高校3年の時に大きな「出会い」があってバンドを始めた。

ギター2本とピンVの5人バンドだった。

その活動の濃さと引き合いから「永くやってきたな~」とアタマでは決めていたが、

実際の活動時間は、たったの2年間だということに今さらながら驚く。

青春時代の「時間」は別モノなのだろう。



解散して、中退したものもいて、その後の生き様が見えなくなったヤツもいたが、

風の便りすら聞こえなくなったのは30代に入ってからだった。

Gの一人は「スモーキングブギ」で「小川宏の初恋談義」にも出た。

Gのもう一人はデビューしたが売れず、作曲家に転向、結構ヒットも飛ばした。

本田美奈子の「甲子園入場曲」は彼の作、さらに今をときめく「のりピー」にも

提供していた時代があった。

その彼は行方不明である。どの伝を辿っても音沙汰なしだ。



紅白に出たGも行方不明の時代があった。

探し出して連絡して越後湯沢温泉で再会したのが今から7年前だ。

彼は再びミュージシャンの道を歩き始め、しがらみを捨てた。



あとの3人は16歳から40年以上、ずっと付き合いは続いてきたが、

Bの天才はアル中+肝硬変でこの世を去った。

Vも脳梗塞とシングル生活でもはや見る影もない。

悲しいのは時間の経過だ。



そして、私といえば、バンドおやじ(注:おやじバンドおやじ ではない!ぞ)

でありたいと今でももがいているのだ。

他の4人との違いは唯一つ!

「家族」がいるかいないかだけだ。



自由という究極の不自由に押しつぶされた様のような過去のメンバーを考えると、

一人きりでアクセルもブレーキもかけなくてはならない「人生の厳しさ」を感じる。

甘いとか辛いとか、偉いとか、辛いとか、そんな月並みの言葉では表せない人生が

そこにあった事実がとても重い。



出会いは「縁」ではあるが、「そうなっていた」のだろうと思わざるを得ない。

いつ出会うか、どう出会うか、が縁なのではなく、どう付き合っていくか、

どう向き合うか が「縁むすび」なのだと思っている。


行方知れずの栄二君!! 生きているのか?もういないのか??

しりきれとんぼ の縁切りは    そりゃ~ ないぜ!!