先日、ある用事で東寺に行ってきた。
僕は5歳からつい6年前まで東寺から歩いて20分くらいのところに住んでいたので、小さいころからここには遠足で来たり、写生大会で来たり、地元の人たちと同様に、「弘法さん」と呼んで親しんでいた。
久しぶりに訪れた「弘法さん」。
幼いころはもっと広く感じたのに、あれえ~、こんな狭かったかなあ・・・。
しかも五重の塔の真下まで行くのに有料になってた。
昔は無料じゃなかったかなあ・・・。子供たちとかの遊び場だったような記憶が・・・。
まあ何しろとっても懐かしかった。


先日から京都の紅葉はちょうど見頃をむかえ、道路は観光地周辺のみならず、国道や幹線道路まで渋滞の列が続いている。
僕はその昔、京菓子メーカーに営業マンとして勤めていた頃の最初の2年間、観光地のみやげ物店担当だったので、この時期になると大変だったのを思い出した。(まあその分素晴らしい景色なんかをタダで堪能させていただいたが・・・)

いつも思うことだが観光客のみなさんにはマナーを守って楽しく観光していただきたい。これは観光客だけに限ったことではないが、車の窓からタバコやゴミのポイ捨てなんかを平気でしているのを見たりすると、思わず走って行って投げ捨てられたタバコやゴミを拾い、もう一度車内に投げ返してやりたい衝動にかられる。
最近急激に増えてきた寺院などのライトアップとやらも何ですか!?アレは!
国宝や重要文化財や樹齢ウン百年の古木ににあんな照明たいて、後年どんな影響出るのか考えたことあるのですか!?
僕はほんの僅かでも京都の観光産業に携わったことのある人間として言いたい!
これだけの豊富な歴史的文化財を抱える京都。だからこそその外見に甘えることなくもっともっと「中身」で勝負すべきでしょう!ライトあっぷなんてただの軽薄な一時しのぎだ!そんなもんはどこぞの洋風建築に任せておけばよろしい!そんなことだから京都の観光産業はいつまでたっても「大名商売」だと笑われるのです!! こらこらっ!そこのおばちゃん!!試食の生八つ橋食い過ぎっ!わしづかみにして友達にくばるなっっ!!!
ええ~い、この際サラリーマンの時に言えなかったこと言ってやる!矢でも鉄砲でも持ってこい!!!
そもそもなあっ!「ワビ」「サビ」の精神とは・・・・・、あっ、誰やお前ら・・・、はっ、離せっ!腕を離せ!おおい!どこ連れていくねええええええええええん・・・・・・。