AppleはGoogleの「消しゴムマジック」に対抗して「クリーンアップ」で消す | bluerose-is-ephemeralのブログ

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近年になって、ついに「青い薔薇」の開発成功が伝えられました。この世にないもの、と云われてきた「青い薔薇」。
あなたにとっての「青い薔薇」とは何か、本ブログを読んで、ぜひ見つめて頂きたいと思います。――それは本当に美しいですか?

【投稿者コメント】


【キーワード】

[改善余地ある林檎AI]、[悪用防止は大変]、[開発慎重姿勢の林檎様]


【件名】

「AppleはGoogleの「消しゴムマジック」に対抗して「クリーンアップ」で消す/写真アプリの「クリーンアップ機能」の悪用防止には課題がある/「生成AI」を野放図に礼賛してよいのか/21世紀の悪魔の創造物が「生成AI」だ/「生成AI」で人類が滅亡してよいのか」


【投稿本文】


【1】Googleの「消しゴムマジック」に対抗するAppleの「クリーンアップ機能」とは?


 Googleはさっさと最新版のPixel 9やChromeブラウザへ、「消しゴムマジック」機能を実装してしまったが、これに対抗して、Appleも「Apple Intelligence」機能のひとつとして、写真アプリの「クリーンアップ機能」を開発したと、下記の【以下転載1】で報告している。

 その「クリーンアップ機能」の概要は、下記の【4】【Appleの写真アプリの「クリーンアップ機能」の概要】に示す通り。

 その報告に依れば、先行するGoogleの「消しゴムマジック」機能や「Magic Editor(編集マジック)」に比べると、まだ、使い勝手・操作性・機能に改良の余地があり、背景がシンプルで明るい写真で最も効果を発揮するが、複雑な構図や暗い写真では、期待通りの結果が得られない等と云う課題がある。


【2】Appleの「Apple Intelligence」に於ける不正改竄・悪用防止対策とは?


 一方、下記の【以下転載2】に依れば、「Appleは、元の画像の意味を誤解させたり変更したりする可能性のある画像を作成するAI技術の悪用を制限する為に、新しいコンポーネントの追加や人の外観などの変更を許可しない事を決定したが、人や物体を消去する機能は、写真の状況全体を変えるので、証拠隠滅の為に改竄(かいざん)して悪用される恐れもある」と報告している。

 この懸念に対して、Appleはクリーンアップで編集された画像には明確なラベルを付ける事を約束した。ユーザがこの機能を使用して写真を編集すると、写真アプリには写真が「クリーンアップで変更されました」と云う通知が表示される様に対処したが、この対処でも不十分であり、以下の【写真のEXIFデータに埋め込む「Apple Photos Clean Up」ラベルの課題】に示す課題が残る。

 つまり、写真のEXIFデータにラベルを埋め込んでも、そのラベルを視るには、アプリやツールが必要だから、削除操作の編集加工が加わった事が見過ごされやすいから、改竄加工の悪用の懸念は消えず、改善の余地がある。



 「Apple Intelligence」等の「AIの悪用」には慎重な姿勢を見せるAppleだが、有効な悪用防止策を実装するには、相当な困難を伴うが、正式版のリリースまでに、コスパと有効性のバランスが取れた「悪用抑止対策」を実装してもらいたいものだ。

 どうやら、Appleの「AIに対する取り組み姿勢」は、文章・画像・音楽等のコンテンツや著作物の偽装・改竄・不正加工・不正コピー等を助長する恐れのある、いわゆる、「生成系AI」とは、一線を画(かく)すと云う、「Apple独自のAI戦略」に基づくAI製品として、「Apple Intelligence」を位置付けているが、それでも、コスパと有効性のバランスの取れた「AIアプリの悪用防止対策」の実装には、「AI機能創出」と同じレベルの資源(人・物・金・時間)が掛かるらしい。


【3】なぜ、日本語版の「Apple Intelligence」のリリースに1年間も掛かるのか?


