おもちゃ屋の前で奇声を上げて親を脅迫する幼児がいる。
こういう子供に対して、親は絶対に屈してはならない。
そんなことをすれば、その子供は毎回そうやって自分の我が儘を通そうとする。

社民党、国民新党は、そういう問題児と同じだ。
少数両党に、自分たちの力で何かを実現する力はない。
民主党に自分たちの言うことを聞かせることによってだけ、自分たちの欲求を実現できる。
この構図は、幼児と親の関係と完全に一致する。

ここ数ヵ月間の連立内閣を見る限り、民主党という親は、連立を離脱するという奇声を発して脅すこの問題児たちに、完全に舐められ、子育てに失敗している。
子供の言いなりな母親=鳩山首相と、子育てに無関心な父親=小沢民主党幹事長という構図も、まるで世の中のステレオタイプ的問題家庭のようだ。

このまま、この問題児達は我が儘放題を続けるだろう。
そして親がその我が儘にこたえられなくなったとき、大きな破綻が訪れる
破綻がどのようなものになるかはわからない。
身内での殺し合いや、親を困らせるために重大犯罪を犯すというケースもある。

案外、その破綻は目の前に迫っているのかもしれない。
普天間の問題は、相手としてのアメリカがある以上、親である民主党だけでどうにかなる問題ではないからだ。
そのときは、国民・沖縄県民が大きな代償を払わされることになるかもしれない。

幼児には幼児的万能感 というものがある。

英国の児童精神分析学者のマーラーによると、2歳未満の幼児は自己中心の万能的な世界に浸っている。快の世界が自分の世界であり、不快の世界は自分 の世界の外に押しやる。これは最も基本的な意味で規範がない状態である。自分の快楽原則が規範であり、自分の欲求に忠実に行動する。幼児的万能感の中では 不快なるものを受け入れる必要はない。


 この幼児的万能感は通常3歳前後のエディプス期までに崩れ、他者を受け入れるようになる。母親ではない、客観的な他者が現われ、融合した母子関係 に楔を打つ。一心同体ではないが異なる他者を自分の心的テリトリーの内部に取り込むことにより、心の中に客観的な対象が現われる。自分の欲求を抑え、我慢 して、自分とは異なる他者との関係を維持していこうとする心のメカニズムが規範感覚と結びつく。


50、70を過ぎて、未だ幼児的万能感を持ち続ける、福島瑞穂@社民党と、亀井静香@国民新党が、正しい他者との関係を持てるよう、民主党はこの連中をしっかり躾けるべきだ。