12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1467
ナイス数:106

墨染の鎧〈下〉墨染の鎧〈下〉感想
★3.9 2009年8月30日発行。下巻は武田信玄が病に倒れた翌年の1574年から1600年関ヶ原の戦いで西軍が破れ、石田光成、恵瓊が京都六条河原で斬首されるまで。上巻を読んでからかなり時間が経ったが、下巻はあまりにも時の経過が早く進む。確かに、戦国時代の26年を恵瓊を中心に1冊に纏めるとやむを得ないか。それより、上巻から恵瓊は、安芸武田家の最後の当主信重の子だったのが、最後の最後に突然安芸武田家の家臣の子ということに。それにしても、著者が過去の資料を読み解き、ここまで小説にする独創力には脱帽ですね。
読了日:12月30日 著者:火坂 雅志

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)感想
★3.8 2017年1月15日発行。STEMがサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティックスの略で、アメリカがこのSTEM教育に力を入れており、日本ものんびりと構えていられないと。確かに日本はPISAの成績は上位だが、私立大学の受験が諸悪の根源と。受験料を稼ぐために、受験科目から数学と理科を外した結果、理数系に弱い大人が社会に送りこまれることに。ただ、これからはSTEMだけでは十分でなく、アートやSF小説も重要と。終章の「ゲームで遊ばないような奴に明日はない」もなかなか説得力がありますね。
読了日:12月30日 著者:成毛 眞

テレビじゃ言えない (小学館新書)テレビじゃ言えない (小学館新書)感想
★2.8 2017年2月6日発行。著者の「新しい道徳」はなかなか良い本だったが、この本はまさにタイトル通り。テレビじゃ言えないことを、いつもの毒舌で今の社会を痛烈に批判。批判だけなら、なかなか的を射ているのだが、書かれた内容は、品のある内容とは言えないですね。やっぱりタケシはタケシだったなぁと残念。内容が週刊誌に書かれるような内容だなぁと思っていたら、「週刊ポスト」の著者の連載の中から反響の大きかったエピソードを抜粋し、加筆して纏めたものだったんですね。この著者ももう70歳になったんですね。
読了日:12月28日 著者:ビートたけし

サイコパス (文春新書)サイコパス (文春新書)感想
★2.2 かなり評判になっていたので、どんな本かと思ったが、少し期待はずれだったかな。最初と後半は読み易かったが、真ん中は少し専門的な所もあり、思ったほど面白くなかったかな。100人に1人と言われるサイコパスにもいろんな種類があり、また男性と女性のサイコパスの違いがあったとは。これを読んでいると、サイコパスと言っても皆が犯罪者というわけではなく、プレゼン能力だけが異常に高いとかいろんな特徴が。CEOにはサイコパスが多いというのもわかるような。スティーブ・ジョブズもサイコパスではないかというのも肯けますね。
読了日:12月26日 著者:中野 信子

忘れられた巨人忘れられた巨人感想
★1.5 2015年4月20日 うーんノーベル文学賞を取った著者の最新の小説。2015年3月、英米で発売されるや、イシグロのファンタジージャンルへの挑戦ということで、大きな話題となり、ベストセラーになったとのこと。日本人にはなかなか受け入れられないのではないだろうか?そもそも6世紀7世紀のアーサー王が姿を消した後のブリテン島が舞台と言われても、ピンと来ない。そもそもサクソン人、ブリトン人と言われてもなぁ。最初は歳を取った認知症夫婦の話かと思ったが、雌竜の魔術だったとは。それに結末もどう読んだらよいのか?

読了日:12月24日 著者:カズオ イシグロ

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