癒やしの歌~Amazing grace |  心を強くするメッセージ

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奴隷船の船長から幾多の困難と奇蹟を乗り越えて牧師となった、ジョン・ニュートンが作った、この「アメージング・グレイス」という名曲は、歴史上様々な著名歌手によって最もレコーディングされてきた歌です。

一度は皆さんも耳にしたことがあるはずで、そのメロディーと言葉の響きから、えも言われぬ癒やしの波動が伝わってきます。

 

 

 

Amazing grace
how sweet the sound
That saved a wretch like me

I once was lost
but now am found
Was blind but now I see

驚くばかりの神の恵み
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる

道を踏み外しさまよっていた私を
神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見出すことができる

'Twas grace that taught
my heart to fear
And grace my fears relieved

How precious did
that grace appear
The hour I first believed

神の恵みこそが
私の恐れる心を諭し
その恐れから
心を解き放ち給う

信じる事を始めたその時の
神の恵みのなんと尊いことか

Through many dangers
toils and snares
I have already come

'Tis grace hath brought me
safe thus far
And grace will lead me home.

これまで数多くの危機や苦しみ
誘惑があったが
私を救い導きたもうたのは
他でもない神の恵みであった

 

 

The Lord has
promised good to me,
His Word my hope secures

He will my shield
and portion be
As long as life endures.

主は私に約束された
主の御言葉は
私の望みとなった

主は私の盾となり
私の一部となった
命の続く限り

Yes,when this heart
and flesh shall fail
And mortal life shall cease

I shall possess within the vail
A life of joy and peace

そうだ この心と体が朽ち果て
そして限りある命が止むとき
私はベールに包まれ
喜びと安らぎの時を
手に入れるのだ

The earth shall soon
dissolve like snow
The sun forbear to shine

But God, Who
called me here below
Will be forever mine

やがて大地が雪のように解け
太陽が輝くのをやめても
私を召された主は
永遠に私のものだ

When we've been there
ten thousand years
Bright shining as the sun

We've no less days
to sing God's praise
Than when we'd first begun

何万年経とうとも
太陽のように光り輝き

最初に歌い始めたとき以上に
神の恵みを歌い
讃え続けることだろう

 

 

言葉の端々に、心の奥底で真の安らぎを得た者にしか言い表せない幸福感が漲っています。英国で奴隷船の船長を務め人身売買をしていたときの荒んだ人生から解放され、激しい嵐の中を九死に一生を得て帰還した彼は、心の目を見開き神の恵みを受け入れたのです。

どのような罪人も慈悲と癒やしの中で再生できる証を立てた彼は、

その後 聖職者としての道を歩むことを決意し「誰でも愛し許される存在」なのだと晩年まで伝導を続けました。54歳に作った一篇の詩にいつしかメロディが付けられ、イギリスからアメリカへ広まり、『アメイジング・グレイス Amazing Grace』と名前を変えて、世紀を超えて世界中の人々から愛されることとなりました。

晩年彼が遺した言葉に

"My memory is nearly gone, but I remember two things, that I am a
great sinner, and that Christ is a great Saviour."


「薄れかける私の記憶の中で、 二つだけ確かに覚えているものがある。
 一つは、私がおろかな罪人であること。

  もう一つは、キリストが偉大なる救い主であること。」

さぁ、自分を卑下して救いのない人間だと思い込むことは、今から一切やめましょう!誰にでも、愛されて赦されて癒やされる資格があるのです。過去でなく明日という未来に目を向けましょう。