やっと辿り着いたアルバム感想編。
これで多分きっとひと段落するはず…のMYJ祭り(爆)。
*前回のブログ「〆」ってしてあるけれど、アルバムの感想は内容はライトな書きモノなので一連「~編」で書いてるが別物感覚。
おさらい&クレジット
収録楽曲:通常盤、初回限定盤同じ。
1. あなた
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:河村“カースケ”智康
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:玉田豊夢
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、鈴木順子、伊勢三木子、伊藤彩、原田百恵実
Viola:青木史子、三木章子
Cello:四家卯大
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:河村“カースケ”智康
4. 化粧
Produced by 小林武史
Strings Arranged by 小林武史 & 四家卯大
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:河村“カースケ”智康
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、鈴木順子、伊藤彩、今井博子、南條由起
Viola:青木史子、渡部安見子
Cello:四家卯大
(作詞:中島 みゆき、作曲:中島 みゆき)
Produced by 小林武史
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:玉田豊夢
(作詞:阿久悠、作曲:筒美京平)
Produced by 蔦谷好位置
Piano & Keyboards:蔦谷好位置
Guitar:名越由貴夫
Strings:門脇大輔ストリングス
Violin:門脇大輔、藤田弥生
Viola:三木章子
Cello:関口将史
(作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂)
7. 木綿のハンカチーフ-ROMANCE mix-
Produced by 小林武史
Strings Arranged by 小林武史 & 四家卯大
Piano & Keyboards :小林武史
Drums:玉田豊夢
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、伊勢三木子、鈴木順子
Viola:青木史子、菊池幹代
Cello:四家卯大、福井綾
(作詞: 松本隆、作曲: 筒美京平)
*歌テイクがデモ←シングル「P.S I love you」収録verと異なる
Strings Arranged by 小林武史 & 四家卯大
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:玉田豊夢
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、鈴木順子、伊勢三木子、伊藤彩、原田百恵実
Viola:青木史子、三木章子
Cello:四家卯大
(作詞:吉田 旺、作曲:中村泰士)
9. ジョニィへの伝言
Produced by 小林武史
Strings Arranged by 小林武史 & 四家卯大
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Bass:キタダ マキ
Drums:河村“カースケ”智康
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、鈴木順子、伊藤彩、今井博子、南條由起
Viola:青木史子、渡部安見子
Cello:四家卯大
(作詞:阿久 悠、作曲:都倉俊一)
Strings Arranged by 小林武史 & 四家卯大
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Drums:玉田豊夢
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、下川美帆、鈴木順子、伊勢三木子、伊藤彩、今井博子
Viola:菊地幹代、青木史子
Cello:四家卯大
(作詞:松本隆、作曲:財津和夫)
Piano & Keyboards , Bass:小林武史
Guitar:名越由貴夫
