仕事の休憩時間にワイドショウのレポートを観た。
愛知県豊田市の小1(6歳)男児死亡事件の番組検証だった。
地方局の男性レポーターが校外学習の現場であった公園から、
気温測定器を携えての報告である。
事件の概要はこうだ・・・
・高音注意報が発令中の午前10時に学校から出発
・約1キロ先の公園まで徒歩で30分
・ほとんど日陰もない、人もいない公園で30分滞在
・再び徒歩で30分の帰路 というものだ。
この間、子供たちへの給水指導は片道で3回、
出発前の校庭で1回、途中で1回、公園到着後に1回である。
ちなみに校外学習の目的は「花摘み・虫取り・遊具遊び」だ。
レポーターの報告時は、気温が34°、学習目的の中にある
「遊具で遊ぶ」となっていた「滑り台」の手すり部分の温度は40°だった。
カメラの映像によれば、この公園は植樹も少なく、四阿も見えない
カンカン照りの広場だけのようだった。
おまけに、30分の徒歩ルートも日影なしである。
高温の中、30分歩いて、30分日向にいて、また30分歩く・・・
「雪の八甲田山」のような、日照りの中の死の行軍だったわけだ。
校長は、「永年実施してきた校外学習で、過去に事故もなく、
私の中で 中止する という思いはなかった」 と、
冷房の効いた部屋でコメントしている。
児童は帰り道にも「疲れた~」と繰り返していたが、
帰校後も 冷房のない・天井扇風機だけ の教室に置かれたという。
校長や引率含め、大のオトナが就いていてのこの始末である。
最近のこういう唖然とする 死に至る事故 は、無知なオトナが、
言ってみれば 想像力のないオトナが原因 とも思えるがなぁ・・・
(犯人はオマエたちだ!)と言いたくなる。
小1といえば孫娘と同じだ。身につまされる。
昭和の子供と違って今の子供は弱いんだよ。
この事件を受けては、連日 熱中症搬送 のニュースが出ている。
被害者はいずれも子供たちだ。
炎天下のリレー練習、航空写真用の一文字行列練習、などなど。
どれもオトナたちが 「今日はやめておこう」 と言わない限り、
こどもたちは気づかないうちに死に近づいていることになるのだ。
「今まで大丈夫だったから・・・」
「毎年の恒例だから・・・」
こういう科学的根拠のない理由で実施に踏み切るオトナの責任が
なぜきちんと問われないのだろうか。
今や、学校は 子供の命を預ける場所 になりつつあるのか・・・