 日本のユーザが、日本語版の「Apple Intelligence」を利用・享受するには、来年2025年まで待たないといけない理由は、「Apple Intelligence」の実装には、深層学習が必要になり、深層学習の対象データとして、言語別のWebコンテンツ等を使用するからなのか?

 そうではなくて、第1版の「Apple Intelligence」で使用する深層学習の対象データは、英語のWebコンテンツ等に限定して早期リリースを狙い、第2版以降は、英語以外の各言語のWebコンテンツ等も追加して、各言語版の「Apple Intelligence」をリリースすると云う開発スケジュールだけの問題なのか?

 要するに、言語別の「大規模言語モデル(LLM)」の開発順番の都合だけなのか?

 とは云え、LLMで、与えられたテキストに基づいて予測や応答を生成した後に、その予測や応答に基づいた非テキストデータの画像や音声等を処理するには、生成AI機能が必要となり、LLMと生成AIを組み合わせる事で、テキストデータをLLMで処理して生成した結果を画像生成AIによって画像に変換する等の複合的なタスクを実行出来る。

 ゆえに、「Apple Intelligence」には、「生成AI機能」も含まれるから、とかく、偽造・改竄で悪用されがちなコンテンツ(数値、音声、画像など複数の「モダリティ」=「データ種別」)の加工・編集を扱うから、「電子透かし」や「EXIFデータ埋め込みラベル」以外の、コスパと有効性のバランスの良い「加工識別子」が必要だ。


【4】【Appleの写真アプリの「クリーンアップ機能」の概要】


①AIを活用して写真から不要な要素を削除出来る

②肌を滑らかに出来る

③人物の顔のモザイク処理

④一度セットアップすれば、iPhoneやiPadやMacのニューラルエンジンを使用してオフラインでも動作する

⑤この機能を利用するには、Apple Intelligenceに対応したデバイスで最新のOSベータ版を実行する必要がある

⑥対象機種は、iPhone 15 ProシリーズやMチップ搭載のiPadとMacとなっている

⑦不要な要素の削除機能は、ほぼ自動で動作する。写真内の対象物を自動検出して、タップするだけで削除出来て、自動検出されなかった場合は、手動で対象を指定する事も可能

⑧クリーンアップ機能は、背景がシンプルで明るい写真で最も効果を発揮するが、複雑な構図や暗い写真では、期待通りの結果が得られない

⑨Googleの「Magic Editor(編集マジック)」と比べるとまだ機能が限定的だと評価され、今後、機能が洗練される事を期待したい

⑩操作イメージは、次の動画を参照
添付動画_「iOS 18.1のクリーンアップと云う新機能」
https://www.youtube.com/watch?v=nIjsWubzECE

 

 



【5】【写真のEXIFデータに埋め込む「Apple Photos Clean Up」ラベルの課題】


(1)写真の追加情報にのみ表示される場合は、誰もがこのラベルに注意を払う訳ではないので、追加情報が見過ごされてしまう

(2)現在、写真アプリでこのラベルを表示出来るのは、iOS 18.1ベータ3やmacOS 15.1ベータ 3を実行しているAppleデバイスのみだ。写真のEXIFデータには、「Apple Photos Clean Up」ラベルが含まれているが、ユーザがこの情報にアクセスして表示するには、特別なソフトウェアと端末機器が必要だ。

(3)AirDropやiMessage経由で写真を共有すると、EXIFデータにクリーンアップラベルが残るが、一方、WhatsAppやTelegramなどの他のメッセージングアプリを使用すれば、このラベルは削除されるので、編集した写真を共有する際は、透明性に関する懸念が生ずる

(4)Appleには、今年後半に、iOS 18.1とmacOS 15.1を正式にリリースするまでに、この機能を調整及び改善する時間がある。注目すべき提案として、サードパーティのアプリケーションが写真上のクリーンアップラベルを検出して保持する方法が提案されている

(6)Appleは、Clean Upの様なAIテクノロジーに継続的に投資している事は、人工知能を通じてユーザエクスペリエンスを向上させると云う同社の強い方向性を示しているが、これらのテクノロジーの出現には、望ましくない悪影響を回避する為に倫理と透明性について慎重に考慮する必要がある


【6】「生成AI」って、そんなに有り難い物なのか/野放図に礼賛・称賛してよいのか?


