6月10日のAppleの一大行事のWWDCを占う/真のAI=インテリジェンス・知性・知恵を目指せ | bluerose-is-ephemeralのブログ

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近年になって、ついに「青い薔薇」の開発成功が伝えられました。この世にないもの、と云われてきた「青い薔薇」。
あなたにとっての「青い薔薇」とは何か、本ブログを読んで、ぜひ見つめて頂きたいと思います。――それは本当に美しいですか?

【投稿者コメント】


【キーワード】

[先行ベンダ一気に加速]、[林檎周回遅れではない]、[真のAI=知性が大事]


【件名】

「来月6月10日のAppleの「WWDC」を占う/「Apple AI」の独自性・優位性を打ち出せるのか/OpenAIやGoogleの生成AIの二番煎じ・コピペの丸盗りじゃ、林檎の腐敗が始まる/周回遅れにあらず、真の起死回生を目指せ!/iPhoneの売れ行きに慢心した報いか/まやかしのAIよりも、真のAI=インテリジェンス・知性・知恵を目指せ!」


【投稿本文】


 下記の①~④の通り、最近、OpenAIとGoogleの生成AIの発表が相次いでいる。

 2024年6月10日のAppleの恒例イベント「Worldwide Developers Conference」までに、約1ヶ月を切った段階で、Apple AIは周回遅れと視た、競合相手のOpenAIとGoogleが、遅れを一気に振り切ろうと、猛然と開発・公開に突き進んで来た!

①「新しい「ChatGPT」はココがすごい 解説「GPT-4o」」
 https://ascii.jp/elem/000/004/198/4198449/ 

②「グーグル、Gemini時代に突入 Google I/Oで新モデルやエージェントを披露」
 https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1591504.html

③「ブルームバーグ:Apple、iOS18にChatGPT機能を導入するOpenAIとの契約を最終決定」
 https://9to5mac.com/2024/05/10/ios-18-chatgpt-features-apple-openai/

④「ChatGPTがWWDCに先立ってOpenAIの新しいデスクトップアプリとしてMacに登場」
 https://9to5mac.com/2024/05/13/chatgpt-mac-desktop-openai/

 特に、上記の①に示す様に、最新版の「GPT-4o」の出来が想像以上で、音声、画像を含めたマルチモーダルな理解力が良く、デモンストレーション動画の中でも一番インパクトがあったのが音声会話機能で、音声入力の応答速度は最短で232ミリ秒、平均で320ミリ秒だから、これは会話に於ける人間並みの応答時間だから驚く!

 「GPT-4oは画像の理解に於いて既存のどのモデルよりも優れている」とOpenAIは主張しており、例えば「他の言語で書かれたメニューの写真を撮ってGPT-4oに翻訳を依頼して、その料理の歴史や重要性について学んだり、おすすめを聞いたりする事が出来る」と云った例をあげている。

添付図1_ガジェットを撮影して聞いてみた所、メーカ、モデル名と共に簡単な機能紹介まで表示してくれて、実在する有名人についてこれは誰かとたずねても、問題なく答えてくれる

 さらに、特筆すべきは、反応速度の向上だけではなく、話し方のバリエーションや感情の表現まで可能になっているようで、GPT-4oは、テキスト、画像、音声全てを同じニューラルネットワークで処理しているので、音声のトーン、複数の話者、背景ノイズと云った情報も考慮して、笑い声、歌、感情表現を出力出来る様になったと云う。

・添付動画1_「Fast counting with GPT-4o」(GPT-4oによる高速計数)
 https://www.youtube.com/watch?v=G8sm27sGUu4

 

 この動画ではChatGPTに1から10までカウントしてもらっているのだが、「もっと早く」「ゆっくり」と云ったユーザの指示に、ほぼリアルタイムで反応しているのに驚く。

・動画2_「Introducing GPT-4o」(GPT-4oの紹介)
 https://www.youtube.com/watch?v=HU_4vMu9xFI

 

 この動画はカメラで犬を撮影しながら、その犬に向けてChatGPTが言葉をかけているのだが、子どもをあやすような口調で語りかけているのがわかる。

 将来的には、より自然なリアルタイムの音声会話や、リアルタイムのビデオを通じてChatGPTと対話する機能が追加される予定と云うから、いよいよ、SF映画の世界が到来するかも?



