「正しい期待」の仕方と
「間違った期待」の仕方
仕方を誤ると、せっかくの才能や可能性の芽を摘んでしまいます。
期待が大きければ大きいほど
外れたときの「失望」は比例して大きくなるもの。
失望から怒りの感情にまかせ、当事者に責苦の十字架を背負わすと
ほとんどの場合、「萎縮」や「挫折」という心の傷を植え付け
ともすれば、メンタル崩壊・人生崩壊に繋がってしまいます。
結果的に、それは「間違った期待」の仕方と言わざるを得ません。
過剰な期待と冷徹な叱責・批判が表裏一体になっていることの
危険性に早く目覚める必要があります。
こんなに期待しているのに、なぜ応えてくれない…
あれだけやってあげたのに、情けない…
ここまで応援しているのに、ふがいない…
期待外の結果に納得が出来ず、なじり怒り狂っても
何ら問題解決にはなりません。
本当の味方、支援者、サポーター、保護者、友人…なのであれば
失敗した時こそ寄り添い励まし、次のステップへの一歩をアシスト
しなければなりません。
自分の妻、夫、子供、部下、友人、ご贔屓のチーム、団体…
悲しみと絶望の底なし沼に沈みかけているその人たちは
あなたが先刻まで熱心に支援・応援していた愛すべき対象なのです。
「正しい期待」の中身には、愛と励ましがあふれかえっています。
批判の気持ちが頭をもたげたら、心の中で呪文を唱えましょう…
「○○が少し足りなかっただけさ…次は大丈夫、頑張ろう!」
○○=運? 準備? 努力? 気持ち? 熱量? 時間? 体力?
次のステップで補うべきものが見えてきます。
突き放しや一刀両断で、逃げ道をなくすことだけは避けましょう。
⚽ドーハの悲劇を乗り越えた日本代表なんだから、W杯で雪辱を果たしてくれるはず!