パッションフラワーは、メディカルハーブとして有名な植物です。
これまでそのイメージが強かったためか、私は個人的には、あまりレメディとして用いたことがありません（でした）。
レパートリー（症状別辞典）でも、あまり見かけないレメディでしたので、、
これからは、思い込みを外して、レメディとしても用いていきたいと思います。
Passi.パシフローラ
植物。パッションフラワー。トケイソウ科トケイソウ属。多年性つる植物。
passionキリストの受難という言葉から
特に関係の深い部位 （レメディは全身に関係するものです）
精神 神経系
主な精神的特徴
神経質。
精神的ないら立ち。興奮。
頭の中をかけめぐる思考。今日起こったことを繰り返し考え心配する。
過労や、長時間の感情的・精神的ストレス後の疾患。
ヒステリー。急性躁病。アルコール中毒。振戦譫妄。モルヒネ常用癖。
不眠。睡眠を妨げる不安感と気ぜわしさ。
精神疲労を伴う落ち着きのなさ。
泣き叫ぶ子供。
キリスト意識とも呼ばれる内面的自己との触れ合いを促す働きがある。
内面の緊張を解きほぐし、精神を落ち着かせる。
喉と心臓のチャクラに関連がある。
奇妙な感覚に襲われることが多い。
眼球が押されて、顔から飛び出すような感覚。眼球突出症。目の痛み。
頭頂部が外れて上に浮かび上がるような感覚と激しい痛み。
横になると踵が上に持ち上げられるように感じることがある。
主な身体的特徴
神経を鎮静させる
神経への血液循環と栄養補給を改善することにより、神経系に良い影響を与える。
不安障害。帯状疱疹。
抗痙攣剤 筋肉の痙攣や凝りをやわらげる。痙攣性疾患。子供の痙攣。消化管の痙攣痛。出産時の産褥痙攣。 舞踏病。子供のひきつけ。歯生時のてんかん。パーキンソン病。開口障害。破傷風。
不眠症 子供・老人・痛みからの・大酒のみの・痔の痛みによる不眠。
夜横になっても眠れず、疲れがたまることが多い人。
精神的不安から過度に働きすぎるの人の不眠。
精神的緊張・過労・消耗から落ち着きなく眠れない。
不眠時の痙攣 歯生時にイライラして泣き叫び、眠れない子供。夜泣き。
消化器系 清潔な舌（舌が不潔な場合には、それほど有効ではない）。
痛みを伴う下痢。食後や食間に胃が重い。
鼓腸。ガスや酸っぱいげっぷが出る。
腹部がのろくなり死んだような感覚になる。
女性 月経期、または月経直前の不快感を伴う不眠症にも。
月経が開始しない思春期の少女の舞踏病。月経の痛み。
呼吸器系 喘息・百日咳は夜になると悪化。
痙攣に向かう傾向を伴った夜の咳。
胸部における弛緩作用により、炎症を起こす神経性の咳を鎮め、痙攣をおさえる。
冷却作用により、器官の過熱に関する諸症状を緩和する。線虫による発熱。
尾骨の痛み。
【好転要因】
安静にする 静かにしている
【悪化要因】
夜間 精神的不安 心配 動揺 神経質になること 過度の興奮 極度の疲労 食後
<参考>
習慣性や副作用がなく安全な、精神安定作用を持つメディカルハーブ。
精神緊張、不眠症、高血圧、不安神経症、ヒステリー、ノイローゼ、無気力、痙攣、緊張型頭痛、ひきつけ、神経性喘息発作、過敏性大腸炎、下痢、月経困難症、神経痛、筋肉痛などに利用されている。
外用湿布として、やけどや腫れ物、皮膚炎にも利用されてきた。
睡眠薬としては、精神を穏やかに落ち着け、患者は徐々に眠りにつくことができる。年齢に関係なく使用できる。
夜中に何度も起きてしまう場合には、繰り返し使用することもできる。
血圧をやや低下させる作用があるため、乳幼児、妊婦、低血圧の人には注意が必要とされている。
精神・神経系の症状には、マザーティンクチャーや１Ｘで使用と書かれている本もある。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。