 そもそも、林檎様へ意見を申し上げるのは恐れ多いと云う事なのか、率直に、「Apple Intelligence」の機能不足を指摘する報告は少なく、ましてや、「Apple Intelligence」の悪用防止策は不十分だと明確に指摘する報告は殆ど皆無で、ようやく、下記の【以下転載2】のベトナムのITサイトの報告を見付けた。

 はたして、来たる2024年9月10日(火)AM2:00からの「新型iPhoneの発表イベント」の解説やデモ等で、この様な懸念や課題が氷解するのだろうか。

 よく、「AIの悪用防止には、AIで当たれ!」と云うが、そもそも、AIの回答・成果は、詰問・質問の仕方や条件の与え方で、雲泥の差が発生するから、AI以外の対処方法等で、確実な、安定した、信頼の置ける抑制・防止策を実装する事は、事ほど左様に、容易な事ではない!

 そもそも、AIがどの様な回答・結果をもたらすかを、事前に精度良く、把握・予測しなければ、十分、有効性のある防御策には成り得ず、事前の対処・予測の実装は困難だから、一律に、「Apple Intelligence」を使ったと云う証拠・マーキングを処理対象物・生成物に埋め込むしかないのだろう。


【7】21世紀の悪魔の創造物が「生成AI」だ!/「生成AI」で人類が滅亡してよいのか?


 そもそも、具体的な処理方式・アリゴリズム・ロジックを実装したアプリ・ソフトなら、要件定義も設計もテストも可能で、バグが無い限り、その処理結果は、予測も(品質)保証も出来るだろうが、深層学習で教示データから、ええとこ取り・つまみ食いしただけで生成した生成AIの「実行モジュール」の正当性・確実性・安定性などは、保証の限りではないだろう!

 そもそも、要件定義も設計もテストも出来ない「シロモノ」の「生成AI製品」は、到底、仕様と価格を規定した「工業生産物」には、成り得ず、それを「試作品・ケーススタディ成果物・試供品」を補助的に、テスト・試作する分には、殆ど、不都合はないだろうが、そんな不定物の「生成AI製品」を実業務に、ましてや、運転操縦や裁判や安全保障業務等の「生命を左右する業務」に使う事は、禁止すべきだ!

 自動車の自動運転に、深層学習や生成AIの要素を盛り込んだ途端、第5レベルの完全自動化は、実用化が遠のいてしまった!

 MRIやCT等の画像診断でのAI機能とて、見落とし防止の補助機能に過ぎず、診断データの確定には、複数の画像診断医に依る、カンファランスを経る必要がある!



<< 生成AIで一儲けしたNVIDIA等のITベンダの中には、「生成AIは、21世紀のIT革命だ!」とか、「全てのIT処理が生成AI処理に置き換わる!」とか云う向きもあるが、とんだお笑い草だ!

 こう云う宣伝・喧伝を抜かす奴は、「本来のAI」と「偽AIの生成系AI」の違いも判らぬ「痴(し)れ者」か、知らぬふりして儲けたい奴だけだ!

 せいぜい、生成AIは、お笑いや漫才の脚本作りに精を出すだけで良い!

 Pixel 9やChromeブラウザ等への生成AIの実装例を視れば、「生成AI狂奏曲」の底・限界が割れる(わかる)だろう!

