16才の私に衝撃を与え、
結果的にその後の人生に大きな影響を及ぼした一枚です。
映画のサウンドトラックとしては名作中の名作と言えるでしょう。
映画そのものは中学に入り立ての頃劇場で観て、
楽しい作品として深く記憶していました。
しかし音楽を楽しむという感覚ではありませんでした。
私の場合、洋楽に目覚めるのがちょっと遅い子供だったのです。
この作品を純粋にブルースとして聴くかどうか、
は議論の対象になるところでしょう。
ジャンルとしてのブルース(典型として3コード、12小節)は
ロバート・ジョンソンのクラシック「Sweet Home Chicago」の他、
殆ど収録されていません。ゲスト出演のレイ・チャールズ、
キャブ・キャロウェイは勿論ブルースを歌っても超一流の歌手ですが、
レイはソウル、キャブはジャイブというイメージが強い。
そもそもブルース・ブラザーズ・バンドの面々も、
マット・マーフィーを除いては、スティーブ・クロッパーも
ダック・ダンもブルースと言うよりは、
ソウルの創生期の中心的存在だった名職人です。
でも、それが良いのです。広くソウルもR&Bもファンクもジャイヴも
ひっくるめて黒人音楽の総体を「ブルース」と称する感覚は伸びやかで、清々しい。
アメリカが建国から掲げる「自由」について私は、
ある根深い懐疑を抜きにしては受け止められませんが、
この映画そしてサントラからは自由の感触、
その息吹みたいなものが確かに伝わります。ざらざらしていて、
抜き差しならない我々の日常に食い込んで来る、そういう誘惑としての自由。
アメリカの黒人音楽だけが勝ち得た至上の芸術的感動としての、自由。

結果的にその後の人生に大きな影響を及ぼした一枚です。
映画のサウンドトラックとしては名作中の名作と言えるでしょう。
映画そのものは中学に入り立ての頃劇場で観て、
楽しい作品として深く記憶していました。
しかし音楽を楽しむという感覚ではありませんでした。
私の場合、洋楽に目覚めるのがちょっと遅い子供だったのです。
この作品を純粋にブルースとして聴くかどうか、
は議論の対象になるところでしょう。
ジャンルとしてのブルース(典型として3コード、12小節)は
ロバート・ジョンソンのクラシック「Sweet Home Chicago」の他、
殆ど収録されていません。ゲスト出演のレイ・チャールズ、
キャブ・キャロウェイは勿論ブルースを歌っても超一流の歌手ですが、
レイはソウル、キャブはジャイブというイメージが強い。
そもそもブルース・ブラザーズ・バンドの面々も、
マット・マーフィーを除いては、スティーブ・クロッパーも
ダック・ダンもブルースと言うよりは、
ソウルの創生期の中心的存在だった名職人です。
でも、それが良いのです。広くソウルもR&Bもファンクもジャイヴも
ひっくるめて黒人音楽の総体を「ブルース」と称する感覚は伸びやかで、清々しい。
アメリカが建国から掲げる「自由」について私は、
ある根深い懐疑を抜きにしては受け止められませんが、
この映画そしてサントラからは自由の感触、
その息吹みたいなものが確かに伝わります。ざらざらしていて、
抜き差しならない我々の日常に食い込んで来る、そういう誘惑としての自由。
アメリカの黒人音楽だけが勝ち得た至上の芸術的感動としての、自由。
