イベントバナー

 



K太が出て行って、

また穏やかな日々が戻ってきた。



でも、私の心はボロボロだった。



私の為にも子供の為にも

別れた方がいい。



これでいいんだ。



そう思える時もあれば、



K太は離婚しても

何事もなかったかのように

元の生活に戻れるのに、



私はこれからずっと一人で

子供を育てていかなければ

いけないんだ、と



とてつもない悔しさに襲われたり



重圧に耐えきれなく

なりそうな日もあった。



もう死んでしまった方が

楽になれるかな、とまで

何度も考えた。




離婚届は記入して

K太の実家に郵送した。



提出したら連絡してと

メールしておいたけれど、



K太から何も返事はなかった。




そんな状態のまま、

私は出産の日を迎えた。



早朝から軽い陣痛が来て、

お昼過ぎに父の車で産院へ向かった。



陣痛は、痛いとは聞いていたけれど、



本当に痛かった…。



この世のものとは思えない痛み。



もう耐えられない!と思うレベルが

数時間続いた。



母が付き添って

ずっと腰を押してくれた。



そして夜8時。



泣き叫び続けて

もう訳の分からない状態で、



ようやく赤ちゃんが生まれた。



女の子だった。



イベントバナー