Do They Know It’s Christmas?? | wandering blue

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不定期更新中☆ブログの無断転載禁止。

長いよ、今回は!!
クリスマスにありがちな楽しいブログを期待している方は読まないほうがいい(爆)。
これを書き上げるのに、月末は忙しくなるので2週間以上前から取り組んだのですよ…、だから何ってわけではないが、洋楽動画も貼り付けたりしたが相変わらずスマホや携帯で見れられるような仕様に出来ないので読んでくださるならばPCをおすすめします…。

若干今、ボブ・ゲルドフに影響を受けすぎて、毒舌モードがMAXです。日本が銃弾を韓国へ援助したって言うニュースを聞いて、怒ってます。「特例」ってつけたらこの世の中なんでもありじゃないかよ!日本史上最悪な内閣ですね、安○さん、日韓のムードを良くしようとした対外交に便乗してんじゃねーよ!!PUNKモード起動中(爆)

*…ボブ・ゲルドフって、誰?かって

…まあ、のちほど(ずっと後?に出てくるから)。

クリスマス??

私が、親の転勤でイギリスに滞在していたのは、小学6年の時。
84~85年にかけて、たった8ヶ月だった。
たった8ヶ月だったけれど、私の人格形成に大きな影響があった。
他の国で生活をすると言うのは、旅行では決して見えてこない体験で、色んな意味で良かったと思う。

日本人学校だったので、日常では英語の家庭教師の先生以外に、イギリス人との交流はなかったが、クリスマスと言うものが、日本とは本当に全く違うモノだと、言葉では表せなくて申し訳ないが、とても、肌で感じた。

洋楽歴は、ビートルズくらいは小学4年くらいから聴いていたが、日本にいた頃はごく普通に歌謡曲が好きだった。

イギリスでは、音楽番組で流れるPVばかり見ていた。
聴いていた。

英語が分からないから、音楽くらいしかTV観てもつまらない…。

PVで映るミュージシャンの名前も曲名もほとんどが読めないまま、聴いていた。

その年に、バンド・エイド(BAND AID)による「Do They Know It’s Christmas?」のPVが流れた。

WHAM!はとても好きだったので、ジョージ・マイケルが出ているし、そして、知っている顏…ボーイ・ジョージやポール・ヤング、デュラン・デュランが歌っているから、この歌も好きになった。

*BAND AIDとは、イギリスとアイルランドのロック又はポップスのミュージシャンが集まって結成されたチャリティー・プロジェクトである。

エチオピアで起こった飢餓の様子をTVで観て、衝撃を受けた発起人のボブ・ゲルドフがミッジ・ユーロに声をかけて、このベネフィットソングが作られた。84年の12月にリリースされた曲が、この「Do They~」である。

*これに触発された形で、アメリカでUSA for Africaが結成されて、「We Are The World」がリリースされた。見た目USA~のほうが、マイケル・ジャクソンを筆頭に、なんだかゴージャス感万歳で、歌詞も「人類みな、兄弟」的な感じで、世界規模ではわかりやすかったかも知れない。
この曲は洋楽を聴かない層にも、知られているが、「Do They~」は意外と、洋楽ファンしか知られていなかったりするみたいだった。

しかし、実際はBAND AIDのこの曲からミュージシャンが自分が出来る事を生かす、ベネフィットソングを作る活動が世間的にも、ミュージシャンの中にも定着した。全てはこの曲から…と言っても過言ではない。
そして、楽曲リリースに止まらず、ライブエイドと言うコンサートを85年から各国で開催した。

話は、高校生の頃のエピソードにとぶ。

高3の時の英語の先生(推定当時27歳)が、冬休み直前の授業の日に、テストも終わり授業を進めるには区切りも悪いと言うことで、15分くらい時間が余ったから、「音楽を聴いてもらいたい」と、みんなにプリントを配り始めた。

プリントには、「DO THEY KNOW IT’S CHRISTMAS?」の歌詞がタイプされていた。
今も、持っていた(笑)

D1




色があせてる(爆)

「この曲を知っている人?」と先生が問いかけた時に手があがったのは三分の一もいなかったようだったと思う。洋楽ファンは何故か少なかった??もしくは、私の世代は小6の時の曲なので、その頃から洋楽を聴いてないと、知らないか??

