、良しとされた。

夕となり、朝となった。

第四日である。

創世記 1-14~19

神はまた言われた、

「水は生き物の群れで満ち、

鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。

神は海の大いなる獣と、

水に群がるすべての動く生き物とを、

種類にしたがって創造し、

また翼のあるすべての鳥を、

種類にしたがって創造された。

神は見て、良しとされた。

 

 

 

神はこれらを祝福して言われた、

「生めよ、ふえよ、

海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。

夕となり、また朝となった。

第五日である。

創世記 1-20~23

神はまた言われた、

「地は生き物を種類にしたがっていだせ。

家畜と、這うものと、

地の獣とを種類にしたがっていだせ」。

そのようになった。

神は地の獣を種類にしたがい、

家畜を種類にしたがい、

また地に這うすべての物を

種類にしたがって造られた。

神は見て、良しとされた。

 

 

神はまた言われた、

「われわれのかたちに、

われわれかたどって人を造り、

これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、

地のすべての獣と、地のすべての這うものとを

治めさせよう」。

神は自分のかたちに人を創造された。

すなわち、神のかたちに創造し、

男と女とに創造された。

創世記 1-24~27

神は彼らを祝福して言われた、

「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。

また海の魚と、空の鳥と、

地に動くすべての生き物とを治めよ」。

神はまた言われた、

「わたしは

全治のおもてにある種をもつすべての草と、

種のある実を結ぶすべての木とを

あなたがたに与える。

これらはあなたがたの食物となるであろう。

また地のすべての獣、そらのすべての鳥、

地に這うすべてのもの、

すなわち命あるものには、

食物としてすべての青草を与える」。

そのようになった。

創世記 1-28~30

こうして天と地と、その万象とが完成した。

神は第七日にその作業を終えられた。

すなわち、そのすべての作業を終わって

第七日に休まれた。

神はその第七日を祝福して、

これを聖別された。

神がこの日に、

そのすべての創造のわざを終わって

休まれたからである。

これが天地創造の由来である。

創世記 2-1~4

 

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後編