ようやく目が覚めた私は、
どうしてあんなクズに
縋っていたんだろう…
と思えるようになった。
そして、決定的な出来事が起きた。
K太は屋敷から出て行く時に
私のゲーム機を盗んでいった。
それだけは返して欲しいと
メールしたのだが、
その直後にK太の番号から
電話がかかってきた。
私『もしもし?K太?』
?『違います、私、ゆいです。
分かりますよね?
K太っちの彼女です!』
私『(K太っち!?)
あ、ああ、ゆいさん。
お名前は伺っていたので存じてます。』
電話の相手はまさかの浮気相手だった。
ゆい『一体なんなんですか!?
K太っちはアタシと付き合ってるの。
会いに来たりメールしてきたり
チョーウザイんだけど!』
私『えっと、まだ離婚していないので、
私の夫なのですが。』
ゆい『そんなの、アンタが
出さないだけでしょ!
早く離婚届出して!
もうK太っちに関わらないで!』
私『離婚に関して、貴女に
言われる筋合いはありません。』
ゆい『K太っちも別れたがってるし、
K太っちママもアンタみたいな女と
早く別れればいいって言ってるよ!』
私は義母とほとんど話した事がない。
きっとK太が得意の嘘で
色々言っているんだろうな、と思った。
私『離婚に関して
貴女と話すつもりはありません。
今日メールしたのは、
K太が盗んでいったゲーム機の
返却についてなのですが。』
ゆい『はぁ?ゲーム機?
そんな事で連絡すんなよ!
どんだけケチなの?所詮金かよ!』
もうこの辺で、頭がクラクラした。
言っていることが支離滅裂で、
とにかく幼い。
この子をK太は褒めたたえていたのか。
でも、悪い意味でとてもお似合いだ。
ゆい『わかったよ、ゲーム機は
私がちゃんと送るから!
もう二度と連絡しないでね。
…え、なに、代わるの?』
K太『沙耶ちゃん?』
電話がK太に代わった。
私『ゆいさんがゲーム機を
送ってくれるそうだから、
お願いしますね。』
K太『あー、ハイハイ。
沙耶ちゃんさー、
ゆいちゃんに説教されてたね(笑)
どっちが年上か分かんねーなー!』
相手が一方的に喚いていただけ
だと思っていたのだが、
K太に言わせると、今のは
ダメな私にお説教をする
しっかり者の彼女、だったらしい。
考えてみれば、
この時も、これまでも、
K太に対して
この人は何を言ってるんだろう?
と思う事ばかりだった。
K太もこの子も、
私とは何もかもが違うんだ。
…もうこの人達に関わりたくない!
関わってはいけない人種だ。
そう気付いた。