Drums:あらきゆうこ(mi-gu)
Strings:四家卯大ストリングス
Violin:沖祥子、田島朗子、鈴木順子、伊勢三木子、南條由起、原田百恵実
Viola:三木章子、島岡万理子
Cello:四家卯大Recording & Mixed by 吉田誠
Produced by 小林武史
Piano & Keyboards:小林武史
Guitar:宮本浩次
(作詞:宇多田ヒカル、作曲:宇多田ヒカル)
初回限定盤ボーナスCD(デモ歌音源)
1. September (作詞:松本隆、作曲:林哲司)
2. 思秋期 (作詞: 阿久悠、作曲: 三木たかし)
3. 私は泣いています (作詞:りりィ、作曲:りりィ)
4. あばよ (作詞:中島みゆき、作曲:中島みゆき)
5. 二人でお酒を (作詞:山上路夫、作曲:平尾昌晃)*アルバム収録曲と歌テイク同じデモ
6. 翼をください (作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦)
…以前ブログで「あなた」の歌テイクはデモ音源と書いたが、ボーナスCDのデモ音源とは意味は違うみたい??すみません…。
ラジオを聴いて確認。
「本番のつもりじゃなかった。テレビの番組で“あなた”を歌うというコーナーがあった。カヴァーズというテレビで。その時に一曲丸々いずれカヴァーアルバムを出したいから2019年の冬、録音して…。本当にデモテープのつもりで歌って。」
(「デモテープ、そのまま?」とラジオMC)
「そのままです、それに演奏オケを足していったんですけれども」
by.10/29.J-WAVE:GROOVELINE
ROCKINのインタビュー。
「小林さんのピアノに対して歌ってるデモテープの歌なの。…ファーストテイク。」
他のデモについてラジオより抜粋。
「化粧も、何度も歌い直したんですけども。“上手”になっていっちゃうんですよね。そうすると、最初の歌のすばらしさを感激しながら、中島みゆきさんの一字一句を聞き逃さないぞ!くらいの勢い…最初のインパクトにかなわない…結局6曲くらいそうなりました。木綿のハンカチーフもそうですし、聖子さんの白いパラソルもデモですし、岩崎宏美さんのロマンスもデモですし、二人でお酒を、もデモですし、あと、ジョニィへの伝言もデモ。たまに息を“ふぅー”って吹いちゃってるところとか結構音質はそれほど良くないものが多いんですけども…デモテープのほうが全然良くなっちゃって。本当に籠って曲と向き合って(デモ作成なので)発売するつもりも何にもなくて、本当に歌が歌いたくて歌っている感じがデモにはあって。そこを今回は生かす、生命力っていうか…そこをなんとかして…やりました。」
by.11/18.TokyoFM:Dear Frends
デモ採用は、「二人でお酒を」「化粧」「ロマンス」「木綿のハンカチーフ-ROMANCE mix-」「ジョニィへの伝言」「白いパラソル」。
あとラジオ(番組忘れた・爆)で一曲目は「ジョニィへの伝言」になるかな~と思っていたそうだ。(他の意見では一曲目「あなた」推しの声があったのだろうな、Pの意見か?一曲目「あなた」は良いチョイスだと思う。)
さて、デモ音源の歌テイク半分と初回限定デモ歌音源CDな構成のこのアルバム。
デモ歌のクオリティが高い。
「みんな、聴けー!!」というミュージシャン本来の「遠くまで届くように意識した歌声」よりも「歌にただひたすら没頭した」テイクが多いので、独りでイヤホンで聴くのがめちゃくちゃ沁みる。
夜にイヤホンして膝を抱えて目を瞑って聴くといい、ほら、そこでミヤジが歌ってる…と思える…かもしれない…人によっては…(爆)。
あ、イヤホンなしで、聴くほうが響き方が良い楽曲もある。
「赤いスイートピー」はイヤホンではなくてスピーカーから鳴らしたほうが音の拡がりが楽しい感じ。
「異邦人」も、演奏が豪華な音なのでもの凄く良いスピーカーで音出して……一度でいいから聴いてみたいものだ(泣)。
因みにイヤホンで聴いてヤバかったのは「First Love」。
初回特典のデモ音源のCD楽曲達も、イヤホンで聴くとほら、そこでミヤジが…と、くどいくらいの臨場感が味わえる…人によっては(爆)。
作業場のハンドマイクで録音したデモ歌テイクは「実は音質も悪い」と本人が話していたように、Voをイコライザーかけてはっきりさせたり、聴く側の環境によっては、デモというよりも「LiveVer」に似た音質を感じる。タイ記号がついてるような細かいフレーズの発声も含めたロングトーンは粗っぽさやざらつきを感じることもある。
↑が!!!
