最近の若い人は、、、。
などと言うといかにも自分が人生経験豊富、、、な風に聞こえてしまって、実際の自分とのギャップに甚だ赤面してしまうのですけれども、よくよく考えると 「最近の若い人」 だけに限った話しではないのかもしれませんが、それを理解したうえでそれでもどうしても最近の若い人は、、、と言いたくなってしまった事件が先日起こったのでその事について申し上げます。

仕事で取り引きをさせていただいている某会社に、新人のA子さんという営業のかたがいらっしゃいます。 若い女性です。
このA子さん、自ら担当のお客さんとの間で、ある契約を結んできたのは良いのですけれども、その契約を結ぶ際、上司である(仮に山田さんといたしましょう)山田さんになんの相談・連絡すらなくその場でもって契約を締結。 しかもその契約が相手方に非常に有利なものでありました。
相手方に有利ということはこちら側には不利ということであって、それもその内容たるやかなりの割合でこちらに不利で、とても飲めるような条件でなかったために事態は紛糾。 急遽対策会議が開かれる運びとなり、実際の製品製作者であるこの自分にも呼び出しがかかったのでありました。

会議の席上、「自分の立場」 をシドロモドロで出席者に説くA子さんでありましたが、場の大勢が 「ここは相手方に謝罪して契約を白紙にしてもらおう」 という方向でまとまりを見せ始めると背中をピンと伸ばし、隣に座った山田さんのほうに向き直って明朗な口調でキッパリと彼女は言ったのであります。

「それは山田さんに行ってもらいますっ」

担当者でしかも実際に契約の話しを持ってきた当事者である彼女が謝罪に行くのが当然だ、と思っていた山田さんと自分をはじめ、満場の出席者全員がその場で腰が抜けそうになりました。 驚きました。
しかしその後、結局山田さんがそのお客さんのところに出向き、頭を下げ、契約を白紙撤回、散々ケチをつけられて帰ってきた、という話しを聞くにつけ、なるほどっ! この手があったか!! と思ったのは、人は堂々と胸を張って自信満々にモノを言われるとどんな理不尽なことであったとしても、あぁ、そうなのかな、、、と思ってしまうというか、もっと言うと洗脳されてしまうという事であって、これを利用しない手はないぞ、とかねてから積年の夢でもあった祗園の超高級バーでビンテージのワイン、高額なシャンパンばかりをたらふく堪能。 飲み終わって一言 「今回の勘定は無料とさせていただきますっ」 と言いました。 どつきまわされました。