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バツイチ子持ちをカミングアウトすると

覚悟を決めたのはいいけど、

面と向かって話す勇気はなかった。




だから、電話で伝える事にした。




(会話内のY助の方言は翻訳済み)



私「Y助?大事な話があるんだけど…。」


Y助「急にどうした?

てか、その言い方怖いわ。

子供の頃、オカンがめちゃくちゃ

怒る時の前置きと同じだわ。トラウマ。」


私「それは知らなかったごめん。

でも本当に大事な話なの。」


Y助「わかった、心の準備するから

ちょっと待って。」


・・・・



Y助「よ、よし。いいよ。」


私「うん。実はね。


私、子供がいるの。」


Y助「ぅぇええええええええ!?!?」


私「驚くよね。隠しててごめんね。」


Y助「ちょ、ちょっと待て。


…結婚してるってこと?」


私「あ、違う違う。もう別れてるの。」


Y助「ああ、そう…いう…ことかぁ…

って、えええええええ!


マジかぁ。…いくつなの?子供。」


私「もうすぐ5歳になる女の子。」


Y助「そっ、かぁ……。


悪い、ちょっと、頭が追いつかない。


いやいやいやいや、全然気付かなかった。

普通に頻繁に会ってたじゃん。」


私「うん、いつも親が見てるから」


Y助「そうなのかぁ。参ったなコレ。


うーん、でも、悪いけど正直それは

厳しいなぁ…。」


私「そうだよね…。

ごめんね、隠してて。

もっと早く言うべきだとは

思ってたんだけど。

無駄な時間を過ごさせてしまって

本当にごめんなさい。さようなら。」



私は耐え切れずに、

一方的に話を終わらせて電話を切った。



ああ、やっぱりダメだった。



もう、Y助とは会えないんだ。



悲しくて寂しくて

涙が止まらなかった。



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