【投稿者コメント】
【キーワード】
[独自濾過技術]、[食の安全を確保]、[サステイナブルで安全]
【件名】
「「ふるさと納税品の日本産養殖うなぎ」にも、世界初の「独自濾過技術の陸上養殖サーモン」にも飽きた、食通の貴方には、「日本橋 玉ゐ(たまい)本店」の「(あなご)箱めし/大箱/合いのせ/4,600円」がお薦め/老舗鰻屋での中国産うなぎ提供を嘆く、食通の貴方には、天然の江戸前あなごの蒲焼が一番」
【投稿本文】
【1】まずは、四の五の言わんと、旬の脂の乗った「天然の江戸前あなごの蒲焼」を食すべし
「食の安全」、「医療臨床現場で監視すべき薬剤耐性菌」、「養殖現場に於ける水産用医薬品使用に関する課題」、「サステイナブルで安全・新鮮で地産地消の陸上養殖サケ」等と御託を抜かす前に、まずは、旬の脂の乗った「天然の江戸前あなごの蒲焼」を食してみられい!
添付図1_「日本橋 玉ゐ(たまい)本店」の「(あなご)箱めし/大箱/合いのせ/4,600円」、https://anago-tamai.com/menu/
都営浅草線日本橋駅から徒歩3分、日本橋駅から106m、高島屋S.C(新館)の裏手の老舗のあなご蒲焼店に依れば、『ボリューム満点の大箱はご飯の中にもあなごが敷いてあります。仕上げは、「煮上げ」、「焼き上げ」、両方乗せた「合いのせ」をお選びいただけます。』との事。
最近は、老舗鰻屋でも中国産うなぎを提供すると云うから、昔の蒲焼の匂い・香り・食感を期待し、懐かしむ向きには、「名店の味」が最適かも知れない。
<< 老舗の名店の鰻屋が、中国産蒲焼の袋を取り出して、あとは、電子レンジでチンするだけか? これじゃ、幾ら名店とは云え、蒲焼の煙も匂い・香りも無い訳だわい! これでも、6,500円かい? アホくさ! >>
【2】「食の安全」、「医療臨床現場で監視すべき薬剤耐性菌」、「養殖現場に於ける水産用医薬品使用に関する課題」とは?
国内の、ハマチやウナギ等の栽培・養殖漁業では、「養殖魚の歩留まり生産率」や「促成栽培・生産効率」を目指す為に、「抗生剤」や「ステロイド剤」等が使用される機会が多く、未だに、「養殖現場における水産用医薬品使用に関する」規制や安全基準は明確化されておらず、ひたすら、養殖業者の良識・知見に大きく依存している様な状況だ。
水産用医薬品使用が野放し状態だと、下記の【参考図書1】の③の様な、薬剤耐性菌が蔓延して、「効くはずの抗菌薬が無効となり、感染症を治療する際に困難が生じる」と云う「人命を脅かす問題」となる。
同報告では、『各種の抗菌薬に多剤耐性を獲得した多剤耐性菌や新型の耐性機構を獲得した新たな耐性菌が続々と出現しつつある一方で、新しい抗菌薬の開発は著しく滞っている。耐性菌の拡散や蔓延を防止する為には、それらの出現や広がりを監視するモニタリングシステムやサーベイランス体制を整備、充実させる必要があり、医療環境とともに畜産環境における監視体制の強化が、行政的にも重点な課題となっている。』と指摘している。
どこぞの国の、論拠無き、いわれなき、誹謗中傷の「原発処理水に関わる水産物禁輸問題」は論外としても、ここは、将来の「食料安保」や「水産物の輸出拡大政策」の観点からも、世界に通用する、「栽培・養殖漁業に於ける安全検査基準」を策定して、それを準拠する実施体制を早急に構築する必要がある。
尚、【参考図書1】①では、養殖業者や販売経路や監視規制当局の多方面での論点・立場に則り、バランスの取れた、公平な課題・解決策を提示している。
近年環境問題がクローズアップされる中、その潜在的問題、すなわち養殖魚の安全性に対する問題が顕在化してきている。かつて報道などに依り、養殖魚は「薬づけ」であるとの先入観が一般の消費に対して植え付けられてしまったが、現在でも安全性に疑念を抱いている消費者は多く、「一枡(ひとます)・一池で1億円のハマチやウナギを病害から救う為に、業者は毎日、スコップで、抗生剤やステロイド剤を投げ入れている!」等と云うデマを信ずる消費者さえいるようだ。
有機農業の生産性・効率性を考慮すれば、最低限の農薬使用がなければ、必要な流通量の、適正価格の農産物は生産出来ない様に、栽培養殖漁業に於いても、同様な事が云えるから、早く、消費者を安心させる「栽培・養殖漁業に於ける安全検査基準」の策定と実施体制を早急に構築する必要がある。
【参考図書1】
①「健康な養殖魚の提供をめざして_by_兵庫県立水産試験場__at_2000年10月31日_in_http://swww.kinkiagri.or.jp/activity/Sympo/sympo29(001031)/2yasunobu」.pdf
