今から10年以上前。
まだ看護学校にも入学しておらず、補助看として精神科閉鎖病棟で働いていた。
さすがに今のご時世、見られなくなったが、、
当時、個室の窓は開かず、外には鉄格子。
患者さんが暴れるので、ドアには二重に鍵を掛け、隅にはトイレが囲いも無く備え付けられ、トイレの水を飲んだりするので、部屋の外からしか流せない様になっていた。
トイレットペーパーも食べてしまうので、備え付けられていない。
そんな時代。
個室に入る時、看護師はナースシューズのまま入室していた。
糞・尿・よだれ等で、汚いからだ。
わたしも、そうしていた。
みんなしていた。
それが普通だった。
普通だと思っていた。
ある日、病棟異動で元気がいいT看護師が病棟にやってきた。
言いたい事は言う!
やる事はやる!
頭いい!
仕事できる!
太ってるのに機敏(笑)!
そんなTさん、
ナースシューズで個室に入っていくわたしを取っ捕まえ、
「あなた!なんでナースシューズで入ってんのっ!?」
w(☆o◎)w え??
わたしビックリ。
だって、みんなやってるし。。。
「いい? ここは、患者さんの個室なの! 患者さんのお部屋なの! あなたなら、自分の部屋に他人が土足で入って来たら、どう思うっ!?
今から看護師目指すんでしょう!? 絶対、ここにいる人達みたいな看護師にはなっちゃいかん!!」
何も言い返せなかった。
その通り。
わたし、何してんだ?
初めての病棟。
これが普通だと思い、そうしなければと思っていた。
恥ずかしかった。
Tさんは、そんな風で、主任・師長にも意見をガンガン言い、浮いた存在になっていった。
そして、
辞めていった。
辞める日、Tさんがわたしに言った。
「○○さん(←私)には、いい看護師になってもらいたい。 ずっとここにおったらダメよ。 間違ってる事は、間違ってると言える看護師になってね!」
結局、こんないい人に限って、辞めていってしまうのだ。
病棟の、いや、病院にとっての改革者だったかもしれないのに。
今回の保育園のゴタゴタで、わたしは当時の事を思い出した。
うちの保育園には、うちしか知らない保育士が多い。
入職した時からそうだから、それが普通~で、その『普通』を壊されたくないから、意見を言う改革者的な先生は、風当たりが悪くなり、辞めていってしまう・辞めさせられてしまう。
変えるのって、かなり体力使うからなぁ・・・精神的にも強くないと。
一人の力じゃ、無理。
他の園を見てみると、スキルアップできたりするのになぁ。
『普通』でいいんだろうなあ。
傍からみたら『普通』でもないけどねっ↓↓↓