リハビリが17時からなので夕方あわててリハビリ着に着替え、雨の中、恐る恐る足を運んで傘と杖の二刀流で病院へ。
エレベーターで7階へ着くと、でかい声で俺様先生の声が(笑)
その瞬間、診察券を受付機に通すのを忘れた!と思い出し、再度1階へ降りて戻りました。
ゴロゴロしていたせいで、頭もボケ状態です(^^;;
7階へ着くとちょうど時間。
なのに、俺様先生ったら、まだ前の患者さんと一緒にいるじゃないですか!
私の時間だぞ~!リハビリ安くないんだぞ~と、心の中はメラメラ怒りが!
おまけに、エレベーター前で座って待っている私に見向きもせず、おじいちゃんを送りにエレベーターに乗って行くし~(怒)
目を合わせてくれるとか、手を上げてくれたら遅れても気持ち良く待てるのに、そこが俺様性格。わざと見ないんだな、こいつぅ~!
ま、そんな気の利いたことする人なら「俺様先生」なんていう名前は付けなかったはずでございます(笑)
わかっているから頭に来てても取り敢えず戻った時の表情を想像して怒りを抑えるしかないわけで…
エレベーターは3階で止まった!さて、おじいちゃんを置いた後は走ってくるか?
お?
階段の扉のノブが動いた!
俺様先生見えた!
「3階から?」
「ダッシュ!」
走り去りながらのその返答で怒りを忘れることに。
ちなみに、3階は障害者の病棟です。
結構時間減っちゃったな~(泣)
☆リハビリ
PT
上着とカバンを入れるかごを持ち、
「お待たせしました~」
と、お決まりの言葉でお迎え。
「てめぇ、何分遅れたと思ってるんだ?えっ?おいっ?」
と言いたい気持ちをこらえて緑のシートへ。
こっちは足を引きずっているのに、なんかニコニコしていて不気味。
久しぶりにOT主任の坊主先生がやってきて茶化していきます。調子に乗って歩きすぎて~と説明。体が固まっちゃって腕もダメ~
こんな私を放置して、明日から俺様先生は連休なんですよ~とチクる私。
最終時間だとこんなやりとりで楽しむ事もあるのですね。ホホホ。
ようやく横になり、俺様先生の手が足にかかるやいなや、
「あ、ゴメン!湿布はがすの忘れて来ちゃった」
「あ、良かった~、シップしといてって言おうと思ってたんだ、これって以心伝心だね」
「ぷ…」
シップをはがしてくれました。
全く憎めない人です(笑)
「あ、熱持ってる、やっぱりそうだ!」
「ん?」
「昨日わからないのが悔しくてさ、帰ってからすぐ調べたんだ。筋肉痛じゃなくて、使い過ぎて炎症起こしているの」
ほ~、俺様先生が調べてくれたんだ~。確かに状態を細かくメモしてたのはしっかりこの目で見たけど、まさかだわ~。
アイスノンとかで冷やして、足を高く上げて、患部を圧迫しておくように言われました。
湯たんぽで寝てるんだけど…ダメだって!でも寒いの嫌だから左足だけ出して寝よう。
「連休でちょうど良かったかも」
「なんでよ~」
「いや、マジ、入院中でなくて良かった」
ん~、その真意は?
足はそこそこに、肩を診てくれました。
「うわ、肩、久々だ~」
楽しそうに人の肩で遊んでるし~。
「それにしても今日はすいてますね、貸し切り!」
「みんなうまくやってるよな」
「終われば帰っちゃえるの?」
「まあね、今日は送別会だし」
「あ、そうか(その話は癒し先生から聞いていた)どこまでいくの?」
「町田だよ、遠い」
「ここの宴会は遠くばかりだね~」
「同期がやめちゃうんだ、さみしいよ」
お、俺様先生らしくない、シュンとした言葉。
「さっきソコにいたやつ」
「横向けなくて見てなかった…」
「二年で辞めちゃうなんてさ…」
「俺様先生は辞めないで!」
「俺はやめないよ」
そんな会話で時間ちょい前に終わり。
あれ?始まりがあんなに遅かったのに終わりも早いの?ひど~い!
身じたく整えて歩き出すと、
「あ、あいつ!同期」
指差すほうを見ると、何度も見たことある先生でした。顔色あまり良くなくて、笑顔も見た事無いな。果たしてこの仕事をやめるのか、病院をうつるのか…ま、そこまでは追求いたしませんでした。
出口で、
「せんせ、最後の日はアドレス教えてよ~」
「わかりましたよ~」
で、さようなら。
「あ、傘忘れてる!」
と、超ナイスな俺様先生のおかげで忘れ物しないで済みました。この子の観察力にはホント見上げるものがあるわ。
きっとその後、速攻で着替えて送別会へ向かったのであろう…
さて、明日もお散歩禁止、安静令だ~!