いのち・・・

それは、
夜を照らす
蛍のきらめき・・・

凍てつく冬の空気に
野牛の吐く吐息・・・

草の上に
落ち着かない姿を映しながら
日没とともに消えていく
ちっぽけな影・・

※ネイテイヴアメリカンの言葉より



Rain Dance


彼らは毎日、鳥たちが飛ぶのを見ている。
雲が生まれているのを見ている。

太陽の動きを見ている。

自然の中で彼らがおろそかにすることなど
ひとつもない。


この地に生きるものたちすべてに、
大地の栄養をその身に汲み上げなさい
と優しく降る雨がある。

煙るような雨筋がカーテンを引くように
通り過ぎていく雨が来る。
地に生きるものの命を養ってくれる

慈雨が降るまで、植物は日照りをしのいで
雨が降ってくれる時を待ち続ける。


トウモロコシはその雨が降る時まで、
成熟する実入りの時まで、生きていられるように、
下の葉がその上にいる葉のために枯れていく。

その上の葉はさらに上にいる葉のために
生きる時間をゆずる。

そうして雨を待ち続け、乾いた畑に立ち尽くす。
全ての葉がすっかり枯れてしまっても、
まだ立っている。

枯れてしまったわけではない。
彼らは生きているのだ。


どんなに辛いことでも、終わりが来ないものはない。
それを信じる力をもらうために、
彼らはRain Danceを踊る。

Rain Danceは彼らの祈りの声を
天に届けるための踊りである。