今日は、「神経のArn.アル二カ」と言われているHyper.ハイペリカムについてです。
交通事故・むち打ち、脊髄損傷、脳震盪、出産など、さまざまな場面で大活躍するレメディです。
Arn.アル二カとともに、日常生活の中でも、よく用いられます。
ハイペリカムの花は、最近では、街角の花屋さんでも見かけるようになりましたね。
それでは、見てまいりましょう。
Hyper.ハイペリカム
植物。セント・ジョーンズ・ワート。オトギリソウ科オトギリソウ属。多年草植物。
特に関係の深い部位 (レメディは、全身に関係するものです)
脊髄神経(尾骨・肩甲骨間・髄膜)・頭頂・歯の神経・坐骨神経・神経全般
主な精神的特徴
非常に勤勉で活動的。
調子のよい時は、寛容で強い意志を持ち、選ばれた存在であるという信念から、人を助ける。
確固たる意志は、神や高次の存在とのつながりを土台にして形成されている。
忙しい勤勉さは、神の意志に沿った奉仕の気持ちからであり、お金や物質のために働くのではない。
宗教的。神のもとへ引き上げられるという潜在意識。
空中に高く浮かんでいるような心地よい感覚。
何か悪いことが起こり、神との関係を断ち切られたと思い込む時には、うつ状態になる。神からの分離感・疎外感による絶望。
将来の希望が閉ざされたように思い、一気に堕落するような状態になる。
高所から落ちるのではないかという不安。
負傷や事故により意気消沈して、怯えている状態の人。
痛みに敏感。耐えがたい痛みからの狂気・絶望。
朦朧として放心状態。寝言を言う。
文章を書く際に、書き間違いをする。
事故以来、誤字脱字が多い。
脳震盪や怪我の後の物忘れ、記憶喪失、意識の混乱、精神の虚脱。
眠気。手術や受傷後のうつ。
長期にわたる恐怖・ショック。
活発・驚く・戦う・疲れる・性的な夢。
主な身体的特徴徴
神経の損傷 末梢神経の受傷 激しい痛み
神経炎症の初期 受傷後の神経痛
破傷風の第1レメディ
神経の損傷に優れたレメディ「神経のArn.アル二カ」
打撲・刺し傷・裂傷・手術等により、つぶれたり、詰まって伝達の悪く なった神経に。激しい痛みを伴う。
ドアに指を挟んだ・ハンマーで打った・爪が黒くなった・爪がはがれた・指にとげが刺さった・さび釘を刺した・釘を踏み抜いた・つま先の突き指。
指先・爪・唇・耳・目・頭部・脊椎・首の付け根・尾骨等、神経組織がたくさん集まっている末端部を怪我した時に。
受傷箇所の神経が炎症を起こし、痛みが神経に沿って下から上にズキズキと駆け上がる、または放射状に拡がる場合。
四肢を下りるなど、下に下がる痛みにも適応となることがある。
痛みは突然現れ、徐々に引く。
ズキズキと突き刺すような、激しく裂けるような激痛。
鋭く、走るような、射るような、焼けるような、ヒリヒリする感覚を伴う、耐えられない痛み。
見た目よりも激しく痛む傷。
怪我のショックから失神。
見かけよりも触ると痛いのが特徴。
負傷・外科手術・抜歯で神経を切った後の痛み・神経衰弱の緩和。モルヒネの使用にとって代わる。
四肢切断手術後の幻肢痛(All-c.アリウム・セパ)。
動物のかみ傷等の痛みを緩和し、破傷風を予防する(動物による噛み傷・刺し傷、神経に沿って上に向かってズキズキする痛み=Led.リーダム。Hyper.ハイペリカムの方が受傷部とその周囲が非常に敏感)。
★交通事故後のショックや恐怖(Acon.アコナイト Arn.アル二カ)。
神経損傷後から続いている慢性症状、むち打ちや瘢痕の痛みにも使える。
脳や脊髄損傷からの痙攣・引きつり・痺れ・麻痺・癲癇・落ち込み・うつ。
★頭部 脳震盪後の後遺症―頭痛・めまい・記憶障害・脱毛等。
頭部損傷後にうつが出る、自殺念慮、銃で自殺=Nat-s.
出血している=Arn.アル二カ
痛みが残る=Hyper.ハイペリカム
夜間の排尿の衝動を伴うめまい。
頭を氷のように冷たい手で触られたような感覚。
頭が突然長くなって先がとがっている感覚。
背中を下にして横たわっている時、急に頭が後ろにがくんと動く。
頭頂にズキズキと破裂しそうな痛み。
★歯 歯科治療で、抜歯、神経を抜く、麻酔注射などの後、歯痛や不快感がある時。三叉神経痛。舌が白い。口中が熱い。
★脊髄の損傷後に喘息 霧が立ち込めた天気で悪化。多量の痰の排出で好転。短いほえるような咳の発作。
★尾骨の損傷 出産・楽器の演奏から尾骨の痛み。歩いたりかがむと痛みが増す
尾骨にひび=Sil.シリカ
神経が痛むだけなら Hyperハイペリカム
中間的な使い方はKali-bi.カリ・ビック
長時間座り続けた後の左側坐骨神経痛。背部痛・腰痛・臀部痛。
痔疾。
★出産 器具による分娩・硬膜外麻酔・会陰切開・帝王切開などの後、突き刺すような鋭い痛みが続く。
★皮膚 耐えがたい痛みを伴う腱膜瘤や魚の目、おできや膿瘍、膿の分泌はない。
床ずれ。やけど。日焼け。口の周囲の湿疹。頬に刺すような感覚。
★感覚 恐怖の後、喉・手・足にムズムズ虫が這うような感覚や痺れ。蟻走感。心臓が落ちそうな感覚。
喉が渇き、ワイン・熱いミルク・温かい飲み物・ピクルスを欲しがる。
【好転要因】
じっと安静にしている 身体・頭を後へ反らす うつ伏せに横たわる
【悪化要因】
外傷 打撲 恐怖 ショック 寒さ 湿った気候 気候の変動 霧 曇り 嵐の前 接触
むち打ちばかりではなく、スマホ首で両腕がしびれていた方が改善したケースなどもあります。
またいつかご紹介できればと思います。
ブルーローズのマテリア・メディカ
、次回もお楽しみに♪
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられているものです。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。