週刊 ブルース商会 -3ページ目

夢ブルース

こんにちは。保村大和です。

 

今、改めて、本腰を入れ直して、絵本『カモノハシのホーホーさん』の製作中です。

今か今かと待っていただいている方、本当にゆっくりで本当に申し訳ありません。

何が何でも完成させたいと、僕自身思っています。年内には完成させたいと思っています(これまたゆっくりですみません)。絵本製作に専念できる時間をなるべく多く取りたいので、これからブログの更新が滞るかもしれませんが、お許しください。小っちゃな夢ですが、夢を叶える旅に出ていると思っていただけたら幸いです。

ミツスイブルース

こんにちは。保村大和です。

 

ハワイにミツスイという小鳥がいるのです。その名のとおり、常夏の島に年中咲き乱れている花の蜜を吸って暮らしている小鳥です。悠久の時を経て、専門に吸う花の形や棲む場所の違いによって羽の色やクチバシの形や体の大きさなどをそれぞれ変えて、50種類のミツスイに進化してきました。代々のカメハメハ大王が愛用したそれぞれの黄色いマントは、翼の付け根に鮮やかな黄色い羽のポイント模様のある種類のミツスイの黄色の羽だけを取って織り込んで作るのだそうで、製作に100年かかるのだとか。つまり、何代か前の王が、何代か後の王のために作るわけですね。そのミツスイ、今、ほとんどの種類が絶滅してしまって、残っている10種類余りのミツスイも絶滅危惧種なのだそうです。絶滅の原因は、日本人のハワイ入植が盛んだった時代に日本人が愛玩用に持ち込んだメジロだそうで、メジロの持つウイルスが蚊の媒介でミツスイに移されると、ミツスイは死んでしまうのだそうです。

僕は、たまたまバードカービングという、野鳥のリアルな実物大の彫刻の展示会に視覚障害者用に触ってもいいものも置いてあるというので行ってみたのですが、このミツスイの話はその展示会にいらした日本バードカービング協会会長で木象嵌師(もくぞうがんし?)の内山春雄さんという方に聞きました。内山さんは、野鳥の姿を見ることができない盲学校の生徒に彫刻を使って野鳥の生態や進化論の講義をしたり、剥製に代わって鳥の彫刻を博物館に収める活動(新たに鳥を殺す必要もなく、剥製よりも長持ちし、時期によって変わる羽の色や形まで表現できる)もされているそうです。しかも、そのほとんどが手弁当だそうです。ハワイのミツスイも「日本人として責任を感じる」と、50種全部(雄雌合わせると100体)、既にハワイまで行って設計図は揃っていて、「あとは製作費だ」という話でした。製作には4~5年はかかるらしいのですが、「100体並んだら壮観でしょうね」と言ったら何度もうなづかれていました。内山さんとミツスイのために何か少しでも役に立てることはないかと思い、せめて、紹介だけさせていただきました。

感謝祭ブルース

こんにちは。保村大和です。

 

先週の日曜日、独弾流GARAGARADON旗揚げ公演『キルデンダイクの四兄弟』、無事、千秋楽を迎え、そして無事終了しました。舞台とは本当に儚いもので、一か月以上の稽古で、四日間、6ステージの本番です。でも、激しく燃え盛った「束の間の灯火」は永遠にみんなの心に刻み込まれるのです。僕の心にも深く刻み込まれた作品になりました。共演者の皆さん、スタッフの皆さん、観客席で同じ時間を過ごしてくださった皆さん、劇場の外から応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。幸せな時間でした。ところで、今回収穫だったのが、ブルースの仲間が久しぶりに増えたことです。楽屋の鏡前で犬山ヴィーノさんを囲んで僕と福田アキ☆ラ(あきほしら)さんがブルースハープ談義で盛り上がっていたら、勝矢が冗談で「○ゲが3人で何やってるんですか」とチャカしたので、「○ゲって言うな!ブルースと言え、ブルースと!」と僕は久々にブルース商会会長の血が騒ぎ、その後、ブルースハープ談義がブルース談義にとって代わり、「じゃあ、M字ブルースとか、前からブルースがきちゃってますねぇとか言うんですね」「なんかそう言うと格好良く聞こえますねぇ」「格好良くていいんだよ。格好良いことなんだから「きちゃってますねぇ」はおかしいだろう」などとプチブルース祭り状態になりました。神(髪)無月のある楽屋での一幕でした。