 さらに、macOS用のデスクトップアプリもリリースされる。WindowsのCopilotの様に、キーボードショートカット(Option + Space)で、すぐにChatGPTを呼び出して質問出来る。スクリーンショットを撮影して直接アプリ内で議論する事も出来ると云う。

 デスクトップアプリの右下の「ヘッドフォンアイコン」をクリックすれば、音声会話を始める事も可能で、新しいアイデアのブレインストーミング、面接の準備、特定のトピックについてのディスカッション等、様々な用途に活用出来ると云う。



 macOS用のデスクトップアプリもPlusユーザ向けに展開を開始しているようで、今年後半には、Windows版のリリースも予定していると云う。

添付図2_PC上で行っているあらゆる作業にシームレスに統合出来るように設計されたmacOS用の新しい「ChatGPTデスクトップアプリ」もリリースする。簡単なキーボード ショートカット(Option+Space)を使用して、ChatGPTに即座に質問する事が出来る。アプリ内で直接スクリーンショットを撮って議論する事も出来る。

 一部報道では、AppleとOpenAIの契約が最終調整に向かっており、iOS18に、ChatGPTを搭載すると視られており、その際には、GPT-4oの機能をフル活用した「Siri」の代替となるバーチャルアシスタントになると云う。



 一方、Appleは、Alphabet Inc.傘下のGoogleとも、同社のGeminiチャットボットのライセンス供与について協議を行っているが、これらの議論は合意には至っておらず、進行中と云う。

 そのGoogleは、5月14日の開発者会議「Google I/O 2024」で、AIモデルの「Gemini」はマルチモーダル性能を強化して、より長い文章に対応する他、Flash等新たなバリエーションを発表して、検索でのGemini活用(米国)の他、GmailやWorkspaceでの活用、Androidに於けるGemini導入等について説明した。

添付図3_「Google I/O」のデモに於いて、机上のスピーカをカメラに映して「これは何?」と聞くと、「ツィーター。高域用のスピーカ」等と音声で説明してくれる。屋外にカメラを向けるとロンドンの駅舎が写っている事を説明する。更に、「グラス(メガネ)はどこ?」と尋ねると、「机の上のりんごの横」等と、過去にカメラが把握した位置情報を案内して、探し物にも使える。スマートグラスでProject Astraを活用すると、音声情報だけでなく、グラスに視覚情報を表示して、アシストを行える。


【追 記】(2024年5月18日)<< 【当方が真に主張したい事】 >>

 上記を視ると、あたかも、「生成AIは、凄い!」の感が強いが、AIの本質・定義から視て、その様に、断定出来るのだろうか?

 一見、素敵な、当意即妙の、見事な回答・会話に視えるが、その回答ぶりに騙されてはいけない!

 問答や応答会話は、全て、多くのWebサイトや文献やマスコミ情報等の、「世間の情報・コンテンツ」に存在する物ばかりであり、「本来のAI機能」なら回答可能な、独創性・新規性のある問題や正解の無い問題・課題には、手も足も出ない!

 試しに、未解決の数学の難問や理論物理学の未解決問題や道徳・法制上の難題をぶつけてみるがよい!

 たちまち、返答・回答に窮して、CPUやGPUが暴走・熱暴走して、第13~14世代のi9_CPUみたいに、壊れてしまうかも?

