■懐かしき回想~無い知恵をしぼり 「長き旅路に (Such a Long
Journey)」 を作った頃
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オリジナルのブルース 「長き旅路に(Such a Long Journey)」 を
作ってから8年以上経ってしまいました。
ちなみに、
私(さーど)が初めて作ったブルースの「ヨコハマ・イエロー・ブルース」は、童謡 「赤い靴」 に登場する少女のモデルとなった実在の少女の短く儚(はかな)い一生に想いを馳せた時、私(さーど)の心に浮かんだ想いを(音韻を踏むこともなく…)、ただ普通に詠んだ
だけの散文詩でした。
一方、
この「長き旅路に」では音韻、類語、(on foot に対して in hand の
ような)対比関連語、あるいはブルース関連の人物などを歌詞に織り込むことを考え、
ブルースに対する「オマージュ」 的な曲づくりをした様に記憶しています。
とは言え、何しろ英語が不案内なので、
英語の辞書を何度も何度も引き、そして無い知恵をしぼりながら作った苦心の作であることだけは確かなことです…。
当時、Amebroとは別の所に自身のブログを書いていたのですが、以下に引用しますね。
以下は過日(2012年10月)、Amebro とは別のブログに書いた記事です。
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皆さま、こんにちは♪ さーど です。今日もブルース・ハーモニ
カ、“楽しく” 吹いていますか?
さて、この度、小生の最新オリジナル曲 (英詞) が出来上がり
ましたので取り上げてみました♪
曲名を “Such a Long Journey” という、3コ―ドで8ビート、
ロック・テイストのスロー・ブルースですが、
最後の最後にアップ・テンポに変化させてみました♪
【補足訂正 ( 2021/01/09 )】
上記のように当初は、
"3コ―ドで8ビート、ロック・テイストの…" 曲を
考えていたのですが、実際には "3コードでハチロク
(8分の6拍子)…" の曲として オン・ステージ と相成り
ました…。[ 下記の 【注0】 の音源を参照ください。 ]
ところで、この曲のテーマは “30,000日の旅” です。
“30,000日の旅”とは一体、何のことでしょうか?
それでは、少し数字を変えて “29,200日の旅” ではいかが
でしょう♪(? ? ?)
皆さま方には、この29,200日 という日にちは長いでしょう
か? それとも…。
私(さーど)は、 365日×80年=29,200日 ということから、一生をおよそ “30,000日の旅” に見立てました。
また、今回の歌詞には、ブルース・マン達の名前やブルースの曲にちなむ語句などを織り込みました♪
[ (例) Little Walter、Muddy Waters、Howling Wolf、
Junior Well(s) / Rolling stone etc. ]
その他、B.B.・キング、アルバート・キング、フレディ・キングの
いわゆる3大 “キング” (King = 王) にちなんで
本来であれば、
「キング」という語を入れるべきところですが、(音韻を考慮して…)
代わりに “シーザー(Caesar=皇帝)” を入れてみました♪
(途中 略)
今年は春から夏までクロマチック・ハーモニカに力を注いで
居りましたので、この秋からは反省(?)して、
ブルース・ハーモニカに専念したいと思います♪
新曲 “Such a Long Journey(長き旅路に)” は、
来月のブルース・ジャム・セッション 【注0】 で是非、演(や)りたい
と思っています。
・・・・・・・・・
それでは皆さま、いつか何処かの店のライヴやジャム・セッショ
ンで、お会いしましょう♪
ちなみに、いつも私はブルース・ハーモニカで、馬の “いななき”
のような騒音を撒(ま)き散らしています。
どうぞヨロシク♪
OK! レッツ・ブロー・ザ・ハープ! & エンジョイ・イット!
そして、アディオス !
以下は歌詞の 粗訳 です。
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◆ 長き旅路に (Such a Long Journey) 【粗 訳】
バーボン(【注1】) のボトルを手に 長いこと歩きつづけ、
ハーモニカを手に 人生の旅をつづけて、
最高じゃないか! かっこいいハーモニカなんか
吹いて!(【注2】)
ちょっとだけ、お前 リトル・ウォルター(【注3】) みたいだぜ。
……………
転がる石(【注4】) のように、幾千の泥の川(【注5】) を渡り、
夜には、いつも孤独なオオカミのように吠えて(【注6】) いた
お前。
タバコの煙と煤(すす)に汚れた街。 喧騒に満ち、愚かで
馬鹿げてはいるけれど
居心地は悪くないこの街に、たどり着いたお前。
……………
おい! ジュニア!(【注7】) 年老いた皇帝(シーザー)。
今のお前、ただの老いぼれ(【注8】ギーザー)。
30,000日の旅(【注9】) の果てに、お前は何を見た?
