またも痛ましい事故死のニュースがあった。
毎年どうしても防げないのか、児童のプール溺死だ。
記事の終わりは必ずと言っていいほど、
「児童が何人のところ、監視員は何人体制だった」 で
結びになっているが、病院の患者x看護師の比率じゃあるまいし、
水の中で遊び、動き回り、もぐったり出たり、と激しく動く
子供たちをどのように 見る・看る のが監視なんだろうか・・・
今回の現場では、児童40人に対して10人の監視員 とあった。
この10人は教師ばかりではなく、水泳部学生のボランティアや
アルバイト員が含まれていたと思われる。
数字で見れば、一人の監視員が4人の子供たちを見張る計算だ。
じっとして(風呂に浸かるように)動かないなら、4人は見られるだろうが、
出たり潜ったり、水しぶきに隠れたり、おまけに(多分だが)
40人が一様に同じ水泳帽を被っていたに違いないから、
(例えば担当の)4人でもそれを随時確認するなんて無理だろう。
監視する・・・この定義とノウハウの根本から安全対策を見直すべきだ。
昨日、奇しくも「医師」がコメントを出している・・・
いわく 「子供は静かに溺れる」 というのだ。
何かの拍子に呼吸のつもりが水を飲んでしまうと、
そのショックでパニックになり、十分な呼気が確保できないから
声をあげて騒ぐなどできるわけがないという見解だ。
これは私にも体験がある。
足が届く深さだったから立って落ち着きを取り戻せたが、
これがもし、足がつった だとか、声を出そうとしてさらに水を飲んだ とか
パニックに追い打ちがかかれば静かに沈んでいくに違いない。
何人が見ていても、潜った子供がちゃんと浮いてきたかどうかを
正確に掴むなど不可能に近い。
40人という混雑も問題だ。
通常の小学校プールはおよそ12.5mx6mくらいと考えれば、
水面の面積を40で割ると、一人あたりの専有面積は約畳1枚だ。
これが前後左右に上下に動き続ける40人だぞ。
プールサイドで歩き回っても、監視台の上から生簀状態を俯瞰していても
その 無理かげん は充分想像できるだろう。
監視員を増やすのではなく、
参加の子供を減らすことをなぜしないのか?
そういう単純な疑問を毎年感じている。
孫がその現場のような夏の授業を受けている今、
尚更に身近な危険だと感じているのだ。