お久しぶりです。

1年半ほど更新していなかったようです。


大きな変化が沢山ありました。

もしかしたら、私はここにもういなかった世界線も

あったのかもしれません。


この1年半ほどの間に出会いそして別れてきた

様々な方に救われて私は今こうして生きています。




さて、私は明日とある節目を迎えるため、

久しぶりに言葉にしてみようと、

ブログを書き始めました。


「またいつか、ここでお話しさせていただきます」

と残しておいたことについてです。

私のブログをずっと読んでくださっている方は

いらっしゃるのでしょうか。


あの頃とは、見えている景色も、

見えない心の内も、沢山変化しました。

もしかしたら、私の言葉の選び方にも変化が

生じているかもしれません。



2年前、私は初めて身内と死別しました。

私は小学生や中学生の頃、

学校を忌引で休む友人を見聞きし、

その友人のことは心配しつつ、でもどこか

自分には遠い話のように感じていました。

遠い話に思えてしまうほど、

私の身内は元気な人が多く、幼い間に

寂しい経験をすることも少なく過ごしていて、

恵まれていたのだと、思い返しています。


物事にはいつも「終わり」があり、

それは人間も同じです。

命には限りがあって、いつかは尽きます。

それを頭で理解していても、

実際に心が受け入れるのには、

かなり時間が必要でした。

ちょうど2年前、祖父が亡くなり、

その後を追うように3ヶ月後、

祖母も亡くなりました。

どちらも最後の最後まで強く生きていました。

私が尊敬してやまない、祖父と祖母です。


私の身内は皆、大切な人を失って、

それは大変受け入れ難いことでしたが、

前に進むために時間をかけて、

祖父との思い出を整理していました。


私は、祖父が亡くなった時、

今までに経験したことのない衝撃を受け、

時の流れがとても遅く感じました。

そして直後、祖母も亡くなり、

受け入れきれない感情が溢れ、

生きている感覚の重さを実感していました。

私の身内がそれぞれ、

その大きな出来事から何ヶ月後に現実を

受け入れたのか聞くことはできませんでしたが

私がきっと一番遅かったように思います。

それほど、私はこれまで通りの生活に戻すのに、

非常に多くの時間が必要でした。

あの時期は、一日が本当に24時間か疑うほど、

一人で時の流れる重さを感じていました。


私が受け入れることに時間がかかった理由には、

環境的に小さな感情を吐き出す居場所が

なかったことも要因の一つかなと思っています。

当時、コロナウイルスの影響は

まだまだ続いていた時期で、

他の身内と比べ、私は一人家で過ごし、

日々パソコンと格闘する日々でした。

「寂しい」「辛い」を近くの誰かに言うことも、

何か別の事に目を向けて苦しい感情から一時的に

離れることもできず、もがいていたのでしょう。


ブログの更新を止めていた1年半、

私は新しい環境で本当に沢山の方と出会いました。

何故、耐え切れないほど重たく苦しい時間が

流れていたのにも関わらず、

新しい環境に足を踏み込むことができたのか、

それはまた別の機会にお話しようかなと思います。




あの日から2年経った今、

私が何を感じているのかと言いますと、

「どんなことがあっても、時は確実に流れ、

 いつかは現実を受け入れる自分がいる」

ということ。

「そして、自分の中で生じたその変化は、

 決して悪いものではない」

ということです。


ちょうど1年前は、命日反応と呼ばれる状態、

当時のことが蘇ってきて同じような感情になって

しまうことに、苦しんでいました。

それが1年前は4月に入ってから生じていたので、

今年もそうなるのかなと思っていました。

ですが今年は4月になって、何日経っても、

蘇ってくることはなく、自分がこの現実を

しっかり受け入れたことを確信しました。


今でも祖父母にもう会えないことを考えると

とてつもなく寂しくなります。

それくらい私にとって大好きな存在です。

それなのに、当時の感情が蘇ってこない自分が

本当に悲しく、あの頃を忘れてしまったのかと、

1週間ほど前から自分自身を責めていました。 


ですが、この事で自分を責める必要は

ないのだと、気づいたのです。


祖父母が生きてきた証は自分の中にあって、

もらってきた言葉も優しさも消えることはないから。


思い出を心の中で整理して前を向けた自分も

ここまで何とか過ごすことができた自分も

目の前にある現実を受け入れた自分も

決して悪いことではないと思うことができました。


このように考えられるようになったのは

きっとこの1年半の間に出会った方々のおかげです。



明日も大切な日になりますように。

拙いブログを最後までお読みいただき、

ありがとうございました。