長い旅。それをお前は短いと感じるに違いない。
けれど、“時”は、あっと言う間に過ぎ去ってしまうものなのさ。
……………
お前が望むものを目にする、
そんな日は決してやって来ないのさ。
タバコの煙と煤(すす)に汚れた街、 喧騒に満ち、愚かで
馬鹿げてはいるけれど
居心地は悪くないこの街に、たどり着いたお前。
昨日と明日の間…。 ああ、今、お前はここにいる。
それこそが第7天国(【注10】)。 つまりは、そういうことなのさ。
………………………………………………………………………★今回、ブルースに馴染みのない方のために脚注を設けました。
【注0】「来月のブルース・ジャム・セッション」…それが次の音源です(2012年11月の初のオン・ステージ録音)。
【注1】バーボン…ブルースを語る上で酒場には欠かせない酒
(トウモロコシを主な原料とする)。ちなみにバーボンは米国の
地名。
【注2】 harper (ハーパー:ブルース・ハープを吹く人)…この言葉
は実際には使われていません。
通常はハーピストあるいはブルース・ハープ・プレイヤーなど
のように呼びます。
しかし、
本作詞の中で直前の super-duper (格別に素晴らしい、の
意)の語尾‐er を引き継ぐ意図で、敢えて harper という言葉
を造語しました。
尚、直前の Okey-Dokey (オーキー・ド―キー)は OKの くだけ
た言い方で、モノの本の中には 「OK牧場!」などと ユーモア
な感じの日本語に意訳されていることもあります。
【注3】リトル・ウォルター…黒人ブルース・ハープ奏者(故人)。
マディ・ウォーターズ・バンドの看板アーティスト。
【注4】転がる石のように…「ライク・ア・ローリング・ストーン」は
マディ・ウォーターズ(故人)のヒット曲。
英国ロック・バンドのローリング・ストーンズのメンバーは
マディを非常に敬愛しており、この言葉が彼らのバンド名
の由来になったことは余りにも有名である。
一所に定まることのない身の「転がる石」。 それは決して
苔生(コケ む)すことはなく、安らぎを得ることもない存在…。
【注5】幾千の泥の川(マディ・ウォーターズ)…マディ・ウォーターズ
は黒人ブルース・ギタリスト兼ボーカリストで当時のブルース
界の大御所。 和訳すると「泥の川【複数形】」ですね。
【注6】オオカミのように吠え…ハウリング・ウルフ(故人)は「遠吠え
する狼」をステージ名とした黒人ブルース・マン。
ブルース・ハープも吹いた。
【注7】ジュニア・ウェルズ:黒人ブルース・ハープ奏者(故人)で、
一時マディ・ウォーターズ・バンドにも所属していた。
【注8】皇帝(Caesar/発音:シーザー)…古代ローマ帝国皇帝の
シーザー。
老いぼれ(geezer/発音:ギーザー/風変わりな爺さんの
意)…シーザーとで音韻を踏んでいる積り(?)。
【注9】30,000日(の旅)は約82年間。 ここでは、人の一生を旅
に比喩しました。
【注10】 「第7天国(The 7th heaven)」 とは、最高に幸福な世界の
意味とのことです。
最後にオリジナル原文も付記しておきますが、英語表現に不備や
間違いがありましたらお許し下さい…。
◆ Such a Long Journey (長き旅路に)
[オリジナル曲(2012年)]
ハーモニカのキーは G
……………
You’ve been on a long journey / with a bottle of burbon /
on foot. / (Hey, hey!) /
Been on a journey of life / with a blues-harp in hand /
(Ah…hmm…) /
Okey-dokey ! You’re a / super-duper harper. You’re, /
Just a little bit, (Ah…hmm…) / like Little Walter. /
……………
You’ve got over / thousands of muddy waters /
like a rolling stone. / (Hey, hey ! ) /
You used to keep howling / like a lonely wolf /
(Hmm…) / every night. /
You’ve got to such a smoky, / smoggy, dirty, noisy, crazy’n’ /
jerky but (Ooh ! ) / cozy town. /
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( Guitar Solo )
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Hey! Junior ! Well, … / You, old Caesar ! /
Now you, just a geezer ! / (Hey, hey ! ) /
What do you see / at your journey’s end /
for 30,000 days? / (Ah…hmm…) /
Such a long journey. / You must feel it short. /
Ooh! Ye…s. Time flies. /
……………………………………………………
( Guitar Solo )
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You never see, / you never see /
what you want. / (Hey, hey ! ) /
You’ve got to such a smoky, / smoggy, dirty, noisy, crazy’n’ /
jerky but (Ooh ! ) / cozy town. /
Betwe’n yesterday’n’ tomorro…w. Now you’re /
just here, the 7th hea…ven. / Ooh ! Ye…s. That's all. /
……………………………………………………
( Guitar Solo )
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★You never see, / you never see /
what you want. / (Hey, hey ! ) / ★ ×2 times
You’ve got to such a smoky, smoggy,
dirty, noisy, crazy’n’ jerky / but cozy town. /
……………………………………………………………
それでは、また。
レッツ・ブロー・ザ・ハープ!!
そして アディオス!


