先週の朝礼で紹介された新人のユリカ嬢は今週も出勤された。
ピチピチのジーンズ姿で颯爽と登場したのだった。

朝礼では社長の話を「顔を見て」聴いていた。
ちなみに、顔を見ながら拝聴する先輩社員は皆無である。

ユリカ嬢の仕事は刻々と送信されてくる客からのFAX排出紙を
それぞれの担当営業のオバハン達に配ることだ。

業界のせいか業種のせいか、はたまたこちらの規模のせいか、
お付合いしている「ミニ商社型」の顧客は年齢も高く、いまだに



電話注文でやってよ! (FAX?めんどくせ~なあ)

渋々ながら手書きFAXを送ってくる このいずれかである。



であるから、めんどくさがり屋の手書文字を解読することが
ユリカ嬢の最初のハードルである。
キーボードから生まれるWord明朝で学業を終えた若き女性にとって
これはかなり高いハードルと言えよう。

しかも、見積り依頼ならAさんに、サンプル依頼ならBさんに、
葬儀案内は社長に、直送出荷報告は部長に、注文はその客の担当に、と
まるで郵便局の仕分けに近い。

席を立つ~FAXから用紙を取る~席に戻る~仕分けする~席を立つ~
順番に配る~帰り道で次に溜まった用紙を取る~席に戻る~仕分けする~
不明なものを隣の課長に聞く~PCで確認する~メモに残す~席を立つ~
担当に配る~帰り道に・・・・ あああ、終わらないのです。

本当に終わらないんですよ。休み明けなんかは。
ユリカ嬢はトイレとお茶だしの他はほぼ一日中このチェーンワークです。



(こんなアルバイトやパートレベルの雑用をいつまでやらされるのか・・・)



先週の金曜日にユリカ嬢はきっとそう思いながら退社したと思っていたのですが、
今朝の顔、今日の動きを見ていると


(これだけやってればいいのならラクかも)


というところに「身を置く」ことにしたような感が見えました。


こりゃ続くかも・・・
このままここで老けるかも・・・
中小のユルユルやグズグズに染まるにはまだまだ若すぎるはずですが、
イマの娘だから何を考えてるのか、考えてないのか、ようわからん。


大事なこと、覚えなくてはいけないことをメモっている紙を見たら
ほとんど ひらがな だったし。ようわからん。