 たとえば、

 「ビッグバン以前の宇宙の状態を述べよ?」とか、

 「ダークマターの本質は何か?」とか、

 「ブラックホール情報パラドックスを矛盾なく説明せよ?」とか、

 「なぜ空間と違って時間は一方向にしか進まないのか? なぜ過去は低いエントロピーであった宇宙は、過去と未来が区別出来るようになり、熱力学第二法則を持つに至ったのか?」とか、

 「P≠NP予想、ホッジ予想、リーマン予想、ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題、ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ、バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想(BSD予想)を証明せよ?」とか、

 「晩酌後に妻が大量吐血した! 病院まで酒酔い運転すべきか?」とか、

 「貸家を取り壊して、自宅を建築する場合の取壊費用の不動産所得の必要経費算入の可否は?」とか、

 「正解のない問題で満点を取る方法を述べよ?」とか、

 「世界一頭の良いAIは何ですか?」とか、

 「得意な事を伸ばすのと、苦手な事を無くすのは、どちらが良いのか?」とか・・・



 実は、世間の問題・課題は正解の無いものが殆どだ!

 ChatGPTで正解の出せる問題なんぞ、課題・問題の部類にも入らぬほどの、幼稚な問題ばかりと云える!

 「生成AI」は、そんな容易(たやす)い問題・課題でも、世間のWebコンテンツを総なめで、取って来て、コンテンツのええとこ取り・つまみ食いを効率化した、単なる、「紙芝居アプリ機能」=「まやかしアプリ」に過ぎないから、AIの本質の、「インテリジェンス・知性・知恵」とは、全く、相反する、乖離した「シロモノ=偽物(にせもの)」と考えた方が良い!

 一見すると、見事な、知性的な機能・アプリと視えるかも知れないが、中身・本質はカラッポの見せかけの空疎な物に過ぎない!

 ITエンジニア・アプリケーションエンジニアなら、覚えがあるだろう!

 当該アプリは完成していないのに、データショウの様なIT展示会で、未完成のアプリを急遽、出展する事になり、プレゼンの想定・シナリオ通りに流れる・稼働する、当該アプリの「紙芝居アプリ」を「Webコンテンツ」で、作成・展示した事があるだろう?

 プレゼンするお姉さん(司会者)のナレーション通りに動くだけの「紙芝居」だが、時々、意地悪な見物人が、ナレーションを外れた操作を要求すると、対応出来ずに、未完成の紙芝居がバレてしまう!

 そこで、くだんの生成AIが、「本物のAI=AIの定義通り」か、否かは、上記の様な、正解の無い問題や未解決問題の様な、世間のWebサイトに、存在しない問題・課題をぶつけてみれば、真の姿が露呈する!

 「生成AI」は、発想・氏素性が卑(いや)しく、そもそも、「偽(にせ)のAI」だから、ネットワーク攻撃者・犯罪者・サイバーテロ犯が、「偽(にせ)コンテンツ=偽(にせ)回答」を作成して、犯行に悪用するのに、もってこいの「御禁制品=禁止物」に過ぎない!

<< 悪用の抑止が不可能な、IT世界を破壊する様な、「生成AI」は、法規制で排除・禁止すべきだ! >>

<< 当方から視れば、「生成AIを擁護・弁明・流布する者」は、「広島・長崎への原爆投下を正当化する"悪魔"の様に、視えて仕方がない! >>

<< 「生成AI」の擁護者なら、「使い方次第に過ぎない!」と詭弁をぬかすだろうが、悪用を撲滅出来ないなら、即、禁止が正論だろう! >>

<< もし、貴方が癌患者として、抗がん剤等の治療薬の20%に致死量の毒物=副作用物が混入する可能性があったら、服用するか?と聞きたい! つまり、5回の服用で、必ず、1回は副作用で死亡すると云うのなら、安心して服用出来るだろうか? 誰でも、100%安全な薬剤が当たり前で、"そんな危険な薬剤"は禁止すべきと云うだろう?! >>



 ここは、Appleには、「Apple AI」と云う、「生成AI」とは一線を画す、「独自のAI」=「真のAI」を追求してほしい!

 正解の無い問題でも、一番卑近な条件の元での、一番正解に近い回答は出来る、「賢(かしこ)いAI」を実現してほしい!

 まやかしの、かっこ良い、見事に視えるだけの、「偽AI=紙芝居AI=阿呆AI」の「生成AI」には、血道を上げて欲しくはない!

 あくまで、Appleには、「真のAI=賢いAI=利口なAI」を目指してほしい!