こうして私はK太の地元に
アパートを借りて引っ越した。
アパートの初期費用や、
家具家電を揃える費用は、
全部私の親が負担してくれた。
一緒に住む時に、
またひとつK太の
有り得ない事実が判明した。
K太「一緒に住めば電話代が
かからなくなるね!」
そう言えば、K太は
毎晩毎晩私に電話をして
長話をしていた。
私「携帯代、いくらくらいかかってたの?」
K太「んー、通話の他にパケ代も
あるからね。毎月10万ちょっとかな!」
私「えっ………
K太のバイト代って月にいくらだっけ」
K太「12万は貰ってるよ!」
お給料のほとんど全部を
携帯代に費やしてたのか…
頭おかしい。
私はバイトを辞めて
K太の地元に引っ越してきた。
妊娠しているから
これから雇ってくれるところは
ないだろう。
家賃と生活費は
K太に頼るしかない…
私は
見知らぬ土地で、
誰も知り合いがいない中、
妊娠中の体調の変化や
不安を相談出来る相手もなく、
ただ家事をして、
K太の帰りを待つ日々を送った。
K太は毎日18時頃帰ってきていたが
ある日突然、いつもより早く、
お昼頃に帰宅した。
どうしたの?具合でも悪いの?
と焦る私に、
K太は爽やかな笑顔で、言った。
「仕事辞めてきちゃった!」