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今日は間違いやすい敬語についてお話をします。

敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類があることは、社会人であれば誰でも知っている常識です。

しかし、大人でも敬語を正しく使いこなせていない人は少なくないようです。

私も最近あらためて敬語について勉強をして間違っていた表現に気付き、目から鱗が落ちたようでした。

・尊敬語・・・ 相手を敬って使う言葉。相手の動作や状態を高めて表現する。
        「お~になる」「ご~になる」「れる」「られる」「なさる」などをつける。

・謙譲語・・・ 自分をへりくだって言う時に使う言葉で、間接的に相手を敬う。
         「お~する」「ご~する」などをつける。

・丁寧語・・・ 「です、ます」調などを用いて表現をていねいにして使う言葉。
        語尾に「ございます」「です」「ます」をつける。

特にややこしいのが、尊敬語と謙譲語の使い分けです。

代表的な言葉の尊敬語、謙譲語の関係を以下に示します。

①見る
  御覧になる【尊敬語】
  拝見する【謙譲語】

②行く
  行かれる、お越しになる、おいでになる【尊敬語】
  伺う、参る、あがる【謙譲語】

③食べる
  召し上がる【尊敬語】
  いただく、頂戴する【謙譲語】

④知る
  ご存知【尊敬語】
  存じ上げる、存じる【謙譲語】

・「田中さん食事はもう頂きましたか」
・「専務、海山商事にはいつ参りますか」
・「専務、海山商事にはいつ伺いますか」
・「皆さん、先生に伺いたいことはありませんか」

これらの表現は、尊敬語と謙譲語を取り違えて使っている例です。

その他、いくつか間違えやすい例を示します。

1.「させていただく」
「させていただく」は「~する」の謙譲語ですから、会話中に謙譲する相手がいないと成り立ちません。
これは、相手の同意をもとめて、自分が何かをする場合に使います。

 ・「私は毎日10時に寝かせていただいております。」

この文は、特に同意を求める相手の無い、自分個人の問題ですから間違った表現です。

 ・「お先に寝かせていただきます。」

こちらの文は、相手に寝てもいいかと同意を求めているので正しい表現です。

2.「あげる」
「あげる」は「やる」の謙譲語ですから、物や動物などには使えません。
使う相手は謙譲に値する人でなければなりません。

 ・花に水をあげる
 ・動物に餌をあげる 

これらの表現は間違いです。

正しくは ・話し水をやる、・動物に餌をやる、です。

3.「参る」
「参る」は「行く」、「来る」の謙譲語です。
したがって、「岡崎様が参りました」と、相手の動作に使うのは間違いです。

正しくは、「岡崎様がお見えになりました」とか「岡崎様がいらっしゃいました」となります。

「参る」は、「(私は)明日、岡崎様のところへ参ります」のように、自分行動に対して使います。


敬語には、もともと敬語になっているもの(いらっしゃる おっしゃる なさる)と、普通の言葉にある成分をプラスして敬語になったものがあります。

 相手を高める   「お、ご・・・・・になる」 【尊敬語】
 自分がへりくだる 「お、ご・・・・・する」  【謙譲語】

謙譲語の「お、ご・・・・・する」を相手に使うと間違いですし、尊敬語の「お、ご・・・・・になる」を自分に使うのも間違いです。

銀行のATMが故障した場合

① 「ただ今ATMはご利用できません」

② 「ただ今ATMはご利用になれません」

どちらの表現が正しいでしょうか?

「ご(お)…………する」は謙譲表現
「ご(お)…………になる」は尊敬表現でした。

ですから、①は「(私は)今ATMを利用できません」という意味になり、間違った表現です。

同様に電車内のアナウンスで

 「次の駅で特急電車にお乗換え出来ます」

というのは、「私は(あなたのために)次の駅で特急電車に乗り換えることができます」という謙譲表現です。
正しくは、「次の駅で特急電車にお乗換えになれます」といわなければいけません。

「ご(お)…………する」は謙譲表現、「ご(お)…………なさる」は尊敬表現という基本的な違いは、是非押さえておきたいものです。


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