大原麗子さんからの連想懐古。


「少し愛して」のCMが「レッド」だったことに驚いた。

それまでのレッドのCMは確か宇津井健がやっていたように記憶しているが

ウイスキー自体の、レッドの位置付けが変化してきた頃だったのだろうか。

レッドとえびせんで徹マンに明け暮れていた学生時代がリンクしてくる。


あの頃のウイスキーのCMはサントリーの独壇場だった。

だるまの「オールド」には渋いギターのスキャットCM(ハマクラ作曲!)を作り、

「ホワイト」にはあのS・D・ジュニアのチキチキコンコンだ。


当時は「水割り」と「カクテルもどき」しかなかったコンパなる酒場が全盛の頃。

ハウスボトルという中身の不明なウイスキーを蛇口の水で薄めて、氷屋さんの

不潔なロックアイスを手づかみで放り込んでバカ呑みしていたのだ。

おかげで、新型インフルのウイルスにも負けない「不潔な」カラダになれたのだ。


あれから40年、ニッカはアサヒに喰われ、ウイスキーは撃沈の時代となった。

サントリーのCMも「ハイボール」の小雪一本だけだ。

昔のセンスなら小雪は決して起用しなかっただろうに・・・

酒の世界も大きく世代交代したということだろうか。


おやじ+おねえちゃん+水割り+キスチョコの図式を一撃で破ったのは

ウーロン茶とポッキーの出現と、その後の焼酎ブームだ。

これにより、「ガキ」と「小娘」がこの世界に土足で入り込み、

「おやじ追い出し」に拍車をかけたのだ。


戦うおやじ達が連綿と構築してきた聖域は、あることがキッカケで脆くも崩壊する。

そして元には戻らない。若さとエネルギにはかなわないのだ。

パチンコも競馬もラグビーも、ガキとオンナが喰い散らかしてしまったように思える。

追い出されたおやじはどこにいるのか・・・

ガーデニングか

ボランティアか

ジョギングか

これらもすでに侵されているなあ。


メタボリックだの、植毛だの、加齢臭だのと、まるで「外に出てはいけません」的な

流れの中で・・・(いやな 渡世だなあ) ってなとこか