学生時代にバンドを始めてしばらくした頃、ローリング・ストーンズが大好きになって、特にキース・リチャーズはその頃の自分の神様であったワケで、ベースを6年間弾いたあと、あっさりギタリストに転向してしまったのにはそのへんにも理由があったのでありますが、とにかくストーンズといえば 「ブラウン・シュガー」 「ホンキートンク・ウィメン」 「スタート・ミー・アップ」 なんかの代表的な曲から 「ブラック・リムジン」 「ミッドナイト・ランブラー」 などの、ほとんどファンしか知らないような曲まで、ホントにたくさんコピーしたもんであります。

その中でも特に個人的に思い入れのある1曲に 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」 があります。

当初はブルースをかじり始めた頃でもあって、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフなんかを盛んに聴いていたのですが、自分がストーンズを好きになるきっかけを作った張本人である当時のドラマーが、初めてストーンズの音源を自分に持ってきて 「この曲やろう!!」 って言ったのが 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」 でありました。
自分にとっては初・ストーンズ。 
その頃の自分は人伝のイメージで、ストーンズっていうともっと3コード系のブルースなバンドだと思ってました。 と言いますか、その頃の鼻たれた青二才な自分は3コード以外はブルースじゃない、と思ってました。

なぁ~~んや。 ストーンズって全然ブルースちゃうやんっ。 おもろない。 これが一番最初の印象でした。

でもそんな曲が、バンドを組んで人前でライヴをやるようになって4年の間、一度たりともセットリストから外れなかったのは何故なんでしょう。
そしてあれから20年近く経った今、またJRBでこの曲をやり始めるようになったのは何故なんでしょう。

ストーンズの楽曲って、どれも不思議な魅力があります。 でもその魅力って何?って聞かれても、いい加減な言い方ですが 「よく解らない」 のです。
そしてその魅力は誰がカヴァーしても何故かきちりとそこにある。
そんな魔力ともいえる魅力を持った 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」。
その後、アレサ・フランクリンのバージョンでとどめを刺された、自分にとっては思いで深い1曲です。

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『JUMPIN` JACK FLASH』 ARETHA FRANKLIN with KEITH RICHARDS