それがね~~~~そこがイヤホンで聴いた時の臨場感を、スピーカーから出した時は味わい深さをより一層楽しめるのだよねぇ~。
*WALKMANに入れる時は大概256~320kbpsくらいで熱心に聴くアーティストは入れているがそれくらいのビットレートだとざらつきまでは私のお粗末な耳では気にならない(爆)、気にもしなかった(笑)。
↑**デモかどうかよりも、リリース直後は全曲オリジナルを知っていただけに「全曲、自分が好きになれるかどうか」でドキドキだったし(笑)。
因みにCD再生(もしくはPC等の機器でFLACで再生)だと、デモ歌テイク感が溢れてるな~と少々感じたのは「白いパラソル」。
各楽曲の感想、ポツポツと。
「あなた」
歌のテイクが素晴らしいのは以前書いたが、アレンジもかなり好きだ。
0:38~パイプオルガンのような音色のKeybordsが入っていて「(乙女の)祈り」っぽさ倍増。
0:49~サビ前までのベースラインがノスタルジックな雰囲気を出していて、私の好み。
サビは、金管楽器系の(トランペット??)音色(keybords)が入っている。他の曲でもホーン系入れてるのあるけれどアルバムの中ではこの曲の音色が一番好き。
1:49~オリジナルにはないギターソロが泣き入っている。このギターソロがストライクゾーンにドンピシャすぎる。
技巧があるフレーズでもないし派手なソロでもないが、なんかね~王道ROCKバラード的なソロで好き。
2:03~コード進行がツボすぎる(爆)。
3:37~激情型ピアノ演奏も盛り上がってステキ。
歌のボルテージの揚がり具合につれて(3:53~転調)迫力を増す歌と演奏のMixバランスが絶妙、泣ける。
歌、演奏、アレンジ、Mix全てがパーフェクト。
「異邦人」
異邦人のイントロ、ストリングスの音色「あなたは所詮わたしのことはただの通りすがりだった」感をかなりぶちかましている。(と思っている。)
原曲のイントロはエキゾチックな演奏で(珍しい弦楽器…なんだっけ、名前分からないが)、外国の街中、乾燥した土の香りと煉瓦の赤い色を感じるのだが…
このアルバムでは…
…外国の移動式のサーカス(もしくはやや怪しげな見世物小屋)と、それを見に来た人々、そして人々は目元を隠したマスク(ベネチアの仮装のようなマスク)をしてる、見知らぬ人々の群れ…
…ここはドコ。
異邦人と言うより異世界の扉、開いた?
マスクの下は本当に「ヒト」?
本当は「ヒト」ではないの??
ここには誰一人として私と心が通じる同胞はいないの???
ここに来て、私はあなたに、とってただの通りすがりだとわかってしまった。
…と言う、「女」の後ろ姿を見た。
と、言うファーストインプレッションでした。
思ったことをそのまま書いたが、全く伝わる気がしない(爆)。
↑昨年ずっと街中マスク生活の光景を見ていたから余計そんな風に受け止めたのだろうな…。
自分が理想とするミヤジのカヴァーに求める「異邦人」のイントロとしては、本当に本当にドストライク。
理想すぎる。
↑あの異国情緒溢れるテイストのイントロが好きな人には理解されないかもしれない。
このオケが気に入りすぎて「異邦人」と言う文字を目にするだけで脳内でこのイントロが頭に流れるようになった。
本当に控えめにいって、ものすごく好きだ。
今までこの曲は誰かのカヴァーを聴いても、オケの演奏までめちゃくちゃ気に入った!と言う感想はそんなに強く思ったことがない。
うーん、初めてコバPを尊敬した。
(今までは?というツッコミは入れないで・爆)。
(↑あ、こう書くとエレカシの楽曲をコバPがプロデュースしたのが今まで気に入らなかったように受け止められるか?そうではないので誤解しないでね・爆)
このイントロで流れるストリングスのフレーズ、何かの曲を彷彿させるのだが、考えても思い出せない。
クラシックかな??こういうコード進行の有名な曲あるのかな???
(全然、エレカシ関連とは関係ないのだが、ピアノが三柴エディが弾いたら面白かったかも、合ってそうなアレンジだなと思った、分かる人いる??・爆)
玉田さんのドラムも凄く好きな音だ。
あと、Aメロ2番のオケは1番と違っていて面白い、エレガントさが増す。
2:19~これはバイオリンはピチカートなのか?(知ってる人いたら教えてください・爆)朝の小鳥的な??(それとも蹄?違うか・爆)。
終わり方も不安定なコードのまま終わっていて最高ー!!!
…あ、歌の感想よりオケの感想がメインになってしまった!