 あなたは、「生成AI」を実装した「完全自動運転車」や「完全AI医療診断」や「無人自動操縦飛行機」で、死にたいですか? >>


【追 記】(2024年8月31日)

 そもそも、生成AIでは、先陣を切ったはずのMicrosoftが、なぜ、後塵を拝するはずのGoogleにも出遅れて、「OSやアプリへの生成AIの実装実績」が無い事が、とても不可解だ!

 あたかも、「ウロウロしていると、Goole検索をMicrosoft製AIーBing検索が取って代わるぞ!」とGoogleへ生成AIをけしかけておいて、Google製品が、「生成AI」で汚染・改悪された後で、「生成AIは人類の敵だ! そんな危険物は禁止せよ!」と一転して、「生成AI」と「Google」への攻撃に廻って、Googleを潰せば、「Microsoftの一人天下・独占になる!」と云う深慮・遠謀の様にも視えるが・・・

 どうも、Appleは、未だに、生成AIの有効性や正当性には、懐疑的だから、MicrosoftのGoogleへの深慮・遠謀は、とっくに気付いており、いざ、「生成AIは禁止!」になっても、OSやアプリの生成AI関連の関数やルーチンやライブラリは、既存部分と分離・独立させたソフトウェア構成(共通ルーチン化)にして、いざ不要となれば、容易に生成AIだけを削除・クリーン駆除出来る様にして、時間を掛けて、慎重に取り組んでいるのだろう!

 Appleの生成AIの取り組み姿勢は、いつでも、ブレーキが掛けられる様に、右足をブレーキペダルとアクセルペダルの両方に乗せた様な、慎重で、柔軟で、臨機応変だ!

 一方、Microsoftに、けしかけられたGoogleは、リソース(人・物・金・時間)を短期間に集中させて、OSやアプリへの実装を急いだ結果、分離独立した「共通モジュール」に取り組む余裕は無く、生成AI関連の関数・モジュールをOSやアプリに野放図に振り撒(ま)く結果となり、いざ、生成AIが禁止になって、生成AI機能だけを抜く・削除し様にも、既存部分と生成AIは混然一体化しているから、生成AIだけの抜き出しもかなわず、生成AI機能を削除するには、OSやアプリを初めから、いちから作成する方が早い様な状況であり、生成AIを盛り込む前の、既存機能のみに戻すには、数年間も要して、事実上、Google製品は「生成AI」と云う爆弾を抱えたまま、いかんともし難い、「立ち往生の苦境」に陥る!

 いわば、Microsoftが、Windows8.1で大失敗した、「マルチ・プラット・フォーム作戦」の様に、短期開発の為に、既存のWindows7へ野放図に、モバイル機能やゲーム機能やVR機能等をてんこ盛り・バラ撒いて、WindowsOSを破壊すると云う愚行をあたかも再現して、Googleへ教唆(きょうさ)して、生成AIを担(かつ)がせて、土壺に嵌(は)めた様なものだ!


【追記2】(2024年8月31日)

 そもそも、Microsoftに依るGoogleへの深慮遠謀論は、いかにも、ありそうで単純過ぎる!

 Googleの企業戦略のプロが、その様な、MicrosoftのGoogleへの深慮遠謀を気付かぬはずもなく、実際は、上記と逆で、GoogleはMicrosoftに騙されて、土壺に嵌(は)まったフリをしているだけで、実際に騙されて、土壺に嵌(は)められているのは、Microsoftの方だと云う見方もある!

 Googleは、騙されたフリをして、一気呵成に、生成AIのOSやアプリへの実装を推進すれば、Microsoftは模様眺めに終止するから、Googleは、生成AIの先行企業のメリット・優位性を独り占めに出来て、Microsoftよりも優位な立場になると踏んでいる!

 Microsoftが、「生成AI」と「Google」を攻撃し様にも、攻撃に値しない様に、下記の様な、「生成AI処理の原則(基本戦略)」を定めて、開発・実装すれば、「生成AI」の有用性・安全性・効用・便益性・機能性を最大限に高揚出来ると踏んでいる!


