初めての彼氏が出来て、
しかもイケメンで、
私は浮かれていた。
K太とは家が離れていたけど
週に一度は会いに行った。
電話は毎日、夜に3時間は話していた。
K太がずっと一方的に話して
私は聞いているだけ。
よく何時間も話続けられるなあと
感心していた。
浮かれていたけど
K太に対して、
少し、違和感はあった。
まず、話の内容。
K太は中卒でアルバイトをしていた。
そして喧嘩が強いのが自慢らしく
話す内容は武勇伝が多かった。
その武勇伝が、
漫画みたいな内容だったのだ。
自分1人で相手は数十人だったけど、
傷つきながらも全員やっつけた、とか
よく考えると笑ってしまう
有り得ない内容。
でもその時の私は
話を盛ってるんだな
可愛いなぁ
くらいに思っていた。(馬鹿だ)
もうひとつ、
ある日、私が中学時代の友達と
遊んでいる時。
K太から電話がかかってきた。
「今友達とファミレスで
ご飯を食べている」と
言っているのにも関わらず
なかなか電話を切ろうとしないK太。
そのうちにいつもの調子で
電話越しに一方的な長話を始めてしまい
切るに切れない電話と
目の前で冷めていく料理と
友達の冷たい目に途方に暮れた。
あの頃の私はK太に嫌われるのが怖くて
強く言えなかった。(馬鹿だ)