第1回 ブルースと80年代以降のブルースミュージッシャン  前書き | BLUES CAFE 70 のブログ  (ブルースカフェ70)

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膨大なユーチューブの映像と雑誌情報をもとに、ここ30年間ほどの、トップブルースミュージッシャンを250人以上紹介をしていきます。

 

本屋に行っても、CD屋に行ってもブルースの情報、特に海外の1980年代以降のブルースミュージッシャンの情報が不足しているし、逆にネット上ではあふれすぎていたので、整理してみようと思い立ちました。

 

選び出す根拠として、自分の好みではミュージッシャンが偏るので、まずはYOUTUBE30万回以上見られているとか、1980年代以降グラミー賞ブルース部門やブルース・ミュージック賞(旧W.C.ハンディ賞)を受賞したとか、Blues Music Magazine(旧Blues Revue)、 Living Bluesなどの雑誌で見かけた、ミュージッシャンをリストアップしたところ約1000人にまで膨れあがりました。その過程で1970年代までに他界されたブルースミュージッシャンはどんなに有名でも意図的に除きました。その中から、第一部としてYOUTUBE30万回以上見られているブルースミュージッシャンをアルファベット順で羅列紹介していきます。面白いと思ったブルースマンに関しては、ネットでさらに検索をお願いします。第二部として、30万回以下でもグラミー賞や、ブルース音楽賞を受賞した現代のブルースマンを選び出して紹介します。第三部として、選ばれなかったが、ブルース・レビューなどの雑誌で取り上げられ、独断で面白いと思ったブルースミュージッシャンを紹介します。合計で250+人になります、前述に基準から外れるミュージッシャンは紹介しません。

 

ブルースミュージッシャンのプロフィールはネット上で、多くの方がホームページやウキペディア等で詳細な紹介をしているので、そちらを参考にしてください。

 

アメリカで人気があっても、言語の問題から我々には歌詞の良さ、面白さが伝わらない事があり、日本人にうける曲が異なってくるのは当然です。音楽は感覚フィーリングなので、楽しい、面白いと感じれば良いので、気楽に楽しんでいただければ幸いです。

 

更に重要なことは、YOUTUBEの動画を頼っているので、それぞれのミュージッシャンのベスト曲が出ているわけでもないので、最終的にはCDや有料ネットで曲をダウンロードしてお楽しみください。取り上げた動画でこんな感じのミュージッシャンか、とご理解いただけると思います。ほとんど動画を公開していないミュージッシャンも居るので、ここで紹介した動画は参考程度です。また、突然削除される動画もありますが、名前を頼って検索してもらえれば別の動画を見つける事が出来ると思います、そこは宜しくご理解の程。

 

もう一点、ミュージッシャンでもブルース専門からロック、ジャズ、ファンク。。。と色々渡り歩く人も多く、ここで気に入っても他の曲はロックしかないというミュージッシャンも居ます。正直、ロックの方が視聴回数は大きく伸びますね、ブルースは見る人が少ないと言うことですね。

 

ここでは、ご存知の1983年からアルバムに対して出されるグラミー賞と1980年からBLUES FOUNDATIONが出しているW.C.Handy賞、その後2006年から名称が変わってBlues Music Awardsブルース音楽賞に注目してブルースミュージッシャンを選別した。これからはW.C.Handy賞もブルース音楽賞と記載します。

 

ラジオ

 

インターネットラジオでは、Aardvark Blues FM

http://www.aardvarkbluesfm.com/)を聞いていて、気になった曲を次々選び出して楽しんでいます。色々ありますが、ここが一番アメリカの現場のブルースライブに近いと感じています。

 

雑誌

Blues Music Magazine    

http://bluesmusicstore.com/shop-all-music/cds/

 

Living Blues            

http://www.livingblues.com/

 

いずれも実績がある雑誌ですが、Blues Music Magazineはブルース、ブルースロックに強く、Living Bluesはブルース、R&B、ソウルに強いという印象があります。

 

 

ブルースに対して、皆さん色々な思い入れがあると思いますが、ブルースの面白みは、(1)リズムの基本はダンスミュージックであること。ライブハウスではバドワーザーをラッパ飲みし、みんな踊り出す。ちびりちびり酒を飲みながら聞くのはJAZZという印象ですね。(2)歌が自己表現であり、オペラや歌謡曲のようには歌わない、うなるようにも怒鳴るようにも歌う。(3)楽器の掛け合い、アドリブが楽しい。歌手だけが主役ではなく、バックの楽器も隙間を縫って出て来て掛け合いをする、これが上手いと実に楽しい。だから、ミュージッシャンも乗りまくったようなLIVE版の評価が高かったりします。

 

 

ブールスミュージックのイロハを書く気はないので、他のサイト参照していただくこととして、ここでは、アメリカでも有名な「MISSISSIPPI BLUES TRAIL」を紹介しましょう。このサイトを訪ねてもらえれば、歴史を一寸理解できると思います。英語が聞き慣れないという方でも、音楽は聴けば楽しいので、是非覗いてみてください。

 

MISSISSIPPI BLUES TRAIL

www.msbluestrail.org

ここの最初のページで、「films」のタグをクリックすると、基本的なブルースミュージッシャンのビデオが出てきて、ソニー・ボーイ・ウィリアムソン、エルモア・ジェームス、チャーリー・パットン、ハウリング・ウルフなどなどの演奏を見ることが出来ます。ブールスってどんな曲なの?という方には是非、通の方でも楽しめると思います。さらに、アメリカ旅行で、ブルースマンゆかりの地を訪ねたければ、詳細な地図、年間の定期的なブルースフェスティバル情報も出てきます。

 

https://blues.org/about/

BLUES FOUNDATION

 

Blues Music Awards(旧W.C.Handy Awards)を発表している団体。「Find The Blues」のタグをクリックすると、クラブの紹介(協賛のクラブだけ)、Festival情報、ラジオ放送局などの情報がある。ブルース音楽賞の受賞者はこのサイトで調べました。

  

http://bluesfestivalguide.com/

アメリカのブルースフェティバルの年間情報

  

レコード会社

ブルースのCDを購入したい場合は、アマゾンやBlues  Music Magazineのホームページから購入すれば、かなりマイナーなレーベルでも購入が可能な時代になりました。現代のブルースに関するメジャーなレコード会社4社を紹介しますが、雑誌を見ていた方が動向がつかめます。

 

Alligator Records   https://www.alligator.com/join/index.cfm

 

Blind Pig Records  

https://www.blindpigrecords.com/

 

Wolf records  Austria  

http://www.wolfrec.com/home

   

Ruf Records       http://www.rufrecords.de/index.php?lang=en

 

 

次回は、具体的にブルースミュージッシャンを紹介します。