私の実家に居候し始めたK太は、
また求人誌を見て仕事を探し始めた。
K太「これどうかな?」
と見せてきた記事は
新しくオープンするパチンコ屋の
正社員募集だった。
就業時間は不規則だが、
お給料はとても良い。
私「いいんじゃない?
(働いてくれるならなんでも。)」
と言うと、K太は張り切って応募した。
面接を経て採用が決まり、
私はホッとした。
今度はちゃんと続いてくれますように。
だが、願いも虚しく
新入社員研修の期間中に
上司と揉めたK太は
仕事を辞めてしまった。
それだけでは済まなかった。
数日研修を受けたK太は、
パチンコ・スロットに
興味を持ってしまったのだ。
最初は千円しか現金を
持っていなかったK太。
その千円を持って
実家近くのパチンコ屋に行ったら
勝って3万円になってしまった。
それに気を良くして
毎日入り浸るようになり
勝ったり負けたりを繰り返し、
負けた日は不機嫌になる。
不機嫌になると、
また私に暴力を振るうようになった。
そのうちに負けが続くようになり、
自分のお金が無くなると、
仕事が決まるまでの生活費として
私の親からお金を借りて
またパチンコ屋に行こうとした。
流石にそれは許容出来なくて
必死で止める私。
すると、
大きくなったお腹を、
思いっきり殴られた。
顔を殴ると親にバレるから。
もう妊娠後期に入っていて
毎日胎動を感じていたが、
K太に殴られた瞬間
それまでにないくらい激しく
お腹の赤ちゃんが暴れた。
私「赤ちゃんが死んじゃう!」
泣きながらお腹を庇うと
K太「それはそれでいいじゃん。
子供なんて欲しくなかったんでしょう?
俺ももう要らない。面倒臭い。
だったらお腹にいる内に
死んじゃった方が楽じゃん。」
ニヤニヤしながら
信じられない事を言ってのけて、
そのまま出かけて行った。