年末なので、今年のおのが読書生活を勝手に総括。



今年読んだなかでナンバーワンは重松清の「流星ワゴン」。

もう5年も前に刊行された有名な小説だが、おいらにとっては今年のナンバーワン。



流星ワゴン


「死んじゃってもいいかなあ、もう・・・。」


仕事をクビになり、家庭も壊れ、希望を無くしたサラリーマン。


彼は不思議なワゴン車に拾われた。そこで出会うのは何故か彼と同じ年齢に戻った親父。

ワゴンは時空を越え、過去へと遡り、彼の人生の岐路となった場面で彼を降ろす。


彼は自分が辿った苦い過去を、自分と同年の親父とともにもう一度経験することになる。


そこで彼は人生をやり直せるのか。


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過去と現在、生と死、そして父と子。


この小説の中では、現実では決して重ならないこれらの事柄を結びつけている。

そんな小説の世界のなかで、苦しみ、憤り、悲しむ主人公の気持ちが恐ろしくリアルで、

心に強く響いた。


読み返しも含めて、今年も100冊以上読んだけど、涙が出たのはこの小説だけ。

なかなかいいです。おすすめ。