私は告白を受け入れた。
S郎はすごく喜んでくれたし
とても大切にしてくれた。
会う時はいつも、私の住む町まで
2時間かけて車で来てくれる。
一緒にご飯を食べたり
私の実家は海の近くだったから、
浜辺を散歩したり
夜に花火をしたりした。
誰かに想われるという事は
とても心地良かった。
でも、いつまで経っても
S郎の事を好きになれない…。
だから
毎日来るメールに返信するのも
少し億劫だったし、
会うのもあまり楽しみではなかった。
こんなにいい人なのに、
こんなに想ってくれているのに、
どうしてなんだろう。
K太のせいで男性不信になっているのか。
もっと時間が経てば。
私が彼を好きになれさえすれば、
何も問題ないのに。
でも、甘かった。
好きでもない人を
自分の傷を癒す為に利用していた
卑怯な私には、罰が当たることになる。