【要 旨】
「前の首相は「1億人分のワクチンを確保した!」と云う国会答弁で国民をだましたのか?!/嘘も方便は通用しない!/善意の、社会通念の、良識的な、普遍的な、公序良俗的な、共通認識・了解事項を後日、自分の都合で、詭弁・屁理屈で、否定すれば、社会混乱・制度崩壊・国際秩序破壊をもたらす/決めた合意事項・法秩序は遵守せよ!/「相当妥当性」を欠く「解釈変更」は犯罪行為である!」
【Key-word】
[日本の首相は嘘付きか]、[妥当性無き解釈変更は]、[いつでも変更可能]
【投稿者コメント】
この頃、「絶対に」の用語の使い方が軽過ぎる!
TVの「火曜サスペンス劇場」にしろ、「裁判劇」にしろ、「絶対」の連発だ。
現実世界の国会中継では、偽証・証拠改竄・隠蔽「答弁」では、(A)「絶対に無い」→(B)「有り得る」、(C)「絶対に有る」→(D)「無い場合も有る」と云う読み替えが常識となっている。
(B)と(C)は、一つでも該当する物・事象を見い出せばよいが、(A)と(D)は全件・全ケースの探査・検証が必要となり、対象が無限大ならば、立証は不可能だ!
◇
前の首相に、「1億人分のワクチンを確保したと云ったが、未だに、確保出来ていないではないか、国民を騙(だま)したのか?」と詰問すれば、
かの嘘付き首相は、「確かに、そう云ったが、確保する時期は明言していないので、偽証ではない!」と屁理屈を云うに違いない!
「10年先に、50年先に確保する」と云ってもナンセンスだから、答弁の言外には、「今年、2021年中に確保する」と云う事が、「質問者」と「答弁者の前の首相」との共通認識・了解事項であったはずだ!
「東京五輪は必ず、2021年7月に開催する」と明言しているから、なおさらだ!
状況が変わったからとか、自分に都合が悪いからと云う理由で、答弁した時点の「共通認識・了解事項」を平然と覆(くつがえ)すと云う事は、相互信頼を崩壊させる事だ!
いわゆる、裁判用語の、「相当妥当性」を欠く、前の首相の証言・発言になる!
全ての決め事、了解事項は、事細かく、文書化、記録されているとは限らないから、通常の裁判事例では、たとえ、口約束であろうとも、前言を翻(ひるがえ)す様な、ちゃぶ台返し的な否定は、「相当妥当性」を欠くと云う事由で、否定発言を否定する判決が出たのが判例となっている。
「入手期限はいつ頃を想定していたのか?」の問いには、便利な、「絶対に」用語を用いて、「私は、"絶対に"、2021年中に確保する等とは、云ってはいない。あくまで、見通し・予定を云ったまでだ! 状況が変わっただけの事だ!」とぬかすだろう。
この屁理屈・詭弁が通るのなら、国会での首相や大臣の答弁や国際条約は、後日、都合よく、いつでも、変更・解釈変更出来てしまい、「答弁・証言・国際取り決め」の普遍性・完全性の否定につながり、「国会答弁」や「裁判の証言」や「国際条約」等の有効性が雲散霧消してしまう。
「韓国が平然と日本との国際条約を解釈変更した!」と批判する輩(やから)共が、平然と、閣議で憲法解釈変更を連発しているのだから、呆れ果てる!
「他人(ひと)の振りはよく見えても、自分の悪行は皆目見えぬものらしい!」
「都合が悪くなると、屁理屈・詭弁・ちゃぶ台返しで切り抜ける悪事は止めよ!」