少しでも陣痛がひいたときは、お腹を擦って話しかけたりしていた。

もう最後だし、痛みや怖さを紛らわせたかった。

あまりうまくはいかなかったけど。


怖くないよ、大丈夫だよ。

自分に言い聞かせるように、そう声をかけた。

先生も助産師さんもいてくれるからね。


もう、お別れだね。

そう声にしたとき、付いてくれていた助産師さんが一緒にお腹を撫でてくれた。


痛くて痛くて、早く終わって欲しいと思った。

でもそれは、さんたまちゃんとのお別れということだ。

お別れはしたくない。でも仕方ない。分かっているけど、分かっているけど…。


混乱して、考えがまとまらず、痛みでまともに考えることもできなかった。

ただただ、泣きながら耐えていた。