金欠しみったれー。みょみょみょー。
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給料日前日でごわす。
ビールにギョウザ、そして中華そば。
大森駅前の中華屋にて、おとこの三種の神器を堪能。
んでもって、所持金は3000円ポッキリ。
もー、今日という今日は何がナンでも2杯しか飲まないぞー、
カードなんてぜってぇ切んねぇぞーと思いつつ、エルモスへ。
んでも。
2杯飲み干したら、やっぱりあともう一杯飲みたくなってしまった。
んで、こっそりと悪あがき。
「あきちゃん今日さー、3000円しか持ってないんだけど、も一杯飲める?」
「・・・んー」
電卓片手に唸る、あきちゃん。
その声に被るように、カウンターの右側から
これ飲みなよ、という声が。
そして右側から、テキサスの酒場よろしく
バーボンのボトルが、ずずずっと滑って来る。
ボトルを滑らせたのは、ロマンスグレーのアベさん。
おいらの前には、オールドグランダットのスリムボトルがやってきた。
アベさんがニコリと笑う。これでよければどうぞ、と。
その笑顔に、遠慮の言葉も忘れてしまった。
「んあー、ありがとうございます。遠慮なくいただきまーす」
アベさんのご好意に甘え、一杯いただくことに。
久々のオールドグランダット。
バーボン特有の荒々しさが、喉にガツンと来た。
そして1拍おいてから、華やかな香りがゆっくりと鼻から抜けていった。
んまい。
「んあー、いいですねー」
「だろう」
んまい。
そしてアベさんの柔和な笑顔がたまんない。
なんだか華やかな気分になった。
んで。
実は却ってこの一杯で、おいらのノンベ根性にはターボがかかり、
カード切ってでもガンガン飲み明かしたい気分になってしまった。
でも。んー。
ロックグラスを飲み干す。
やっぱここでチェックだな。
アベさんからいただいた粋な一杯で、潔く切り上げるのが男のたしなみだ。
身体の酔いよりも、心の酔い。
奢ってもらった一杯を大切に思う。
酒飲みの端くれとして、そういう人間でありたいと思う。
ということで、潔くお会計。
アベさん、ごちになりました。うまかったです。
