このところ耳について精神衛生によろしくない「ことばづかい」が気になっている。
①年金手続きを助けてもらっているS信金に電話して担当を呼んだが外出中・・・
「戻りましたらこちらからお電話いたしますが、OOO なにさま でしょうか?」
⇒これ、おかしくないか? なにさま というのは 「おまえ!何様のつもりだっ!?」
というように、怒り系あるいは蔑視系で使うことばなんじゃないの?
②客の問い合わせに回答できない内勤女性が受話器に吠える・・・
「詳しい者と代わりますので ちょっと 待ってもらっていいですか」
⇒この、~~してもらっていいですか~? は現在浸透中でよく耳にする。
なぜ「~~してください」と言えないのか、そのチョイスが理解できないことばづかいだ。
「FAXしてもらっていいですか」 「代わりにやってもらっていいですか」 など
自分に OOOしてもらう というスタンスからのことばで、明らかに「受け身であること」を
主張し、つまりは能動=責任を負うことからの「責任逃れ」であることは明白だ。
③客に対しての疑問文のオシリが 「~~かね?」 で終わる・・・
「明日の出荷でも大丈夫ですかね~?」
「色は白になりますがそれでもよろしいですかね~?」
⇒こんな調子だ。 そばで耳に飛び込んでくるとこの 「かね~」 が何だか刺さる。
30代も40代も50代も使っているから、ある人種には慣用句なのかもしれない。
想像するに・・・たぶん子供時代から耳に染みついたことばづかいなんじゃないか。
「おまえは ちゃんと勉強してるのかね~ 遊んでばっかで」
「宿題はやったのかね~ テレビばっかり観てていいのかね~ ったくもう」
とかなんとか考えると、これは母親の育った環境(土地と先代のことばづかい)まで
遡るハナシになっていき、これはもう「根が深い」なんていうレベルの問題以上だな。
ことばづかい や 箸づかい などは所謂 「お里が知れる」 と言われる行儀作法の基本だ。
お里が知れる ということは 「親に対して失礼ですよ」 「故郷の皆さんに失礼ですからね」という
まわりの他人からの警告である。
本来は家庭の躾の問題であって、他人から言われることを 恥じねばならないのだ。
ことばづかいがキチンとできない(本人に自覚はもちろんない)ヤツの共通点は
結局 「ひとのことを見ていない」 「聞いていない」 「考えていない」 鈍感派であって
それらが大勢主流を握ってしまえばそれがスタンダードになってしまうところが悲しい。
悪貨は良貨を駆逐する・・・ケインズ理論はやはり正しかったな~