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K太と話しているうちに、

本当にありえないんだけど、



「やっぱり別れない方がいいのかも」



と思うようになってしまった。




一花もパパがいた方がいいよね。


K太だけがなんの責任も

負わないなんて許せない。


初めて付き合った人だから忘れられない。


今なら(バイトだけど)私も働いているし

K太だけに頼らなくても済む。


K太と別れたら、もう二度と

誰かと付き合ったり、

ましてや結婚なんて出来ないかも。





色んな想いが

ないまぜになっていたけど、



結局この時はまだ、

K太への気持ちを吹っ切れて

いなかったんだと思う。



あんなに酷い目にあったのに

本当に馬鹿だ。




私「こっちにまた住むって言っても、

私の両親はK太を許さないと思うよ。

もう家に居候は出来ないよ?」


K太「大丈夫!お祖父ちゃんが

しばらく離れにいていいって。

そんでさ、なんか、誰も住んでない

家があるから、そこを使っていいって。」


私「それは…遠い親戚が死に絶えたから

お祖父ちゃんが貰い受けた

空き家になってる古い家だよね…

私達、お化け屋敷って呼んでるんだけど…」


K太「そーなの?とりあえず

住めればなんでもいいじゃん!」




それから私とK太は、

お祖父ちゃんから鍵を貰って

家を見に行った。



私の実家も田舎の古い家だけど、

それより更に田舎にあった。



周りは畑と田んぼばかりで

コンビニのひとつもない。



広い庭には、農機具が入った

ボロボロの納屋が建っていた。



そして主のいない

大きな古い家の外観は、

まさにお化け屋敷だった…。



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