その先生が音楽(洋楽)好きだと言う事は知っていたが、まさかこの曲を学校で聴くとは…懐かしいな、と思いつつ、何年ぶりかにこの曲を聴いた。
1回流しただけでは時間はまだ余っていたので、先生は「今日はもう授業は終わりだから、残りの時間好きなようにしていていいよ」と言った。
(好きなようにと言っても教室内のみね)…たちまちお喋りが始まった。

そう言って、先生はもう一度、曲を流し始めた。
一人で黙って、聴いていた。
この曲について、音楽について話かけるのをためらうくらいの沈黙だった…。

私は、一番前のど真ん中の席だったので、目の前で音楽を聴いている先生の邪魔はしたくなかったので、友達Cちゃんが私の席にやってきたが、「静かにしようよ?」と目で伝えた。Cちゃんは、静かに私の机に寄り掛かるように立ったまま、先生の様子を見て、静かにしてくれた。

いつもは、姉も同じ高校だった事もあって、私が古い洋楽も聴いていると知ってからは、授業の終わりに音楽の話をちょっとする事くらいはたまにあった。

先生は、凄く無愛想に(いつもは愛想が良い)、ふ~んそうなんだ…みたいな反応だったので、ちょっと残念な気持ちだったのを覚えている。

今思うと、曲の余韻に浸っていたのかもしれないし、日本の呑気な高校生にイラっと来ていたのかもしれないし、この曲のメッセージをみんなに分かってもらいたかったが、伝わらず残念な気持ちだったのかもしれない…。
先生は、英語の歌詞しかタイプしてなくて、大人になった今やっと気づいたのだが、それを自分の言葉で訳してほしかったのかも知れない…。

そして、大人になってから、何歳くらいだろうか?二十代前半だろうか?

この曲を聴いた時に、懐かしさよりもこの曲の歌詞が引っかかった。

ずっと。

歌詞の全ての和訳は読んだ事がなかった。
タイトル、サビの部分「Do They Know It’s Christmas?」を「(彼らは)クリスマスだってことは知っているのかい?」と普通に直訳していたので、「クリスマスは欧米文化であって、エチオピアでは関係ないんじゃないか?」と言う違和感である。

「所詮白人の書いた歌詞だ」と、そう思い込んでしまった。曲調は、「We Are The World」よりも、完全にこちらの歌の方が好きだったのに…。

帰国してから、バブルの時代がやってきて、大人になってもずっと、日本のクリスマスが、あまりにも、物欲中心な部分がすぎていて、キライだった。
クリスマスに関して、冷めた気持ちになりすぎていて、この曲までも偽善的だと思うようになってしまっていた…。「日本のクリスマス」がキライと言う感覚は、今まで誰からも理解された事がないので普段リアルな人間関係においては口にしないようにしている。

今年、12月に入って、ふとある事がきっかけでこの曲の事を思い出して、調べる気持ちが起きた。
動画サイトで、PVを久しぶりに、観た。

ずっと昔の放送されたらしい、この曲のレコーディングの映像のドキュメント番組があったらしくて、その映像に日本語訳をつけてくださった動画もあって、初めて聴いた12歳の頃には知らなかった事が次々と調べて、分かった。

*発起人がボブ・ゲルドフと言う人とだとも、この人自体全然知らなかった。U2のボノが歌っている事も(ボノを当時知らなかったので、そして長年PVを観る事もなかったので)

*Bob Geldof(ボブ・ゲルドフ)について…。
この「Do They~」の作曲作詞を主に手掛けたと言われている。
アイルランドのミュージシャン、THE BOOMTOWN RATS(ブームタウン・ラッツ)のVo。
81年あたりから慈善活動に参加している。代表曲は「I Don’t Like Mondays」(哀愁のマンディ)

…ボブ・ゲルドフは知らないが、「I Don’t Like Mondays」と言うフレーズと曲は耳にした事があった…。この曲は女子高校生による銃乱射事件を元に作られたと言う。(それもどこかで聞いた事があったなあ…。)「何故そんな事件を起こしたのか?」と問われて、犯行を起こした女子高生が言ったのが「月曜日が嫌いだからよ」って言うような話を聞いたことがある。

さて、レコーディング風景の映像の動画を観た。

無償によるミュージシャンの参加と言うことで、もっと、サクっと…悪く言えば「ちょろっと、1~2テイクくらいで終わらせている」ようなレコーディングなのかと思っていた。

しかし、それがそうでもない。

ジョージ・マイケルは「こんなに大がかりなモノになるとは思っていなかった」と語っていた。

ゲルドフは、プロジェクトを立ち上げた時点では、UKヒットチャートNO.1を取るほどに、そんなに売り上げるとは思っていなかったそうだ。そしてレコーディング中にはこんな発言をしている。「これが最初で最後なのが残念だ。みんな何かしたくて、集まったんだ。実現出来た事が嬉しいよ」

因みに、ボーイ・ジョージは「道義的に、売れるだろう。それに(今回のプロジェクトは)社会的な意義があった」「政治的ではなくて、社会的な事が大事である。慈善活動をしているスターは沢山いるが、これ見よがえしにしたくない。でも参加出来るチャンスがあれば参加すべきだ…」と言っていた。

U2のボノは、「飢え死にする人々がいる。そして私達は食べすぎだ。…社会運動をしたが、カスみたいなものだった。好きなことで役立てれば最高だ!僕の場合、音楽だ。音楽のおかげでみんなが集まった。」
…ボノはこのプロジェクトに参加したことが現在のボノの自身の活動にとても影響を受けたと言っているそうだ。