https://www.kinkiagri.or.jp/activity/Sympo/sympo29(001031)/2yasunobu.pdf
②「養殖現場における水産用医薬品使用に関する課題について_by_規制改革推進会議_at_2019年5月14日/90514suisan02」.pdf
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/suisan/20190514/190514suisan02.pdf
③「ヒト臨床現場で監視すべき薬剤耐性菌の動向と対策」_by_国立感染症研究所細菌第二部_in_「動物用抗菌剤研究会報 第29号 2007年12月25日」
https://jantianim.org/wp-content/uploads/2024/03/5e2e1dc9bb691654fe0cade6a9e58ed4.pdf
④【養殖業の課題】環境悪化の現状と解決策|持続可能な未来へ Hakky Handbook_by_(株)Hakky_at_2025年06月14日
https://book.st-hakky.com/industry/problems-and-solutions-in-aquaculture
⑤「拡大する養殖業の課題と責任ある養殖業への需要_by_WWFジャパン及びASC(水産養殖管理協議会)/20210308resource01_1」.pdf
https://www.wwf.or.jp/activities/data/20210308resource01_1.pdf
⑥「水産用医薬品を巡る最近の動向_by_農林水産省消費・安全局_at_2007年12月25日_in_34 動物抗菌会報29(2007)/f6ce9ec646dc28c4a08bed71af12531b」.pdf
https://jantianim.org/wp-content/uploads/2024/03/f6ce9ec646dc28c4a08bed71af12531b.pdf
⑦「水産用の医薬品の使用等に関する質問主意書_by_寺前巖_at_1987年年5月18日」
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumona.nsf/html/shitsumon/a108040.htm」
【3】世界初の「独自濾過技術の陸上養殖技術」を世界へ拡大・普及させるべし/食の安全を確保し、サステイナブルで、安全・新鮮で、地産地消の「サケの陸上養殖」とは?
添付動画_「陸上養殖でサーモンを育てる〜FRDジャパン〜」
https://www.youtube.com/watch?v=A-mCeNCJ0T8
上記の【2】の課題・問題点を一挙に解決する、世界初の「独自濾過技術の陸上養殖技術」が開発されたと、下記の【参考図書2】①で報告している。
『サーモンを東京近郊で陸上養殖し、新鮮なまま店舗に届ける水産系スタートアップ(新興企業)がある。平成25年設立のFRDジャパン(さいたま市)だ。養殖に水道水を使い、水換えが殆ど不要の独自の濾過技術を開発して安定生産を実現し、一大消費地近くでの出荷を可能にした。現在はまだ小規模生産に留まる、3年後には量産化に乗り出す。』と云う。
『陸上養殖には、海水などを取水・排水する「かけ流し式」と、飼育水を濾過して浄化する「閉鎖循環式」があるが、FRDジャパンは、独自の濾過技術を取り入れた閉鎖循環式を採用する。
循環式は、海や川を汚さないだけでなく、魚の病気の原因となるウイルスや細菌の侵入もなくなると云ったメリットがあるが、従来の循環式では、魚の排泄物に含まれる毒性の強いアンモニアなどの不純物が水槽に貯まってしまうのを防ぐ為に、1日に30%程度の水換えが必要だった。
そこで同社は、バクテリアの働きでアンモニアを毒性の低い硝酸に変え、その次に別のバクテリアで硝酸を窒素に変換して大気中に放出する2段階の高度な濾過技術を開発。これに依り、1日にわずか1%の水換えで済む透明度の高い飼育水を実現した。水換えは蒸発に依る減水分のみという。
飼育水は水道水から作っている為、水温管理もしやすい。サーモンの適水温は15度前後だが、海水温が高くなる夏場は、冷却の為の電力コストがかさむのだと云う。』
と云うから、【2】項の「養殖現場に於ける水産用医薬品使用に関する課題」も皆無で、食の安全を確保し、サステイナブルで、安全・新鮮で、地産地消の「サケの陸上養殖」が実現したと云う訳だ!