因みにイントロに関して。
「これはサウンドに慣れるのに…。小林武史さんという信頼しているプロデューサーの人がいて、その方と一緒にやっているんですけど、イントロのアレンジが最初…異邦人の久保田早紀さんのすごく印象的な中近東の演奏があるんですけど、それがなくて小林さんのそのイントロに慣れるのに最初時間がかかっちゃって…。最終的にはすごいカッコよくなったんですけど。それですごく何回も歌い直して、自分ですっきり歌えました」
by.12/31.J-WAVE:STEPONE
そうか~私は一発で堕ちたイントロだったけど、この曲も思い入れが強そうなミヤジには慣れるまで時間がかかったのか…。
「この指が届くと信じていた」の「い~た~~~~」の箇所、1:46~のフェイク、Aメロ2番~、3:38~シャウト、がミヤジらしさ全開で特にスキな箇所。
3:58~「異邦人~」のファルセットのフェイクも何もかも終わってしまった後の残された孤独感…というか、破壊的なMVの世界観のような虚無を感じてぞくっとした。
↓「異邦人」(ロケ地、恐らくメルパルク東京のホール)
「二人でお酒を」
御本人は大好きな歌だそうだ。
私はさほど刺さらず?
嫌いな曲ではないが…なんでだろう??
とブログ化にあって考えてみた。
…お酒呑めないから??(爆爆)
↑歌詞への感情移入要素は決定的に欠けているからなー(笑)。
イントロ、0:09~グロッケンのような音色(Keybords)入っている。ギターもいいねー。
…アレンジは「冒険」はしなかったのね。
一曲、二曲目、とPOWER全開で振り切ってきたので聴き手側もちょっと待ってー!!と息をつきたい感じはあるし。
「うらみっこなしで別れましょうね」の「別れましょうね」。
「わっっかれ~」とアクセント強めな発声してる箇所がとても「宮本少年」さを感じる(のは私だけ?・笑)。
オリジナルも同じようなアクセントなのだが、「わっっ」加減がミヤジのほうが強め。
「化粧」
この歌、ミヤジは以前から聴いていた曲ではなかったそうだ。
そうなのか。
初めて聴いてから何年も経っていない状態でここまで歌えるって(絶句)。
集中力の凄さは分かっていたが凄い。
…私はこの曲、WALMANの中島みゆきリストには入れていない。
滅多に聴かない。
重すぎて、辛いから(爆)。
初めて、中島みゆきの「化粧」を聴いた時のきかっけは覚えている。
まだ彼女のアルバムはベストを入れて2枚くらいしか聴いていない頃に買った歌詞集になっている「愛が好きです」をパラパラと読んでいて、歌詞が凄かったので聴いてみたいと思ってCDを借りたのが最初。
その時、まだギリギリ十代だったが「そう何度も聴きたい曲じゃない…重い…」と思った。
アルバムに収録されると知った時に「ミヤジのは聴いてみたい、でもまたしんどくなったらなあ…でも楽しみ」…と複雑な気持ちだった。
初期の頃の中島みゆきのファンでもあるけど私はものすごくこのカヴァー好きだ。
みゆきの歌以外ムリ!っていうみゆきファンもいると思う、どの曲もそういう人はいるかもしれないが…。
本人と比べてとかそういうのなしで。
ミヤジのを聴くとカワイイくらいにいじらしい女性が浮かんだ。
イントロのピアノ~からの和音をジャーンと弾いた後(0:20~)の音が十分に残っていての→他の楽器も加わっての→歌い出し。
もうこれだけで一気に心、奪われた。
間と演奏と歌。
持っていき方がすごい…。
(語彙力低下・爆)。
「見慣れた夜道を走って帰る」(1:18~)の「走ってぇえ~」の「てぇえ~」の凄み。
もう、イコライザーでVoをあげてイヤホンで聴くと本当に凄い…。
ミヤジの歌い方の引き出しはまだまだあるのか…と感動。
1:43~バイオリンがとにかくとても美しい、胸が痛くなる。
「バカだねバカだねバカだねあたし~愛してもらえるつもりでいたなんて」
完璧…歌も演奏も…
…今後失恋した時に聴いたら絶対泣くと思う(爆爆)。