歌詞全てを載せるのはNGらしい(笑)のだが、音楽だけではなくて「社会的な奉仕」の面での思考も書いたので、許してくれ(笑)

「DO THEY KNOW IT’S CHRISTMAS?」

It’s Christmas time
There’s no need to be afraid
At Christmas time
We let in light and banish shade
And in our world of plenty
We can spread a smile of joy
Throw your arms around the world
At Christmas time


But say a prayer
Pray for the other ones
At Christmas time
It’s hard
But when you’re having fun
There’s a world outside your window
And it’s a world of dread and fear
Where the only water flowing is
The bitter sting of tears
And the Christmas balls that ring there
Are the clanging chimes of doom
Well tonight thank God it’s them instead ofyou


And there won’t be snow in africa this Christmas time
The greatest gift they’ll get this year is life
Where nothing ever grows
No rain or rivers flow
Do they know it’s Christmas time at all?


Here’s to you raise a glass for everyonee
Here’s to them underneath that burning sun
Do they know it’s Christmas time at all?


Feed the world
Let them know it’s Christmas time again


クリスマスの季節
心配することは何もない
クリスマスになると
僕たちは光を受け入れ影を追いやる
そしてこの満ち足りた世界に
喜びの笑顔を広げられる
両手を世界中に差し伸べよう
クリスマスなのだから

さあ 祈ろう
他の人のために
クリスマスの季節だから
それは難しいことだけど
窓の外には別の世界があるのだから
それは不安と恐怖の世界
そこに流れる唯一の水は
身を切るような苦痛の涙だけ
そしてそこで鳴るクリスマスの鐘は
悲惨な運命の響き
そんな運命が自分の身に降りかからなかったことを
今夜神に感謝しよう


クリスマスの季節でもアフリカには雪が降らない
今年彼等が得る最高の贈り物 それは命
そこは不毛の地
雨は降らず 川は干上がる
彼等はクリスマスの季節だということを知っているのだろうか?

皆の為に乾杯しよう
燃える太陽の下にいる彼等の為にも乾杯
彼等は知っているのだろうか?
クリスマスの季節だということを

世界中に食料を差し伸べよう
またクリスマスがやってくることを彼等に伝えるために

(訳:本家のレコード盤の和訳は不明だったので適当に借りたX’mas SongのCDから)

…歌詞に下線を引いた箇所を読んでほしい。
多分、この曲の歌詞を知っている人ならば、U2のボノの歌うパートに心が引っかかった人も多いはずだ。
「WELL TONIGHT THANK GOD IT’S THEM INSTEAD OF YOU」
「そんな運命が自分の身に降りかからなかったことを今夜神に感謝しよう」
…の部分を彼がソロ・パートで歌っている。

「それが(犠牲者が)君ではなくて、彼等だったことを今夜神に感謝しよう」と言う歌詞は、ゲルドフが考えたらしいが、ミッジは反対したそうだ。それはそうだ、今回初めて歌詞全部知ったが、このフレーズにはびっくりした…。

ゲルドフは、うわべだけでなく、本音を伝えたいと主張したそうだ。(ウィキペディア参照)

ゲルドフの話では、ボノは、このソロ・パートを最初は嫌がったそうだ。それはそうだろう(笑)。

しかし、もう他のパートは歌う人は決まっている、ここしかない!と説得した。そして、このフレーズは「怒り」を込めていると言うことを…。ボノはゲルドフの怒りを見事に表現してくれたと言う。

私はやっとこの話を知って、「Do They~」は直訳すれば「彼等はクリスマスの季節だということを知っているのだろうか?」なのかも知れないが、この歌が白人が上から目線で「クリスマスを知らない可哀そうな人達」と歌っているのではないのだと分かった。

私の文章でニュアンスが伝わるかどうか?分からないが…長年ずっと、思っていた偽善的な歌と言う見方が間違っていたコトにやっと気づけた。

現実には、有名なミュージシャンのように豊かな暮らしはしていない、自分達の生活に追われて、他の国の事までかまっていられない、と言う意見もあるだろう。

マザー・テレサは、ボランティアの精神について、こう語る。
「目の不自由な人がそばにいれば、自分が読んでいる新聞を声に出して読んであげるだけで良い。それも自分が読みたい時間にで充分。いいえ、何もしなくても、そこに何かで苦しんでいる人がいることを知っているだけでいいのです。」

自分が出来ること、それが世間的に大きなコトか小さなコトか?は問題ではない。
私がゲルドフとこの曲について調べていくうちに、思ったことは、私に今出来ること、この曲について、ブログを書くことだった。

最後に、このPVと、85年ロンドン公演のVerの動画を貼り付けておく。
因みに、ライブVerには、マイクは回されていないが、ライブエイドのコンサートに参加したQUEENのフレディの姿が中央付近にはっきりと映っている。(かなり後半になると意識して観れば気づくと思う…)

それでは、長いブログを最後まで読んでくださったあなた、ありがとう!!