【Googleの生成AI処理の原則(基本戦略)】

①成果物がとかく、悪用されやすい、テキスト文書や画像や音声等の著作権が発生する様な、丸ごと生成・創生する様な処理は、生成AI処理の対象外とする

②テキスト文書や画像や音声等の著作権が発生する様な、丸ごと生成・創生する様な処理は、各コンテンツ種別毎の既存アプリに任せる

③処理や判断を行う箇所は、必ず、ユーザの操作を必要として、生成AIが勝手に自動的に処理を進める事を防ぐ

④複数のタスクを一連の処理として、生成AIが行った場合は、処理結果を既存データに上書きするかは、必ず、ユーザの操作を必要とし、裏バッチで多量データを処理する場合は、生成AIの処理対象にしない

⑤生成AIの処理対象は、悪用されない様に、下記の機能に限定する

・生成AIの、コンテンツの生成・創生に関わり、著作権が発生する様な処理は一切行わない

・サイト検索処理:Google検索結果の「要約」と引用元の「URL」のみを表示する

・翻訳処理:結果は、表示のみとして、コピペもScreenShotも不可とする

・要約処理:未読メールやメッセージや文章等の要約は、表示のみとして、コピペもScreenShotも不可とする

・画像処理:不必要なオブジェクトの削除のみ可能とし、新たに、オブジェクトを追加・加工・移動させる事は不可とし、削除した場合は、加工した事を明示的に示す識別子(削除不可)を付与する

・文章の校正処理:結果を表示して校正するか否かをユーザが決定した上で、既存データを書き換える

・音声案内・ガイダンス:録音不可とする

・手書きメモ計算機能;計算式が手書きのメモでも計算を実行出来る



 そもそも、騙されて、ババを掴(つか)まされているのは、はたして、Microsoftの方なのだろうか?

 それとも、単に、生成AIを実装出来るスキルを持った開発要員が不足しているだけなのか?

 現在、Microsoft社製のSurface PCの在庫調整の為か、Amazon等でSurface PCを投げ売りしている状況を視ると、Microsoftは、現行のWindows11に、生成AIを実装するつもりはさらさら無く、生成AIは、Microsof製のAI専用CPUとAI専用OSを搭載した、Microsoft製の新規AI専用PCへ、実装するつもりで、その発表機会を密かに、伺っているだけなのか?

 今年、2024年の12月になれば、Microsoftに於ける、生成AIの取り組み状況が明らかになるだろう!



 単に、先行のリスクを拾(ひろ)うよりも、後出しジャンケンの安全牌(ぱい)の方が優位と判断しただけなのかは、直に、明らかになる!

 生成AIの実装のキーポイントは、悪用の恐れがなく、生成AI処理に適する機能要件を見出して、生成AIの効用・成果を最大限に活かすべく、処理対象の現行機能を洗い出して選定する事だ!

 この処理対象の現行機能の選定さえ、誤らなければ、生成AIの実装工程は、要件定義も設計もテストも無く、単に、実装作業と完成試験・走行確認だけなので、開発の工数や期間は極く限定的だから、先行企業が選定した処理対象の現行機能の洗い出しに習えば、短期間に効率良く、実装出来る!


【追記3】(2024年8月31日)

 実は、生成AIの得意な処理は、文字通り、過去のデータを元に、成果物がとかく、悪用されやすい、テキスト文書や画像や音声等の著作権が発生する様な、丸ごと生成・創生する様な処理だが、悪用の危険から、生成AI処理の対象外とした場合に、その他のデスクトップ機能やモバイル機能の中で、生成AI処理に適する様な業務や処理は殆ど無く、とても、「AI-PC」とか、「AIスマホ」と云える様な状況ではない!

