2017年1月10日~22日まで開催のデトロイト・モーターショーで、フォルクスワーゲンは1950年台のマイクロバスを電気自動車で復活させるそうです。
デトロイトショーに登場したフォルクスワーゲン「ID Buzzコンセプト」は、レトロな外観ながら最新の4WDエレクトリック・ドライブを採用したミニバンで、2022年の発売を予定しています。
「ID Buzz」の起源は、1950年に発表されたマイクロバスですが、今回のコンセプトはEV用のアーキテクチャを採用し、キャビンを最大化しています。
これにより、乗員は最大8人となり実用性の高さも注目に値します。
「ID Buzz」は、モーターをフロントとリアにそれぞれ1基搭載することで4WD走行を実現しています。
各モーターはそれぞれ203psを発揮し、システム統合で最終的に374psというスペックになります。
理論的には0-100kmh加速は5.0秒にも及びますが、バッテリー消費を抑制するために最高速度は161km/hに抑えられています。
また、111kWhのリチウムイオン・バッテリーはフロアに搭載しています。
ゼロエミッションの航続可能距離は598kmに達します。
「ID Buzz」がバッテリーを80%充電するのに必要な時間は30分で、計算上はこれだけでも480kmの走行ができることになります。
ボディサイズは全長×全幅×全高が4941×1976×1963mmです。
車内は複数のシートレイアウトに対応します。
さらに、2025年に導入予定のID パイロット・モードでは、「危険が生じない環境において」 ドライバーがステアリングホイールを格納することができ、運転席を180度旋回させることができるようになります。
このモードでは、新開発のステアリング・コラムはステアリング・ギアから分離され、レーザースキャナー、超音波センサー、レーダーセンサー、各種カメラ、それにクラウドから得る交通情報により完全自動運転が可能となるそうです。
今でもたま~に見るフォルクスワーゲンのマイクロバス。
いい味出してますよね。トコトコ走るのが似合いそう。
それが電気自動車で復活するとは。
でも、0-100km/hが5.0秒なんて、まるでスポーツカー。
それにボディサイズがデカ過ぎて、日本のその辺の駐車場に入るとは思えない。
う~ん。。。
実車化されるときには、性能は近未来でもレトロな雰囲気のある、やさしいクルマに仕上げてほしい。