3:58~のギターのきらめく音色…これは…泣く(語彙力低下続行中・爆)。
4:08~のピアノ、ここを聴くとコバPの「ジョン・レノンへのオマージュ」のくだりが(ぼんやりとした感覚でしか理解は出来ていないが)「あ~何か分かるかも~」って…だからこういうアレンジなのかな~と。
音楽知識がないので言語化が上手くいかないけど(爆)。
ストリングスやピアノの「しっとり」さが強いと、こういうバラードだとまったりしすぎてしまうところをドラムのハイハットがしっかり効いていて骨太感がある。
(…と、いうか玉田さんのドラム、これもいい・爆)
それがジョン・レノンへのオマージュっぽさをコバP的にはさり気なく主張してるのかも?POPSに寄りすぎずROCKなドラムで全体を引き締めたアレンジ??言語化難しいなー、全然見当違いかもしれないけど(爆)。
ピアノは「あなた」「異邦人」などと比べると、曲が泣きのバラードなので、激しさは露わにしていない。
が、…鍵盤を弾く前の指の息づかい←言葉としては変なのだが…見えない映像がピアノの音を追っかけていると、目に浮かんだ。
ヤバイ、コバPマジックにまんまとハマってしまった気が…。
テレビ番組ではThe CoversとMusic Fairで披露された。
The Coversの歌のテイク、とくにAメロ~サビは、CDverと同じくらい好きかも…。
重いから避けていた「化粧」を昨年から何度も(ミヤジver)聴いている…重い。
でも何度も繰り返し、聴きたい。
そんなカヴァーだ。
「ロマンス」
岩崎宏美の曲で一番好きなんですー!!!
と、いうことで私はこの曲はリアルタイムでは好きだったかどうか記憶はないが大人になってから好きになった曲だった。
WALKMANの邦楽リストに元々入れていたくらい好きな曲。
初めて聴いたThe Coversの演奏と歌にガツーン!とやられた。
あの回は歌も演奏も、最高だった。
アレンジがROCKverだったことは驚きはなかった。
カッコいいー!!と思った。
…(小声、CDverよりThe Coversverの音源ばかり聴いているくらい好きだ・爆)
↑最初に聴いたThe CoversのLIVEver音源があまりにも強烈だった。
それが強く残っていてつい比較してしまうからなのだろう。
全体的に演奏がビート激しめでCDverより「ROCK」色強めでそれが好きなのでCD聴いたら…少しだけ「あれ?」と思ってしまった。
テンポは変わっていないはずなんだが、ピアノがよりハード?ドラムやギターのバンドサウンドのMix加減なのか??The Coversverには疾走感をより強く感じたので…。
↑「これが愛なのね」の後(CDverでいうと1:01~辺り)のピアノがThe Coversverはハードでカッコイイのだよー。CDだとどう弾いているのか音が拾えず…何となく同じように弾いていないような気がする??謎(爆)。
この曲、ライブで生で聴いたらノリノリになるだろうなあ、ヘドバンしてしまうかもしれない(そういう曲じゃない・爆)…。
あ、CDはイントロのベースラインがツボにはまる。
あとは2.43~のドラムとベースがドンドンドコドコドコ(雑な言い方・笑)してるところがとても好き。
さて、この歌もデモ採用。
「あなたお願いよ~~」等の語尾の処理がデモだなあ~と。
多分、スタジオレコーディングverだったら語尾のロングトーンはこの長さまでは歌わないような気がする。
気がするだけで「そうだ!」という根拠はない、素人のブログ感想文なので好き勝手に述べてみた(笑)。
↑好き勝手に自由に感想書きたいからレビューという言葉を避けたのだった(爆爆)。
*音楽番組でもう少し短めに歌っていたのでもそんな風に思った。
…岩崎さん、絶賛してくださって、自身のラジオ番組のゲストに呼んでくださった。
ありがたいよね…。
「赤いスイートピー」
これだけ、蔦Pアレンジ。