まさに、いい事づくめだが、唯一の課題は、設備が大掛かりとなり、生産コストが掛かる点だ。これを解消するには、ノルウェー等の北欧養殖国からの空輸コストの掛かる魚種のサーモンを選定した事で、コストの課題を解消した。更に、設備を大型化して、生産量を増大させる事で、更に、コスト削減を図ると云う。
遠くノルウェーやチリから輸入するよりも輸送コストやCO2の排出が抑えられるのは言うまでもなく、さらに、海水からウイルスや寄生虫などが侵入するリスクがない為に、抗生物質を投与しない安心・安全な魚が育てられるのも長所だ。地球環境に配慮し、豊かで安心出来る暮らしをサステナブルな養殖プラントで実現した!
まさに、日本の得意技の「物作り」と伝統の「栽培養殖技術」と「水処理技術・バイオ技術」と「プラント技術」が結集した成果であり、独自の「栽培養殖技術」の開発実績と「基準・規定」の策定とが相まって、世界へ普及させれば、日本の「食料安保」と「水産物の輸出拡大政策」で、大きく貢献出来るだろう!
添付図2_「約1年間かけて育てたサーモンは「おかそだち」と云うブランド名で出荷る
◇
【参考図書2】③に依れば、サーモンの陸上養殖に大手商社の参入が相次ぐと云う。
添付図3_「FRDジャパンの陸上養殖場の室内、エサや水処理用の配管が延びる=千葉県木更津市」
すしブームや健康志向の高まりなどを背景に、国内外で人気が高い食材だが、二大産地のノルウェーやチリは、低温で波がないフィヨルドや入り江など海面養殖の適地が限られ、需要が供給を上回る状況が続いているためだ。
三菱商事はノルウェーのサーモン養殖事業を子会社化した経験を生かし、陸上養殖の研究を進めてきたマルハニチロとともに合弁会社を設立。温度が低く安定している海洋深層水や黒部川の伏流水を使い、アトランティックサーモンを養殖する。電力使用量を削減できる半閉鎖循環式の商業用プラントを富山県入善町に24年度中に着工する。環境負荷低減やAI・IoTなどの最新技術の活用を掲げる。
丸紅と組むノルウェー企業は富士山麓のプラントで陸上養殖を開始。24年中に初出荷し、将来的に年間5300トンを目指す。伊藤忠商事と組むアラブ首長国連邦の企業は、津市に日本最大級のプラントを建設中だ。
人気の海水魚を大規模なプラントで陸上養殖するのは国内はもちろん、世界でも始まったばかりの大きなプロジェクトだ。マルハニチロに依ると、世界でも関心は高いが、大規模な陸上養殖で商業的に安定した利益を生み出している例はまだないと云う。
<< 日本発のサーモン陸上養殖技術が、世界の需要を席巻する日が一日も早く実現してほしい! >>
【参考図書2】
①「独自濾過技術でサーモン陸上養殖 新鮮お届け、都心まで1時間 FRDジャパン」
https://www.sankei.com/article/20240715-BSTSXTJ325JF3IO5QXY7ZJQWZ4/
②「陸で育ったサーモンが食卓に並ぶ日─水処理テクノロジーの共創が陸上養殖を加速する」
https://www.sekisui.co.jp/connect/article/1396297_40890.html
③「陸上でのサーモン養殖に商社続々 合言葉は海に優しいスマートな漁業」
https://digital.asahi.com/articles/ASS145DBHRDPUTFL023.html