人間とは、だれからも愛されたい「動物」なのです。
あなたも、きっと全ての人から愛されたい、との願望をもっている筈です。
しかし愛して欲しければ、まず愛さなくてはいけない…
という付帯条件があることを忘れてはいけません。
「愛すれば愛される」「与えれば与えられる」「許すなら許される」
これは天の法則であり、地の法則でもあるのです。
ビジネスの真髄は「相手がして欲しいことをしてあげる」が基本です。
顧客第一主義というビジネスポリシーです。
しかしながら「お客様は神様です」は今は昔のお話し。
「カスハラ」が社会問題になっているいま、お客様は神様でもあり悪魔でもあり…なのです。
神顧客へは神対応、悪魔客へは毅然対応。
時代が変われば、対応や手法も変えざるを得ません。
天の法則・地の法則にのっとった相手かどうかキチンと見極めて
「愛する」「与える」「許す」法則を使わなければいけません。
「この人は!」と思える神対象に出会ったならば、あなたが神様になってはいけません。
その神対象をまず愛してあげること。
その神対象が「何を求めているか」「何を欲しているか」を察して相手第一主義になること。
それにはモノやお金を惜しんではなりません。
惜しむのはモノやお金ばかりでなく心もそうです。
心を惜しむから相手から「愛されず」「与えられず」「許されず」不平・不満が出てきます。
不平の一言は千の細胞を腐らせ、不満の半言は億の細胞を死滅させます。
思いが通じず身体の不調を訴える人ほど、相手への愚痴の量が多いものです。
頭が痛いのは相手のせい、お腹が痛いのも相手が原因…全てが不平・不満。
彼らは自分の欲望・願望が受け入れられないので、相手を憎み世を呪う者となっていくのです。
必要と欲望は別ものです。必要は相手の必要と合致しないと満たされることはありません。
履き違えると「ストーカー現象」または逆の「ヘイト現象」に陥ってしまいます。
自分の願望が先走ると、その願望は悪性な欲望・憎悪になっていき
相手との距離を益々遠ざけてしまいます。
愛される人になりたければ相手を見極める心眼を鍛錬し
自分の願望・欲望・憎悪の感情をコントロールする忍耐力・人間力を磨くことです。