テンプル・グランディンに学ぶ実践的な動物愛護① | 日々の雑事の哲学的解釈

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テンプル・グランディンをご存知だろうか?動物科学と自閉症の専門家で、自閉症で悩む人達や動物のために、数多くの講演を行い、著書を出版している。と畜場を始めとした世界中の数多くの動物施設に、彼女の考案した機械・設備が導入されている。動物の恐怖心・苦痛を軽減させるために考案されたもので、まさに動物福祉の最先端で活躍している人だ。

日本での知名度はそれほどではないかもしれないが、彼女の活躍は映画化もされており、日本語訳の書籍も沢山出版されている。今回はその中でも「動物感覚-アニマル・マインドを読み解く-」から沢山引用させて頂きたい。

その前に、何故にテンプル・グランディン?と疑問に思う人もいるだろう。僕が彼女の存在を知ったきっかけは実はルドルフ・シュタイナーだ。シュタイナーの「黙示録的な現代」という本の147~148頁『カスパー・ハウザー』から少し引用してみよう。

「彼(カスパー・ハウザー)は20歳で、知性を通して得られるものを何も持っていませんでしたが、注目すべきことに素晴らしい記憶力を持っていました。しかし人々が彼を教育し、彼の心魂の中に論理が現れると、記憶力は消え去りました」

『素晴らしい記憶力』と聞いて思い浮かぶのは、サヴァン症候群でしょう。自閉症の一種です。つまりこのカスパー・ハウザーは自閉症だったのです。

「(カスパー・ハウザーを)荒れ狂った動物達と一緒にすると奇妙なことが起こった、と民衆は伝えています」
「荒れ狂う動物達が身をかがめ、すっかり柔和になったのです。だれかれかまわず襲いかかる獣を心優しくさせるものが、彼(カスパー・ハウザー)から流れ出ていたのです」

ここまで読んで、もしかしたら、自閉症の人は動物と話せるのではないか?と考えて「自閉症 動物と話せる」でググった結果彼女に行き当たりました。では話を動物愛護に戻しましょう。長くなるので続きます。