メル友K太は私の住んでいる所から
電車で2時間の距離に住んでいた。
電話がしたいと言われて
ドキドキしながら
初めて電話で喋った。
会話が続かなかったら
どうしようと思ってたけど
K太はすごくお喋りで、
口下手な私が相槌しか打たなくても
平気で2時間3時間電話が続いた。
お陰で気まずくなることはなかった。
毎日のように電話で話すうちに
(話してるのは9割K太)
K太から唐突に
「付き合って欲しい」
と言われた。
1度も会ってないのに、
何言ってんの?
と思った。
「私は見た目に自信ないから
会ったら嫌われると思うよ」
と答えた。
K太は
「見た目なんか関係ない。
オレはさやちゃんの中身が好きなんだ!」
と熱く語り始めた。
とりあえず会ってから決めよ?
と説得した。
初めて会う日。
私が電車に2時間乗って
K太の最寄り駅まで行った。
待ち合わせに現れたのは
ハーフモデルのような
長身イケメンだった。
見た瞬間、逃げようと思った。
絶対騙されてる。
この時本当に逃げていれば良かった。
でもK太はすぐに私を見つけて
人懐っこい笑みで手を振ってきたから
私は逃亡を諦めた。
会っている間も
終始挙動不審な私。
お構いなく笑顔でお喋りをするK太。
帰り際に
恥ずかしそうな顔で
「改めて言うけど
付き合ってくれる?」
と言われた。
こうして17歳の私に
初めての彼氏が出来た。