 具体的に、生成AI処理に適するIT業務を挙げるとしたら、過去の多くの「気圧配置図」と「台風進路図」と「偏西風図」と「海水温度分布図」と「陸地地形図」等を元に、迷走台風の進路予想図を生成・予測する処理だ!

 デスクトップ機能やモバイル機能の中で、過去のデータを元に、要求仕様に適合した、最適なデータを作成する様な業務用途は、テキスト文書や画像や音声等の生成・創生であり、これ以外に、生成AI処理が適用・応用可能なIT作業は殆ど無い!

 敢えて、応用可能な処理としたら、過去のIT機器の操作記録を元に、一連の関連タスクと関連データを紐付けて、自動的に処理する事くらいだ!

 例えば、

・「カレンダーとリマインダーの統合」とか、
・「手書き文字のOCR機能と検索処理/計算処理の連携」とか、
・「音声のテキスト化と要約作成の連携」とか、
・「睡眠中の心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中酸素レベルを測定して、2つ以上の指標が通常の範囲外の場合に、ユーザへ通知して、その原因を説明する警報機能との連携」とか、
・「登山マップへのルート事前登録とルート逸脱警告機能の連携」とか、

 非常に限定的だ!

 ・・・等々、実際の「生成AI」の出番は、予想より遥かに少なく、「生成AI狂奏曲」の「何でもAIコンピュータの夢」は、早晩、興醒め的に、五里霧中で頓挫してしまった!

 現在、「生成AI狂奏曲」の渦中にある「NVIDIA」等のAI関連のGAFA(Google、Apple、Facebook(Meta)、Amazon)株式も、早晩、「何でもAIコンピュータの夢」が破れれば、暴落は確実だから、今の内に、売り抜けるとするか・・・【←あくまで個人的な予想であり、株式投資は各人の自己責任です!】

 おっと、株式の予想も過去のデータから予測可能だが、人間様の勝手な思惑など予測出来るはずもない・・・



【以下転載1】

https://smhn.info/202408-apple-intelligence-magic-editor
「Appleが「消しゴムマジック」に返歌、「クリーンアップ」で消してやるのさ!」
            すまほん!! 掲載日時: 2024/08/29(木) 20:43 文:會原


添付図1

■Apple Intelligenceから、GoogleのAI画像編集への対抗機能

 アップルが、iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1の第3ベータ版で、写真アプリにApple Intelligence新機能「クリーンアップ」を追加したようです。Android Authorityが「Appleがついに消しゴムマジックに回答した」との記事名で体験談を伝えました。
 クリーンアップ機能は、AIを活用して写真から不要な要素を削除したり、肌を滑らかにしたり、人物の顔をぼかしたりする事ができるそうです。一度セットアップすれば、iPhoneやiPad、Macのニューラルエンジンを使用してオフラインでも動作するとの事。

 この機能を利用するには、Apple Intelligenceに対応したデバイスで最新のOSベータ版を実行する必要があるとの事。対象機種は、iPhone 15 Proシリーズや、Mチップ搭載のiPadとMacとなっています。

 クリーンアップ機能は、主に3つの用途があるようです。1つ目は、背景に写り込んだ見知らぬ人などの不要な要素の削除。つまり消しゴムマジック的な機能ですね。2つ目は美肌。3つ目は、人物の顔のモザイク処理です。

 最初の機能は、ほぼ自動で動作します。写真内の対象物を自動検出し、タップするだけで削除できるそうです。自動検出されなかった場合は、手動で対象を指定する事も可能との事です。

添付図2


添付動画_「Apple、クリーンアップツールでMagic Eraserに挑む(デモ)」
https://www.youtube.com/watch?v=0LMdWPuzV8I


 2つ目の機能は、肌のほこりや小さな傷などの修正に適しているようです。修正したい箇所を拡大し、タップするだけで瑕疵を修復できるとしています。

 3つ目の機能では、人物の顔全体をなぞると、自動的にモザイク処理が適用されるそうです。写真から完全に削除せずに個人を特定できない様にする際に便利な機能だと言えそうです。