打ち上げで歌っていたのを聴いたスタッフからThe Coversで何をやろう?という話になった時に「赤いスイートピー」のリクエストが出たそうだ。
ナイス、スタッフ。
ナイス判断。
The Covers、エレカシでのカヴァーしかも原曲キー。
今年の春にはMステで浮雲さんらの演奏で披露。
バンドverはテレビでやったので蔦Pに全面お任せしたらしい。
そうしたら、こんな感じに仕上がったらしい。
蔦P、ハモーナイザー使いたかった??(爆)。
→これ、サビはハーモナイザーで重ねてるっぽいよね。
…って書いたが某雑誌でのレビューが「ハーモナイザー調」って書いてある。
そうじゃないのかそうなのか??(笑)
ポップだねえ。
3ver聴いてきて、このverは春の暖かさや軽やかさをとても感じた。
流行りの音でPOPSアレンジならば、蔦Pに任せておけばイイ感じにキラキラした音にしてくれるよね。
*蔦Pは(どのアーティストであっても)私は泥臭い骨太ROCKアレンジにはあまり向いていないと思ってるが(爆)、キラキラしたスマートなオシャレさをプラスしたROCKアレンジには向いていると思っている。(個人的な感想、もしかして炎上案件投下したか??・爆)
因みに一番好きな歌のテイクはMステ(爆)。
Mステ、完璧な歌ではなかったが「まだ彼氏に慣れていなくて色々戸惑う、ちょっと自信なさげ、でも真っすぐに彼氏が好きな女のコ」って感じで、初々しくて、なんか「彼氏」目線で観てしまった。
作詞した松本さんはテレビで見て(The Coversのエレカシver?)男のミヤジの骨太バンドverには驚いたそうだが、私はこの曲をカヴァーしたこと自体はすんなり入ってきた。
聖子ちゃんの曲ではベスト3位内に入るくらい好きな楽曲だったのでTVで放送された時はエレカシのカヴァーで聴けることがただ単純に嬉しかった。
イントロ、0:10~音がコロコロしてるがカワイイ(爆)。
ギターがいいよねえ…。
2:38~辺りの細かい音が楽しい。
3:06~何かハープみたいな音をかき鳴らしてるのが入っていて、細かいところが隠れ(隠していないか?)凝り性な蔦Pっぽい(爆)。
「木綿のハンカチーフ-ROMANCE Mix-」
シングル「P.S I love you」に収録されているのとは歌のテイクが違う、デモ採用音源。
私はアルバムのROMANCE Mix verのほうが好きだ。
こちらのほうがよりエモーショナル、とくに男性心情の歌詞の歌声。
*分かりやすいのは…うーん、例えば「君への贈り物探す探すつもりだ」の、「つもり、だ~」の「だ~」。
伸ばした語尾がROMANCE Mixのほうが真っすぐ高いピッチをずっとキープしている。シングル(スタジオレコーディング歌テイク)のほうは全体的に丁寧さはある。
かなり「歌」にぐっときた。
テレビやラジオでの楽曲を聴いた人がコメントしていて一番多かった感想はオリジナルの可憐な太田裕美の歌声の時は「女性」目線だったが、ミヤジのverを聴くと「男性」と「女性」のすれ違い、歌詞がとても入ってくる…だった。
そう、私もそう思った(笑)。
ミヤジのカヴァーは歌詞がとても入ってくる。
これは、本人の歌の背景をoutputする能力が優れているからだと思う。
「自分らしさ」を出すためにカヴァー曲をやる時の難しさはあるが、そこに焦点を当てると「技巧」に囚われすぎてしまう。
彼のデモは「自分の感動をそのまま歌に込める」という一見シンプルで当たり前のことだが、歌うことへの原動が生々しく表現されてぎゅっと濃縮された状態をそのままこちらは聴くことができる。(ああ、嬉しい・爆)。
「技巧」に拘らずに「素直なoutput」をそのまま聴けて楽しめるカヴァーアルバムはとても珍しい。
ストリングスが華やかで美しい。
アルバムのストリングスの中で「異邦人」と同じくらい好き。
「木綿~」と「異邦人」のストリングスはベクトルが真逆で、明&暗!!感じだが、どちらも聴いていて心が高まる。
