最近、抜け毛でお悩みの方が多いような気がします。
「ホメオパシーは、基本的に『検査』を必要とせず、『問診』だけでレメディを選ぶらしい。
まともな医学であるはずがない → まやかしだ もしも効くとしたら、プラシーボ効果であるに違いない」 と思っていらっしゃる方が、日本にはまだ多くいらっしゃるかもしれませんね。
いえいえ、それは大きな誤解です(苦笑)。
検査機器がなければ、人の病気について理解することができない、
これは現代人の大きな幻想です。
「科学が発達する」 ということと、
「複雑な心を持ち、複雑な状況の中で生きる人間を、まるごと理解する」 ということは、
基本的には一致しません。
200年以上の歴史を持つホメオパシーには、膨大なデータの蓄積があります。
それは、身体症状についてのデータだけではなく、このような状況では、その人はこうなる、このような精神状態になりやすい、など、人間のさまざまな局面が、漏らすことなく記録されているのです。
ホメオパシーで用いるレメディは、、数千種類もあり、その中からその方にぴったりの適切なレメディを選ぶのですから、さすがの魔女でも「まじない」では太刀打ちできません(笑)。
意外な方もいらっしゃるかもしれませんが、
クラシカルホメオパシーは徹底的に現実的な「経験医学」です。
「プルービング」という薬効の研究(治験)と、実際の「臨床例」の数々から、レメディを探し出すために役立つ情報が集められて、200年分、詳細に保存されてきているのです。
先日、超簡単なホメオパシー講座(その1) で、レパートリーのお話をさせていただきましたが、
今日は、ちょっと気になる 「脱毛(抜け毛)」 のルーブリック(項目)について、調べてみたいと思います。
「脱毛(抜け毛)」のお悩みの方、結構いらっしゃいますね。
脱毛は、いろいろな場合に起こります。
男性ホルモン、女性ホルモンの影響で、またストレスや睡眠不足、栄養バランスなども、抜け毛の原因になります。
慢性のご相談をお受けして、その方に最も合ったレメディ(シムリマム)を服用していただくのが、最善の策となります。
今日は、レメディを選んでいく過程について、少しご覧いただきたいと思います。
「脱毛(抜け毛)」があるとか、ないとかというだけでは、数千種類のレメディの中から、その方に「最も適切な」レメディは選べません。
ホメオパシーの「問診」が、どのくらい詳細なものなのか、少し覗いてみましょう。
今日は、 『 SYNTHESIS (シンセシス) 8.1 』 というレパートリーを使います。
(この写真は、9.1です)
そして、今日のテーマ
Head – HAIR – falling ( 頭 - 髪の毛 - 落ちる 「抜け毛」 ) には、167個のレメディが載っています。
昨日、一昨日とお話したSepセピアは、ここに3点で載っています。(Sep③)
(点数は、SEP 4点 、 Sep 3点 、 Sep 2点 、sep1点 というように、文字の書体で点数がわかるようになっています。)
まだお話しておりませんが、Lycライコポディウムというレメディも、3点で載っています(Lyc③)
では、見ていきましょう。
―――――★どういう原因で、髪の毛が抜けるのか?★―――――
・ combing the hair ; when (髪をとかす時) 1個のレメディが記載されています
・ delivery | after (分娩後) 10個のレメディ Sep②
・ disease : (病気)
abdominal ; after (腹部の病気の後で) 1個 lyc①
acute exhausting disease ; following (急性の疲弊する病気の後で) 3個
・ grief , from (悲しみから) 8個 lyc①
・ handfuls ,in (ひと握りの量) 8個 lyc①
・ injury ; from (損傷から) 1個
・ lactation ; during (授乳の間) 1個
・ menopause (更年期) 3個 lyc① Sep②
・ pain in head ; with (頭の痛みとともに) 6個 sep①
・ pregnancy , during (妊娠中) 1個
・ sickness ; after acute (急性の病気の後)
―――――★どの部位が抜けやすいのか?★―――――
・ spots , in (=alopecia areata 限域の脱毛症) 27個 lyc①
emotions ; after suppressed (抑圧された感情の後で) 1個
grief ; after (悲しみから) 2個
replaced by ; and is ~にとって代わる
gray hair (グレーヘア) 1個
white hair (白髪) 1個
wooly hair (羊毛のような) 1個
・ Eyebrows (眉毛) 21個
・ Forehead (前頭部) 7個
・ Occiput , on (後頭部) 11個 sep①
・ Sides (側頭部) 10個
・ Temples (こめかみ ) 9個 lyc①
・ Vertex ; from (頭頂部) 5個 Lyc③
* * *
Head – HAIRには、他にもいろいろなルーブリック(項目)があります。
Head (頭) – HAIR (髪) – bristling (剛毛) 47個 lyc①
– brittle (もろい) 10個
– dryness (乾燥) 28個
- gray , becomes (グレーになる) 23個 Lyc③
- greasy (脂っぽい) 23個
- lusterless (艶がない) 14個
- plica polonica (ポーランド糾髪症) 11個 Lyc②
- sticks together (くっつく) 12個 sep①
- tangles easily (もつれやすい) 22個 lyc① sep①
- thin (薄い) 2個
などなど。
このように、 『レパートリー』 には、さまざまな詳細な項目に、いろいろなレメディが記載されています。
クラシカルホメオパシーでは、初回に2時間前後の問診を行いますので、一人の方の症状は、すべて挙げれば、30項目、60項目、それ以上にもなる場合もあります。
それを、総合的に、さまざまな方向から検討して、その方に「最も適切な」レメディを選んでいきます。
現在では、コンピューターの解析ソフトを使って、多角的に分析するのが一般的です。
皆さまとの「問診」のあと、ホメオパスは寝ずの?研究を続けているのです。
あなたは、どのような項目に興味がおありでしたか?
それでは、今日はこのあたりで(^^)/~~
注意
新型コロナの影響による脱毛の場合には、
Phos.フォスフォラスや、Ph-acフォス・アシッドの服用をお奨めいたします。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。
ブルーローズでは、引き続き自然治癒力をアップする
クラシカルホメオパシー相談を受け付けております。
ただ今、ご相談窓口は閉じさせていただいております
申し訳ございません