添付図3

 クリーンアップ機能は、背景がシンプルで明るい写真で最も効果を発揮し、複雑な構図や暗い写真では、期待通りの結果が得られない可能性があるそうです。

 Android Authorityは、GoogleのMagic Editor(編集マジック)と比べるとまだ機能が限定的だと評価。今後洗練される事を期待したいですね。

・「情報元:Android Authority」
 https://www.androidauthority.com/ios-beta-clean-up-photos-3476238/
・「詳しく読む:AppleApple IntelligenceGoogle Pixel消しゴムマジック」
 https://smhn.info/tag/%e6%b6%88%e3%81%97%e3%82%b4%e3%83%a0%e3%83%9e%e3%82%b8%e3%83%83%e3%82%af



【以下転載2】

https://www.vietnam.vn/ja/tinh-nang-clean-up-tren-ung-dung-photos-gay-tranh-cai/
「写真アプリのクリーンアップ機能は物議を醸している」

                  ベトナム.vn TREN コングルン 2024年8月29日

 Apple Intelligence テクノロジーと統合された Clean Up を使用すると、ユーザは人工知能(AI)を通じて写真から物体や人物を削除できます。但し、この機能は、AIを使用した画像編集に関する多くの疑問や懸念も引き起こしています。
 

添付図4_クリーンアップで変更

■クリーンアップ:便利だが物議を醸す

 クリーンアップを使用すると、物理的なオブジェクトから人物まで、写真内の不要な要素を削除できます。但し、Appleは、新しいコンポーネントの追加や人の外観などの変更を許可しない事を決定しました。これは、元の画像の意味を誤解させたり変更したりする可能性のある画像を作成するAIテクノロジーの悪用を制限する為です。しかし、人や物体を消去する機能は、写真の状況全体を変えるのに十分な場合がある為、多くの人が心配しています。

添付図5_Apple 写真のクリーンアップ

■「クリーンアップで変更」の通知とラベル

 論争を最小限に抑える為に、Appleはクリーンアップで編集された画像には明確なラベルを付ける事を約束しました。ユーザがこの機能を使用して写真を編集すると、写真アプリには写真が「クリーンアップで変更されました」という通知が表示されます。但し、特に写真の追加情報にのみ表示される場合は、誰もがこのラベルに注意を払う訳ではありません。

 現在、写真アプリでこのラベルを表示できるのは、iOS 18.1ベータ3又はmacOS 15.1ベータ3を実行しているAppleデバイスのみです。写真のEXIFデータには「Apple Photos Clean Up」ラベルが含まれていますが、ユーザがこの情報にアクセスして表示するには、特別なソフトウェア又はコンピュータが必要です。

■透明性への懸念

 AirDrop又はiMessage経由で写真を共有すると、EXIFデータにクリーンアップラベルが残りますが、WhatsAppやTelegramなどの他のメッセージングアプリを使用すると、このラベルは削除されます。この為、編集した写真を共有する際の透明性に関する懸念が生じます。

 Appleには、今年後半にiOS 18.1とmacOS 15.1が正式にリリースされるまでに、この機能を調整及び改善する時間がまだあります。注目すべき提案は、サードパーティのアプリケーションが写真上のクリーンアップ ラベルを検出して保持する方法を提供する必要があるというものです。

■ハードウェア要件と将来の見通し
         ・
         ・
        (省略)
         ・
         ・
 AppleがClean UpのようなAIテクノロジーに継続的に投資している事は、人工知能を通じてユーザエクスペリエンスを向上させるという同社の強い方向性を示しています。但し、これらのテクノロジーの出現には、望ましくない悪影響を回避する為に倫理と透明性について慎重に考慮する必要もあります。

ホン・グエン (9to5mac調べ)