(あ…「化粧」のストリングスも凄く好きなんだが、「昂揚する」とはちょっと違う感じ)
しかし、ねえ…。
歌詞が本当に痛いくらい入ってくる…。
都会で奮闘していても分かってくれない彼女。
「見間違うようなスーツ着たぼくの写真 写真を見てくれ」の歌詞がこんなに切なく響くとは…。
「喝采」
この曲もすごく昔から好きで…
(↑注意:ミヤジのインタビューではなくて私の話・笑)
The Coversで披露した時は「うわー!喝采ー!!」と喜んだ。
アレンジは、イントロ聴いた時にドラムとピアノの入り方がTHE昭和だなー美空ひばり調だなーと思った。
そして、「いつものように幕が開き」がミヤジの声なのは分かっているのだが一瞬「女が歌ってる」と激しい錯覚を起こした。
The Coversverの演奏が好きなのでCDだとちょっと昭和感によりすぎているように感じた。
アルバムをシャッフルせずに順序そのままで聴いていると、コバPのアレンジでのストリングスに耳が慣れてしまい、もっとガラっと違ったアレンジのこの聴いてみたくなった…というのもある。
…でも、この曲は「ガラっと」違われたらそれはそれで受けつけないか??(爆)
歌のテイクはどっちも好き。
どっちも「いつもの~」の歌いだしが完璧。
「ジョニィへの伝言」
The Coversdではリリー・フランキーはオリジナルを聴いていた時はこの曲の女性はこの後幸せになっていないと思っていた、と話していた。しかし、ミヤジのを聴くと「この後、妖精になってる」(爆)と言っていた。
…妖精…たまにトークがスベりがちなリリー・フランキー(笑)。
確かに、ミヤジのを聴く前はもっと暗いイメージをこの曲には持っていた。
街を去る前の名残惜し気な寂しげな女性像を…。
このアルバムでは「今度のバスで行く~」のハモリや演奏のリズムが軽めなので「ジョニィ」への後ろ髪を引かれる気持ちはあるがでももう旅立ちを決意した女性の清々しさも感じた。
もう泣いてはいない女性。
ミヤジが表現するこの歌の女性像は好きだな~と思った。
オリジナルはさほどスキというほどではなかったがこの曲もかなりヘビロテした。
この曲のハモリも本当にいいよねえ…。
サビ、本当にいいよねえ…。
(語彙力低下、何度目だ?・笑)
「白いパラソル」
この曲もイヤホンよりもスピーカーで聴きたい。
オリジナルより(多分)音数多め?なボリュームのあるゴージャスな音色。
全体的にしっとりな仕上げ。
この歌もデモ。
↑全然気にせず聴いていた。ラジオで流れた時にややサビの声のざらつきに気づいて、あーこれはデモを採用したのかと納得。
細かいツボなのだが、「を」の発音がとても美しい(爆)。
これを初めて聴いた時はミヤジって寂しげに(ちょっと凹みがちというか)歌うのだな~と思った。
「少し影ある瞳」って歌っているがこの歌の女性像ってどんな人なんだろう?と想いを巡らせた。
聖子ちゃんのを聴いていた時には全く気にしたことなかったが、この曲って何を考えてるのか分からない「冷たいあなた」をもっと知りたい女心だったのね…。
深く考えたことがなかった…今まで。
WALKMANの聖子ちゃんリストに入れていたのに(爆)。
ちょっと強めな「海風」多めに吹いている…感じがしたストリングスが素敵。
↑だんだん、ブログ書きに飽きてきて雑になっていく感想文(爆)。
「恋人がサンタクロース」
この曲、WALKMANのユーミンリストには入っていたがそれほど思い入れはなかった。
昨年、ミヤジが歌うこの曲の携帯会社のCMを聴いた時に「あーフルで聴きたい」と思った。
あーフルで聴けてとても嬉しい(笑)。
Aメロ、1番、おお、カワイイ女子がいる~~!ってなったよ。
まだ恋愛の泥沼を知らなさそうな女子像(爆)。
ああ、私十代の頃でもこんなには(ミヤジほど)可愛く歌えないな~って思った(笑)。
間奏、70年代ROCKな音。
ブリティッシュの香りがする。
変拍子なドラミング。
↑ドラムはアルバム全体の中では一番手数多いかも??